#7 木花咲耶姫レンジャー物語 〜言霊の神様〜

さくらは、ルアナとひなたを目の前にして

入手した情報を神妙な顔をして話し始めた

「これは、表には出てない話なの

茅部神社の近くの地域には、いろいろと言い伝えがあるの。

それは、書き物で残してはいけなくて、人伝えに伝わっていった話

ここには巫女伝説があるの

代々巫女として育てられる地域があった

そこには、一般の住人は住めれないようになっていたけど、今は時代が変わって、よその方も住むようになった

茅部神社にも言い伝えがあって、ある巫女さんが急に夜、声が聞こえて、12月の寒い時に、夜の山に家族と二人で上がった

それは何かの声に動かされた。どうやって上がっていったのか、それさえ覚えていないが、温かくて冬なのに花が咲いてるような場所と8畳ぐらいの広さの真っ白な砂が敷き詰められてる場所があったと、戻ってきて話をされたと。

その場所は、鳥居を造られた方も招かれた場所。

この急げ、急げの声は、その声なのかな」と話を終えたあと、不安気な顔。

とりあえず、三人で茅部神社に行こうということになる

ひなたが「別荘に泊まってくれていいよ」と笑顔で言う

「そのための別荘だったの?」と、三人で笑う

さくらの不安気な顔も、笑顔に変わり、二人がついてることを心強く感じていた







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