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おすすめギャグ漫画「王様はロバ」

ギャグ漫画と言えばギャグ漫画日和が伝説だろう。
すごいよマサルさんも語られるが、世代を超えるまでには至っていないように思える。
さて、個人的にギャグ漫画お前がナンバーワンだ!という作品がある。
それが、王様はロバである。

本作は週刊少年ジャンプで連載されていた。
芸風はギャグ漫画日和とも似ている。
両作に共通するのは着眼点。
語尾や一発ギャグなどではなく、また視覚的な笑いでもなく、立場や状況の発想が肝。
だから新鮮さが命で短命なギャグ漫画において、この両作は再読に耐えられる強度と寿命を持つ。

例えば、人類で最初に裸が恥ずかしいと思った奴って凄くね?
いじめっ子といじめられっ子の立場が逆転したらどうなる?
コンビニのおにぎりって可愛い女の子が素手で握って私が握りましたという写真付きならもっと売れんじゃね?
——などなど。

割と男の性欲に伴う恋愛ネタがあるので女性が不愉快に思う箇所もあるかもしれないが、絵柄が淡白で萌え絵じゃないので抵抗なく読めると思う。
男の落語家が女を演じるのを見てるような感覚。

とりあえず1巻だけで良いから読んで欲しい。
当時は地味に話題にもなり知ってる人は知ってたが、中々往年の名作的に語られる事が無いのでファンとしては悲しい。
だから、とりあえず1巻だけでも読んでみて欲しい。

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