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【読書感想】月にぬれた手/天使猫

夜遅くこんばんは
最近渡辺えりさんが主宰している劇団オフィス3○○の「天使猫」についてつぶやきを書いたが調べたら好きな俳優の手塚とおるさんが2012年の初演に参加していたことが分かったのでこれがどうにも気になってしまい、しばらくどこかに公演とか予告映像とかDVDないものかとネット上や演劇データベースなど探したものの…あったのはこれだけだった

2年後の2014年に再演があったらしいのでそのキャストになっているが、雰囲気はなんとなく感じられる

画像検索すると公演パンフレットやポスターが出てくる

2012年の公演ポスター
よく見ると猫役の手塚とおるさんがいろんなところにいる

そして渡辺えりさん自身が書いたこちらの戯曲が本になっているということを知ったので、早速Amazonで購入して読んでみた

なぜかは知らないが、僕は両目からも星が降るんだ。

天使猫本文より

蛍はすぐに死んじまうだろ?しかし星はね、割かし長く生きられるから、僕は蛍を星の破片と言いたいんだ。

同上

読み終わった後、天使猫の初演を観劇しなかったことを大変後悔した。まず上に上げたように猫のセリフがとても美しく、幻想的だ。猫(シロ)が瓦礫をかき分けて妻のマリアの遺体を100年近く探している冒頭の場面から一気に物語へ引きこまれた

その後に猫は縞島という灰色コートの男性や生徒B、宮沢賢治の友人である保坂嘉内、きつね、化け物の紳士に姿を変えるのだがこれはやはり文章ではなく実際に舞台上で見たかったというのが本音だ。観劇していないので想像はいくらでもできるが、本当に見たかった

どんな役にもなりきってしまうところのある手塚とおるさんならきっと変幻自在だっただろう

現状映像が残っていない可能性が高いが、佐々木蔵之介さん主演の舞台「リチャード三世」「守銭奴ザ・マネー・クレイジー」野田秀樹版「真夏の夜の夢」などはこれまたDVD化されてない作品で過去に放送されたことがあるのでもしかするとBSプレミアムのプレミアムステージWOWOWライブ、CSチャンネル系などで今後奇跡的に放送があったりするかもしれない…気にしておこうと思う

天使猫(2012年の初演)の出演者
※オフィス3○○の公式サイトより引用

手塚とおる
馬渕英俚可
谷川昭一朗
土屋良太
宇梶剛士

奥山隆
川崎侑芽子
加藤亜依
小出奈央
石山知佳
加藤ちえり
金田彩乃
川口龍
佐藤友紀
醍醐直弘
原田菜奈

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