ぼっち在宅介護 人というのは…つまらなくて面白い仕方のないヤツらだなぁと思った話
書きたいことがいっぱいあって、ここ最近でいくと、介護探偵シリーズが2、3テーマがあるのだけれど…
書いてはなおし、書いてはなおし…
全然前に進まないのに、文字数が増える一方で、、、
要は、頭の中でクリアにまとまっていないんだろうなぁ…と思いまして、一回筆を置いてみることにしました。
別件。
数日前に、少し人とのやり取りの中で凹むことがありまして…その日は、一日中モヤモヤしながら凹みをさらに深く掘ってクタクタになっていった気がします。
ざっくり申しますと、クタクタの原因は人づきあいでございます。
田舎にいますと…高齢者の方と接する機会が非常に多いです。
で、高齢者の方々でも後期高齢者の方もいるし、お若い方もいます。
そして、それぞれいろんな感性をお持ちです。
で、この集落とは別に、親しくしている70代のイトコや友人に話を聞いていると、
「こんなに小難しい人間じゃなかったのに…最近、本当に小さなことにも腹が立ってしまうの。主人のいちいちが気に入らない時もあって悲しい。」と言われることがしばしば。
ご本人が一番よくわかっていらして、
時として、陽キャラの強い日、陰キャラが強い日があり、電話ができない日もあったり…
(ま、こんなことは、50代でも40代でもあるけど…)
で、今回は、後期高齢者に手が届くか届かないかくらいかの別の方のお話で。
ご近所に空き家がありまして。
でも、定期的に相続されたご夫婦が管理にこられているので心配のない空き家になります。
以前は、そのご夫婦が頻繁に管理にこられていました。が、最近は、別のご親族さんが来られていて、お宅の横の畑で作物を作りながら管理をされています。
相続されたご夫婦もご親族さんも後期高齢者(75歳以上)くらいの方々で、少し離れた町から来られる様子です。体調が悪かったり、悪天候が続くと、しばらく来られないこともあります。
暑さとかが続きますと雑草があっというまに茂り、ここ数年で小動物がやって来やすいスポットになってしまいました。
身を潜める場所があり、作物があり、人がたまにしかいない、とっておきの場所です。
そうなりますと、周りの民家の方々の畑にも影響があったりで、、、ちょっと心配になります。
あと、集落の皆で掃除する水路にも面しておりまして、そちらの草刈りなどは、畑の二の次ですから、まったく手が入らない事もありました。(集落に属されたことがないのでご存知ないのかもしれません…)
で。
強いていえば…近隣の中でいうとウチが一番直線距離が近い?くらいの感じでして。
だからか、周辺の方々はこの空き家のご家族さんに挨拶はしても声をかけません。
で、連絡先を聞いても皆さんご存知ないし。
(田舎あるあるですが、よそから来た方に声をかけたがらない風潮があります。)
で、しばらく見ない持ち主さんご夫婦の体調も心配だし、、、今後の管理も心配だし、、、
で、半年以上前に、
畑に来られていたご親族さんに、私から声をかけさせていただきました。
私の連絡先を渡して、
「ご相談したいことがある(草刈りをたまに勝手にしてもいいかどうかとかとかほかにも)をお伝えいただきたい」とお願いしました。
ですが、まったく連絡はこず…
たまにお見かけしたかと思うと、こちらの訪問介護などのタイミングで話ができず…
その後、たまたま集落内で連絡先をご存知な方がわかり、その方からお電話を入れて頂き…
私にご連絡が欲しいことを話していただきました。が、それでも連絡がなかったんです…
(モヤモヤモヤモヤ。意外と気にしいなんで)
と、思っていたら、このお盆にご夫婦で清掃に来られていまして、たまたま外にいたウチの主人に奥様が話しかけてくださっていました。
慌てて外に出てご挨拶に行くと、奥様は変わらず優しくお話してくれるのに対して、ご主人は大変怒ってらっしゃるようでした。
以前は、挨拶したり作物の話をして分けていただいたりしていたので、びっくりしました。
私が声をかけますと…
「話しかけないでくれ、話をする事はない!」的なことで。
お話を聞きますと、ご主人さんに直接相談をしないで、親族さんや集落の他の人など、周りから話をしてきて気分が悪かったというのです。
「この先ずっと話など聞いてやるものか!と思っていた」と…
「え。。。」
ショックでした…
私にしたら、勝手に周りから電話番号を聞き出されて電話がかかる方が気持ち悪いだろうと思ってのこと。
お知り合いやご親族さんから声がけがあった方がご気分を悪くしないかなぁ…とおもっての行動だったのです。が…
ご主人にしたら、まず一番にご主人に声をかけるべきで、顔を見て話すべきこと!だったようなんです。。。
たしかに…そうかもです。
(が…会えなかったんだもんよー)
せっかくの畑が荒れたり、集落の清掃活動の日に間に合わないとかが続きますと…
近い日に来られている方に伝言するのがベストかと、思ってしまっていまして…
その事情をお話してもなかなかヒートアップしたお気持ちは冷めずで…
「そんなんは関係ない、聞く気もない」
なんとなくモヤモヤしながら、言葉のボディブローを受け続け、私は主人と頭を下げていました。
しかも、朝の訪問看護の時間が迫っていて、ハラハラしながらも、この話もいい加減にすると後を引くので退散できませんし…
「お気持ちわからずすみません」
といいながら、気持ちは看護師さんの方へ。
しばらくして、
私らに悪意がない事、人を頼ったのには連絡先がわからなかったからということ、ご親族の方が私の連絡先のメモをご夫婦に渡されていなかったことなどがわかり、ご主人は以前のように話してくださるようになりました。
「もうわかった!私の番号教えてやる!」
と、ハニカミながら教えてくださいました。
最後に、
「わたしは好き嫌いがハッキリしとるから、嫌い!となったら嫌いやからな!」
と言われて💦
まじかぁ…
とっさに、
「〇〇さんが私を嫌いになっても、大丈夫です。私の方が好きでいますので!」🙇♀️
とにかく、私たちは丸腰です🙌
と伝えることばが見つからず、訳のわからない言葉で締めてしまいました💦
で、とりなしてくださった奥様にお礼を言って、慌てて家に戻ると、看護師さんが待ちぼうけ…スマホに自宅に留守電がこんもり。
平謝りして、看護活動に傾れ込みました。
訪看が終わるまで、喉はカラッカラッ
生きた心地がしませんでした。
誰が悪いか?と言えば、、、
誰も悪くないし…
強いて言うならば、、、
誰ってあるような…ないような。
な話ですが、
その方にもいろんなご事情や体調があったようで…
そう、誰も悪意はないんです。
間に入ってくださった方も、伝え方は、私達やご夫婦の理想とは違っていたかもですけど…
何か企んでいて誰かを陥れる気もなかったし。
ただ、変な風に伝わってしまったと言うだけで。
ご夫婦も体調の良くない日もあるし、今も、高齢のお母様の介護もされていて。
空き家は、畑として親族に助けてもらっている以上、やり方に口出ししたくなかった様子…
ちょっと管理が行き届いてないからと、「勝手に草刈りされる覚えはない、ほっといてくれ!」と言うのも、「やってない!」と思われたくないと言う勘違いで。
順を辿って話をすれば、集落の清掃日に困るところだけは、どうぞと言う話。
集落に属してないのに集落に沿わないといけないこととか…
相続してみたが、この後誰も継ぐ気はない家をどうして行こうかとか…
大好きない場所だから大事にしたいけれど、体も気持ちもままならないとか…
いろんなご事情もあるようです。
そう言ういろいろを聞いてしまうと、、、
やっぱり、私のアプローチがまずかったかなぁ…とか
こっちも介護してるし、じっとくるのを待ってるなど無理やったから、策はなかった…とか
あの時、こういった方が良かったかなぁ…とか
一日中モヤモヤが晴れず、気持ちはげっそり😱
あまりに不安になって、一日あけてお電話してみることにしました。ご気分を悪くされたことへのお詫びと今後をどうするか…
お電話してみると…とても紳士に理路整然とお話してくださいまして、
「私はあの日に初めて相談されたと思っている、あの日がスタートだから」
と言われました。
お互いに、モヤモヤしたものはあったし、あるし、残ったかもだけど、もうそれはそれでもう終わり。
「あの日に、私とはじめて顔をあわせて話をして「わかったよ」と言う話でいいじゃないか。」と言うことでした。
「今後は身内で相談してから。」
「私はお電話待ってるだけでいいですか?」
「そうやね。なんかあったら連絡します。」
と電話が終わりました。
ちょっと、ほっとしました。
いらんことしたかなぁ…と。
連絡のない半年以上ずっとずっとモヤモヤしていたから。。。
会いたいのにお会いできないとか…
人伝ての難しさも痛感…
会って話して、お互い悪気がなくて、行き違いに気づいても、気持ちを抑えられない時があったり…
自分の常識
自分の性格
年齢的なこと
心身共にいろいろなコンディションとか
物理的に負担を感じていること
多要素で自分が追い込まれていて、周りが見えない時とか
この先の不安とか
いろ〜んなことを考えましたわ。
仲良しのイトコが言うように、年齢的にな事かもしれませんけれど…
私にもおなじようなところあるし、、、
年齢とも違うような…
ただ…
大元の問題をほっとくのも、一つの案ではあったかもだけど…
あのご夫婦やご一家が空き家の管理を続けるならば…
近くに住む人とはわだかまりがない方がいいに決まってますし、こちら側もそうだし。
皆が悪い気分でない方がいいとは思うので。
これはこれで、よかったのかなぁと思う事にします。
昔、『意地悪ばあさん』と言う漫画があったけれど…
主人がいいました。
「みんな歳とると、意地悪ばあさんみたいになるのかなぁ…」と。本当に意地悪なんではなくて。何というか、気に食わないことが増えてしまうと言う感じを言ってるんだと思います。
相手にも、社会にも、物理的環境にも、自分にも。自分の体や心が、思うようにならない気持ちが歯痒くて…『意地悪ばあさん』は、意地悪したり、嫌味を言ったり、何かにぶつけずにはおれなかったのかもしれないなと。
距離があったら、お茶目だの、元気だの、滑稽だのですむ話ですが、直に戦うとやっぱりしんどいことですもんね。
私を含め、
人というのは…
つまらなくて、面白い、仕方のないヤツらだなぁと思った話でした。
お互いさまですね。