【剣盾S28使用構築】初手ダイマ特殊ホウオウ【最終791位】
こんにちは、 いちせです。伝説2体ルールの構築紹介です。
剣盾から対戦を始めて、初めて最終3桁をとれたので、構築記事を書いてみました。最後まで見ていただけると嬉しいです。
【結果】
最終791位/65勝38敗/最終レート1843(TN:YG)
【概要】
【構築経緯】
前期上位で結果を出していた、「初手ダイマ特殊日食ネクロズマ」の構築記事から着想を得て、同じく物理型が主流でC種族値の高いホウオウに着目した。
物理型だと認識されている特殊アタッカーは、特殊受け(ハピナスやバンギラス等)で止められることが少なく、物理受けを誘って破壊できる点が強い。
それに加えてホウオウはソーラービームを覚え、あくび持ちのポケモン(ラグラージ、カバルドン、トリトドン、ヌオー)に強いため初手ダイマ適正が高いと考え、このポケモンを軸に初手ダイマ構築を組み始めた。
参考にした日食ネクロズマ構築 : http://youpoke44.livedoor.blog/archives/14483250.html
ホウオウにダイマを切るため、相方の伝説はダイマなしで強いザシアンを選択。さらに初手ダイマの裏におくポケモンとして、相手のダイマターンを枯らすのに優れたミミッキュを採用し、この3体を基本選出とした。
ホウオウで初手ダイマする上で、初手のランドロスとカイオーガが重いため、それを少しでも選出画面で抑制できるように、ヒヒダルマとトリトドンを採用した。残り1枠に、相手の選出自由度を下げる目的でメタモンを採用し、構築が完成した。
【個体詳細】
ホウオウ@命の珠
性格 : 控えめ
特性 : 再生力
実数値 :181-※-111(4)-178(252)-174-142(252)
技構成 : だいもんじ/エアスラッシュ/ソーラービーム/でんじは
本構築のエースで、何度も3縦してくれた神ポケ。環境で見かけないことが不思議に思えるほど、強い型だった。
選出率100%で、全ての構築に初手投げした。
ダイマックスすることで、相手のパーティが半壊するまで特殊型だとばれない点が本当に強かった。物理受け(ヌオー、カバルドン、HBサンダー、ウィンディ等)を誘って破壊することができるため、裏にいるザシアンが通りやすくなる点が非常に強かった。
少しでも火力を出すために控えめで採用。
技構成は、この4つで完結している。タイプ一致の特殊技の中で、最も火力の高い「大文字とエアスラッシュ」を採用。また、カバルドンやラグラージに打つためにダイソウゲンは必須だった。Dに厚くないカバルドンをワンパンするため、ギガドレインではなく威力重視のソーラービームを採用した。
また、残り一枠に電磁波を選択した点が、この構築の重要なポイントである。ダイマックスが切れた後に、相手のダイマックスポケモンに麻痺をまいて退場し、裏の身代わり持ちのミミッキュやザシアンに繋ぐ動きが非常に強力だった。また、でんじはとエアスラッシュで相手を行動不能にさせる動きも強かった。
ミミッキュ@チイラの実
性格 : 陽気
特性 : ばけのかわ
実数値 : 132(12)-141(244)-100-※-125-162(252)
Hが4n、みがわり3回でチイラの実が発動する調整。
技構成 : かげうち/じゃれつく/みがわり/のろい
相手のダイマックスポケモンに対する切り返しとして優秀な、身代わり持ちのチイラの実ミミッキュ。最速カイオーガの上から身代わりを張るため、性格は陽気を選択。のろいを採用することで、みがわり持ちのザシアンやジガルデ、耐久ムゲンダイナの起点にならない点も強かった。
ザシアン@朽ちた剣
性格 : ようき
特性 : ふとうのけん
実数値 : 199(252)-150-136(4)-※-135-209(252)
技構成 : きょじゅうざん/でんこうせっか/みがわり/つるぎのまい
HSザシアンは、「マンムーや陽気ランドロスの地震を耐える点、ザシアンミラーに強い点」で、ASザシアンよりも使いやすかった。
さらに、身代わりを採用することにより、ホウオウで巻いた麻痺の試行回数を稼いだり、ミミッキュの呪いダメージを稼いだりと柔軟な動きができて強かった。身代わりを残すことができれば、剣舞をして裏まで貫ける場面も多々あった。
HBサンダー意識で、でんこうせっかをじゃれつくに変えても良かったかもしれない。
残りの3体は、主に「上3体の基本選出で勝ちやすくするための選出誘導枠」として選んだ。シーズン終盤は、どの構築に対しても上の基本選出をしていた。
ヒヒダルマ@気合いの襷
性格 : 陽気
特性 : ごりむちゅう
実数値 : 181(4)-192(252)-75-33-75-161(252)
技構成 : つららおとし/ストーンエッジ/じしん/うっぷんばらし
ホウオウで初手ダイマするにあたって厳しい、ランドロスの初手投げを抑制するために採用した。(が、完全に抑制することはできなかった。)
あまりにも技の通りが良い場合には選出した。
ホウオウに打つためにストーンエッジ、黒バドレックスに打つためにうっぷんばらしを採用。
スカーフを持たせた場合、スカーフ黒バドレックスに上から倒されて機転にされるため、行動保証のある襷を持たせた。
メタモン@こだわりスカーフ
性格 : ー
特性 : かわりもの
実数値 : Hが155(252振り)
技構成 : へんしん
相手の選出自由度を下げるために採用。(例えば、相手がザシアンと黒バドレックスを選出する際に、同時にそれらを受けれるガオガエンの選出をほぼ強要できる等)
中盤は黒バドレックス軸に選出していたが、流行りの襷とスカーフのいずれにも強くないので終盤は選出しなかった。
トリトドン
(選出しないと決めていたので、育成すらしていない。)
ホウオウで初手ダイマする上で、初手カイオーガにダイストリームを打たれないようにするために見せポケとして採用。選出はしていないが、ホウオウに初手ダイストリームを打たれることは一度もなかったので、必要な枠だったと思う。稀に初手スカーフしおふきを打たれた時はきつかった。
【使い方】
基本的に、初手ホウオウ、裏にミミッキュ、ザシアンを選出する。
初手ダイマで荒らした後に、でんじはor晴れ大文字を打って退場→ミミッキュとザシアンで詰めるという展開が多かった。
【有利な構築】
・壁構築にめっぽう強い。レジエレキやオーロンゲが毎回ホウオウに対してリフレクターから入るので、ダイバーンで吹き飛ばした。裏から出てくるポケモンは積み技を打つ隙がないので、簡単に勝てた。
・ザシアン、イベルタル、クッション(ラグラージorカバルドン)のような流行りの構築にも有利だった。
【不利な構築】
・ランドラス、マンムー、ヒヒダルマを初手投げされ、ホウオウに岩技を打たれた場合はかなりきつかった。ただし、交代読みで岩技を打たれない場合もしばしば(体感4割ほど)あったので、終盤はこれらのポケモンと対面しても初手ダイマすると決めていた。
・ポリゴン2やミミッキュで、ホウオウにでんじはを巻かれると厳しかった。
・自己再生持ちの耐久に厚いホウオウの突破手段が少なく、重かった。
【最後に】
最後までご覧いただき、ありがとうございます。安定して勝ちきれる構築ではないかもしれませんが、初めて最終3桁を達成できて嬉しかったので、記事を書いてみました。今回の成績を越えられるように、来シーズンからも頑張りたいと思います。