#2 木花咲耶姫レンジャー物語             〜龍神と8つの玉の奉納の旅〜 

この本は、一人のスピリチュアルカウンセラーが、二人の仲間と共に全国を動き、いえ高次元のよって動かされ、その中で成長していく実話を元にした物語です。
不思議な世界をお届けします

🍀北海道 樽前神社の奥宮

いよいよ北海道に向かう。

さくらは、地元の岡山で、玉の奉納をすると思っていたのに、

今、紫色の玉を持って北海道に向かっている

玉の大きさは、6センチほどの大きさ。

眺めていると、いよいよ奉納の第一歩と、胸が高鳴るのと同時に

私一人で、この玉の奉納ができるのだろうか

見知らぬ土地で、それも山を登るなんてと、不安も感じる

主人は「心配ないから来なくていい」と言ったけど、一応、緊急手術。

何もなければいいけどと、いろんな思いが、心の中で駆け巡り、

心が休むことなく、病院に到着する

主人は、無事手術を終えて、翌日には様子を見て、退院することとなる

思ったより、顔色も良さそうと一安心。

翌朝、退院した主人に

「今日、樽前神社の奥宮に行く必要があるの。

玉を奉納にいくの

だから、今日は一緒におることができない。

休みも明日までしか取れてないから、明日には岡山に戻ります」と、彼に伝える

一人で、出発しようとすると

彼は「俺もついていく」と言う

「えっ、病み上がりなのに、無理でしょ」と伝えて振り向くと、

もうジャケットを羽織っている

「ありがとう。無理しないでね」

心の中では、安心感が出てくる

実際に山に登り始めると

すごい強風で、何かを掴んでないと吹き飛ばされそうになる

風を読むことが得意な彼は、彼女に「ここを持って」「ここの岩陰に」とサポートしてくれる

何の玉についても、尋ねてこない

ただ、私のサポートをしてくれている

こんな人だったかしらと思いながら、足を進めていく

登り切ると、何もないところに、岩が積み上げてあり、そこに鳥居が見える

岩で囲まれた少し暗い中に、恐る恐る足を進めると、祠が見えた

ここだ

カバンから紫色の玉を取り出し、祠の前に置き、手を合わせる

仙酔島から連れて帰った8柱の龍神のうちの1柱の紫龍が、この場所と、この玉を守ってくれるという

無事、玉の奉納を終わらせて、祠から出て周りを見渡すと、

何もない別世界に来たよう

それは神が降りてくるような、下界を感じさせない風景

それは、厳しくも感じ、何でも受け入れてるようにも感じた

いつまでも、ここにいるわけにはいかないと、我に戻り

主人の誘導で、降りながら

私はこの人がいなかったら、ここには辿り着かなかった

病み上がりなのに、理由も深く聞くこともなく、ただ寄り添ってくれるなんて

彼だけど、何かに誘導されているような気がする

無事降りると、彼も少し疲れている様子。

夕食を二人で済ませて、感謝の思いを伝えて、彼は自分の北海道の借家に、

私はホテルにと、ここでお別れする

帰りの飛行機の中で、主人の行動も、この流れも、不思議。

誰かに動かされているとしか思えない

玉を奉納したことと、ご主人が元気な姿だったので、安心して、

飛行機音も心地よく、いつの間にか眠りにつく

不思議なことは、ここからまだまだ続いていくこと、

そう、四年間も続いていくことを私たちは、この時は知る由もなかった

🍀八幡神社 神功皇后

二つ目のオルゴナイトの玉の奉納は、

ひなたさんが、関係する近くの神社に。

光の写真を撮られて直感で、

そこの場所にピンクの玉を奉納する

さくらさんが、後からピンクの龍神様をその玉に送る

玉を置くことで、そこの場所に光の柱が立ち、守りが強くなる
そして、龍神さんの拠り所の龍宮となる

そして、三つ目の玉の奉納を、まさかルアナがするとは、本人はその時には微塵も思ってもいなかった

二人が、動いていることで、私は関係ないと、ルアナは、どこか人ごとに思っていた

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