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アニメはその性質上とても自由だからタイアップ曲も自由になる
アニメやゲームは、その性質上ジャンルが幅広く自由だからね。基本的にやってはならない事が無い。だから自然と採用される音楽の幅も広がり、流行や主流亜流はあれど幅は広く自由だ。
ただ、アニメやゲームで素晴らしいのはタイアップではなくBGM、劇版だと思う。
確かにタイアップ曲の方が売れるし有名だが、実は同じ作品のBGM、劇版を担当した作家の方が長く活躍している。
アニメタイアップ歌手とアニメ音楽BGMの作曲家の人気寿命について比較すると、両者は異なる要因によって影響を受けるため、いくつかの重要なポイントがあります。
## アニメタイアップ歌手の人気寿命
メディアミックス戦略: アニメタイアップ歌手は、アニメの放送と同時にプロモーションが行われるため、短期間での人気を得やすいです。特に、アニメのオープニングやエンディングテーマとして起用されることで、視聴者に強く印象づけられます。
ファンの移り変わり: アニメファンの「プライムタイム」は通常2〜3年とされ、新しいアニメやキャラクターが登場することで、古い作品やアーティストの人気が薄れることがあります。これにより、タイアップ歌手の人気も短命になりがちです。
持続的な活動の必要性: アニメタイアップ歌手は、継続的に新しい楽曲をリリースし、ファンとの関係を維持する必要があります。成功した場合でも、次のヒットを生むことが求められます。
## アニメ音楽BGMの作曲家の人気寿命
長期的な影響力: アニメ音楽BGMの作曲家は、特定の作品において長期間にわたり評価されることが多いです。例えば、菊池俊輔のような作曲家は、数十年にわたり多くの人気アニメの音楽を手掛け、その影響力は世代を超えて続いています。
作品の再放送やリメイク: アニメが再放送されたり、リメイクされたりすることで、過去の作品の音楽も再評価されることがあります。これにより、作曲家の名声が持続することがあります。
多様なメディアでの活躍: 作曲家はアニメだけでなく、映画やテレビドラマなど他のメディアでも活動することが多く、これが彼らの人気寿命を延ばす要因となります。
## 結論
アニメタイアップ歌手は、短期間での人気を得ることができる一方で、ファンの移り変わりや新しいアーティストの登場によって人気が薄れることが多いです。対照的に、アニメ音楽BGMの作曲家は、長期的な影響力を持ち、作品の再評価や他メディアでの活動によって人気が持続する傾向があります。このため、両者の人気寿命は大きく異なると言えるでしょう。
例えば自分が崇拝している菅野よう子のタイアップ作品はこんな感じになる。
彼女は世界中の古今東西の音楽をいいとこ取りする作家だから作風に幅があるので有名だが、アニメOPだけでこれだけの幅がある。
例えば、他にも激版の重鎮である田中公平なんてこんな感じだ。
彼はブラスに特徴があるが、その上でこういう幅を持っている。
特に器楽は歌と違い言葉や人種や世代に縛られずに楽しめる。それらをこなす職人だからこそ、タイアップ曲も益々自由になる。