ぼっち在宅介護 じゃないざくろしごと
こんにちは。なんだか駆け足秋に追い立てられる毎日です。
畑や果樹も気になりますが、全く畑にはいけてませんで。目下、高齢者の部屋の冬支度にも追われています。
が、身近にある譲れない実のなるものは放置もできず…(遠くて諦めるモノもありますけれど…)その一番は、庭の柘榴(ざくろ)です。
今ではあまり見かけなくなりましたが、40年ほど前は、庭に植えるのが流行ったらしく。
新築祝いにもらったように母が話していました。
15年くらい前から、グー👊みたいな奇怪な形の実がつくことに気づいた私は、母に聞いてみました。
「なんの木?食べれるの?」
母は、
「食べれるけど、大変。面倒くさい。ほしくもないのに新築祝いに誰かからもらって植えたら、こんなになって。。。ややこしいわ!」
的な言い方をして、ひどい評価をしていました。
その当時、柘榴(ざくろ)を簡易に調べると、
女性疾患に良いということ、実の中のつぶつぶを食べたり料理に使うということ、つぶつぶの中には全部に種がありその種は取り除く…的なことが書いてありました。
母が嫌がりそうなちまちました手仕事がありそうでした😅
韓国にはざくろ酢があって人気があるとのこと、イランから入ってくる赤いざくろと日本の庭にあるざくろはちょっと種類が違うらしく、日本のは実が真っ赤にまでならないといいます。日本在来種は希少との表記だったと思います。
貧血で女性疾患があった私は、希少と聞いてしまうといてもたってもいられず…
純国産、無農薬ざくろ酢が作れる!と、わからないなりに収穫をし、フルーツ酢としてつけることにしました。かれこれ10年くらいになりますか。。。
柘榴は、名前に石がついているのは、殻の固さからきてるのではないか?と思うくらい、ちょっと割るのが大変です。
熟してくると破裂してくれるのですが、それまで待つと、一斉に甘い汁にアリンコやらが寄ってきまして(ウチの場合)、ほかの実にも集りはじめるので、はやめにとっとと収穫して、中のつぶつぶを出すのがいいです。
収穫して、時間が経つとまた、皮がシワってきてさらに剥きにくくなるので、あまり日をおかないうちにつぶつぶの救出をするのがいいのですが…
意外とポロポロとれんのです。中に種がありますから、つぶつぶの先がこの白いワタみたいなところに繋がっていて…しかも意外とぎっしり…かなりしんどいのです…
が、とりましたら…
こんな美しい様を見せてくれます。
あの怪獣みたいな実からは想像し難い美しさ。
イタリアではこれでピンク色のお酒を作るそうです。昔、友人が作ってくれました。
夜な夜な夜な夜な
ざくろしごとしましたですよ。
昨夜も夜中の2時越えました…
秋は忙しいなぁ…
冷凍庫に入れておいた柘榴のつぶつぶを、今朝すぐにフルーツ酢に漬けました。
今年は、変な気候だから、
第一破裂と共に数個落下したため、早めの収穫をしました。
昨年に比べ赤みは抑えめです。
でも、ギリギリを攻めなかったので、虫一匹いませんで、とても綺麗な収穫になりました。
収穫したものの…
夏の終わり、涼しくなってから花がつき、今開花中…これから実になるそうです。
虫も急に朝晩冷えるようになり、甘い汁に寄る暇がなかったのかなぁ…とか思います。
この赤くならないざくろの木はあまり見なくなりました。是非是非、これからも大切にいただきたいです。
母は…細々したことが嫌いなわけではないけれど、やった分だけ評価を受けたい人なので、一緒に作業をしてもらえたり、一緒に「美味しいねぇ」と分かち合えないと、全て楽しくない、意味のないことと烙印を押すところがあります。
私が1人で文句を言いながらもやってると、
「あんた気ぃ長いなぁ!手伝ったろか?」
とちょっかいを出してきていました。
固い殻は、手を貸さないと割れないし、つぶつぶは離れないし…母が「面倒くさい」というのも仕方なかったかなぁと、今はわかります。
そうそう、母は、1人で何かするのが苦手な人でした。さらっとしているようでかまって欲しいタイプなんです。
でも、父や私は構われたくないタイプ…😅
自分でやりたいことを見つけて、マイペースにやっていきたいタイプなんです。
ざくろしごとは、手指の力がいります。
高齢者には厳しいでしょう。
いつまでもできないんだったら、できるうちにたんまりとゴチになろうと思います。
10日したら出来上がり。楽しみです。