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大人の宿題を一つ終える

オヤジの知人さんにお手紙を書きました。
オヤジの死去を知らせる手紙です。

半年もかかりました。
はぁ、しんどかったー。

今日は、愚痴、ぼやきメールです。
しんどい方、スルーお願いします。


結局、書いた手紙はA4の和紙に一枚。
インクジェットプリンターで内容は出力し、
名前を自筆にしました。



お送りした方は…
顔も知りませんし、どういうお付き合いがあった方かもしりません。
オヤジ自身からお名前を聞いたこともない方でした。

大相撲がお好きな方だったようで、毎年番付とカレンダーをオヤジ宛に送ってくださっていました。

介護がはじまり、オヤジが全く相撲に興味がなくなり…
(力士の顔と名前がわからなくなった模様)
いつか、この相撲便りもお断りしなければ…と思ってはいました。


人が亡くなる時、自身の死を考え、どれだけ準備ができているでしょうか。
しかも、今日か?明日か?となったら、それはいつで、誰と何を話さないと!とかなんてわからないし。

結局、ウチのオヤジは何も準備しないでいきましたけど。逆に、中途半端ないい格好をする人でもなかったので、オヤジの対外的な人との交流を私に義務付けたりはしなかったように思います。


で、です。
オヤジ亡くなりまして…

はい、この方、会社の名前と住所しかわかりませんでした。
親しくしてくださってるオヤジの元部下さんに相談しますと…
ご連絡を取ってくださりました。

が、ご本人様は、高齢で体調を崩して療養入院中とのことで、会社を継いだお子さんと連絡がつき、私から手紙を書くようにとの話になったということでした。


私が手紙⁉️
うーむ🤔

顔も名も知らぬ、オヤジとの繋がり関係もわからぬ、高齢の体調不良の方に訃報の挨拶の手紙。。。

なかなか書けませんでした。

ま、オヤジの葬儀や家族や相続、
自分の周りのこととかもあって、
こちら都合と言えば、こちら都合ですけれど。


私のいないところで決められた手紙を書く宿題。しかも、このキャストで顔がわかるのは、オヤジの元部下さんだけ…


来年に持ち越したくない思いから、やっと書きはじめてみたものの。

うまく書けないので、元部下さんに相談すると…

〈定型文を使って、あなたの言葉で書けばいい〉

と言われましたが、そのあとに、

季節の言葉をいれて、
拝啓からはじめて、
手書きで、
とかとか…


。。。。


え?
なんか、指示が増えた?😳

顔が見えない相手に言葉につまって困ってるのに…さらに難解になってしまった…💧



ネットで検索して🔍…

病床の方に訃報をお知らせする定型文は見つからないし。

訃報のお知らせには、季節の言葉は入れないとか。

病床の方には、不必要に励ますことばも落胆させる言葉もだめだとか。


ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ〜あ〜あ〜あ〜🌋
😡


とりあえず、薄っぺら〜い言葉を尽くして、アドバイスに近づけるように書いてみました✒️

で、一応、
元部下さんに、添削をお願いしてみました。


すると…

👉この辺にこれまでのことにお礼を
👉この辺にお知らせが遅れたことにお詫びを
👉スペースが足りなければ、介護の生活のことを削る
👉署名は、自筆で!


などが返ってきまして、、、
どよよーん…😭

なんなん?

私の言葉で書ける部分は、介護した終末期だけだよ…

それに、これまでにお礼?
手紙を書くのが遅れたことをお詫び?

(もちろん、私なりにお礼とお詫びは書いてます。が、言葉が足りない?父の最後の様子よりもっと書いた方が…ということのようで…)



???🧐

私がお礼とお詫びをしなければならないことも、
そもそも手紙を書かないといけなくなったことも…

なんか納得がいかなくなってきまして…
なんかおかしくない?
そんなこと、オヤジ求めるかな?とか思って。

夫にも相談をすると…

「ご苦労さん
その通り、完璧にする必要ない
感謝の気持ちがあればいい
お詫びなんていらんぞな」

と返ってきて、ホッとしました。


で、ま、再度、ちょっとアドバイスも聞き入れつつ、無視したりもして😜
加筆減筆して、
名前は自筆して、

さっき、🏣郵便局に出しに行ってきました。

切手をどうするか?局員さんに相談すると…

「普通切手でいきましょう。ご療養中とのことですから。(病床の方に訃報のお知らせは)大変なお手紙でしたね」

と、言ってくださいました。

ありがとうございます😭



今回、学んだことは、

⚫︎あまり、人の間にはいって勝手な約束はとりつけないようにしよう

⚫︎どんなことも、当人たちの気持ちの範囲で出来ることを見守ろう

⚫︎自分に出来ることや理想を、当たり前に押し付けない(気づかないでやっちゃうんだけどな…)

です!


ついつい、現実でも、noteでも、お節介になりがちな私ですけれど…


自分が体差し出して、責任を肩代わりするなら別ですが、

「やらん奴は口だすな!」
っちゅうのがオヤジの精神だから。
シンプルが一番よなー。

って改めて思いました。

夫からも

「そうそう、やりすぎは逆に重くなるし
手紙がくるだけでも十分。それ以上必要ないくらいのこと」
とのことで。


オヤジが何も準備しないで逝ったのは…
もちろん、できなかったのもあるけれど…
自分にできなかったことを家族に課す気持ちは1ミリもなくて、
オヤジらしかっただけかなぁと。


元部下さんには、
感謝しかありませんけれども。
ま、私の上司でも親でもないので、ええ感じにしれっと挨拶しておわろうと思います。


あー疲れた🥱

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