見出し画像

お香の歴史と新しい香り

お盆も今日で最終日、初盆の法事の日。
夕刻には、近くの池で仏様があの世へ帰るのを見送る風習が、この集落にはあるそうで、初参加します。


いわゆる仏様のオヤジを私が祀るのは一周忌までで。なぜなら、そこからは本格的に母や母が一緒にいる家族が仏壇を作って守ってくれるそうなんで。

近い親戚は、「塗りのお位牌だけでも作っては?」と言いましたが…(たぶん、私の働きを思っての言葉だと思います。)
塗りのお位牌のおさまる場所は、お仏壇の中。
サイズもテイストも仏壇を買う人が選ぶのが1番ですし。

以前にもnoteしましたが、私は、祀り方にいい意味でこだわりを持たずに、気持ちの作れる日常にある祀り方をしたいと思っているので。(ある意味そこがこだわり)
私が気持ちを込めれる物をオヤジと会える場所としたいと思っているので…
今は全く興味がありません。
(以前のnoteはこちら👇)


で。
今日は、父をお見送りする日ですが…

いずれ、義父がくるとなると…
義母を祀る場所なりがあるといいのかなぁと思っています。

で、父の香合みたいな祀る目印、線香を立てる場所的なものを義母の分もみつけたいなぁと、前々から思っていたのですが…
いよいよ早く見つけておかないと…と思いました。


で、いろいろ検索をしていたらば…
オススメにお線香がいろいろあがってきました。

その中に、コーヒー☕️のお線香が出てきてびっくり😳

夫と…
甘い匂いなのだろうか?
他にもいろいろまざってる匂いなのだろうか?
と言う話になりました。

義母はコーヒーが好きでした。

夫に、亡くなる前に、
「時々はコーヒーを供えてね」と言っていたらしいですが…
仏壇らしきものがないので…
なかなかコーヒーをお供えするタイミングがなく…要はサボっていたわけです😅


で、義父がくれば…
手をあわせたり、お経を読むことがあるかもしれません。コーヒーもお供えしやすくなるかもです。
また、コーヒーの香りのお線香もお手軽でいいかもしれないなぁとなりました。


ブラック派だった義母。
お線香も甘い香りはないほうがいいなぁ…
となりまして…
その商品を検索してみることにしました。 


販売元は兵庫県になってました。
兵庫県はお線香が有名なんかしら?と調べると…

なんと!淡路島が日本のお線香の発祥の地というではありませんか。

〈595年、淡路島に沈水香木が流れ着き、島人が知らずに薪にいれたらば、すごく良い香りがしたので朝廷に献上した〉と、『日本書紀』に書いてあったそうです。

なんでも、538年に仏教が伝来し、その時、「香」の文化も伝わってきたそうです。
(この辺りは、聖徳太子が第一線の時代だったそうです。あまり歴史は得意でないので…😅この辺りで)


でもでも、淡路島は本場なんだ!
日本のお線香出荷量が7割とか!
お線香の街があるそうです。



そっかぁ…ならば、淡路島のお線香はしっかりとしたお品であろう!
コーヒー線香がどんな香りか質問してみよう!

質問したところ、、、
「そうです、コーヒーの香りです」
とシンプルに返事がありました😅職人さん!

何度かやりとりをして…
コーヒー豆をすり鉢ですりつぶして、お線香にしているそうで、香りの元はそれ以外入ってないようでした。甘い香りはない様子。

ではでは、お一つお試し頼んでみましょう!
となりました。


さて、どんなお線香が来るのでしょうか?☺️



で、義母の祀る場所、目印は…
いろいろ悩みまして…
干支にちなんだものを…と探しましたが。
龍はなかなか勇ましく強面…
小さく丸い義母の印象からはとても遠い…

ないなぁ…なんかないかなぁ…
と、探し続けまして。

結果、
スコットランド製のベイビードラゴンのフィギュアと『宝珠』をモチーフにした香合にしました。


イギリスやスコットランドには、表情の豊かなドラゴンものやフィギュアがあるみたいで、ベイビードラゴンは可愛かった!
(ハリーポッターとかの関係でしょうね。)


義母は、身体が不自由になったからか、その前からか…
私が出会った頃、よくテレビで海外バラエティを見ていました。


『世界ウルルン滞在記』


『世界の村で発見!こんな所に日本人』



スコットランドのベイビーフィギュアに乗って、いろんな街を旅してる気分になってくれたら…と思います。


あと、香合。練香なんかを入れて置く茶道具です。モチーフの『宝珠』というのは、縁起物の龍がよく持っている珠のことだそうで。
仏教の言葉らしく、
お願いごとが聞き入れられるというふしぎな宝のたまという意味があるそうです。


できれば…
『家内安全』
で、それを全世界に広げていただけますと…
自然と世界平和みたいな…
は、欲張りでしょうか???

独り身でも、2人でも、何人でも、どこにいたって。今いる所が、家。
そういうことと思えば…
そこが安全ならば、サイズや場所はさておき、気持ちは幸せに違いない。


さて…お線香やお香の話にもどります。

『宝珠』の香合に、練香を入れておくのもいいですが…
灰を入れて、炭を焚いて、お香立てとして使えたりしないかなぁ…とも思っています。


手元に届いてから、
こうかな?あーかな?
と考えてみようと思います。
こういう時間も、きっと、「香」を楽しむ時間であり、仏様と会話する時間でもあるのかなぁ。


コーヒー線香とフィギュアと香合

届くのが楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?