日本株のセクター別特徴まとめ
株のセクター別の特徴を把握すれば、銘柄選定が有利になります。
この記事をお読みいただくことで、なぜその株が上がったのかを知ることができるようになります。またニュースを読むのも楽しくなります😊
まずは日本株を分かりやすく2分割します。『景気敏感セクター』と『ディフェンシブセクター』です。
トレード戦略
この2つのセクターは、上昇するタイミングが異なります。つまり対極にあります。
例えば、海外の景気好転のニュースを受けて、国内の全体相場が盛り上がっているとします。多くの株がここ1~2週間で大きく上昇しています。あなたは乗り遅れてしまい、条件の良い銘柄を探しています。
そんな時は「ディフェンシブセクター」から出遅れ株を探してみて下さい。「景気敏感セクター」が先に上昇して、「ディフェンシブセクター」が遅れて上昇する傾向があるのです。つまり、出遅れ株である可能性が高いという判断ができるのです。それを知っておくだけでも有効ですね。
では、詳しく見ていきましょう。
景気敏感セクター
①特徴
・景気の動向によって株価が大きく変動する
・海外の景気に左右されることが多い
②どんなトレードに合うか
・値動きが大きいため、キャピタルゲイン(売買益)による短期トレードに合う(スイング、デイトレに最適)
③業種
・石油、化学、繊維、鉱業、機械、非鉄金属、建設、ガラス、卸売、空運、海運、造船、電気機器、輸送用機器(車)、精密機器(半導体)、証券、銀行、その他金融
④覚え方
・お店作り(銀行・不動産)→素材作り(素材)→商品の製造(加工)→販売(卸売)までのサプライチェーン(供給網)に関わる業種と覚えておくと良いでしょう
ディフェンシブセクター
①特徴
・海外の景気の動向による影響が少ない
・成熟した大企業が多く、配当利回りが高い
②どんなトレードに合うか
・株価の変動が少なく、配当金が高いため、長期投資に合います(長期・高配当投資に最適)
③業種
・食品、医療品、小売、電力、ガス、水産、倉庫、陸運、保険、不動産、情報通信、サービス、鉄道、紙・パルプ
④覚え方
・「内需株」とも言われ生活必需品(食料・医薬品)が該当します。また電気・ガス・鉄道・通信など、生活になくてはならない業種と覚えましょう。
次に業種別の特徴です。株価が何の影響を受けやすいか把握すると有利です。まずは、景気敏感セクターの業種からです。
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