〖 二カイジ日ン 〗

晴彌る
世明けの空を仰ぎみる
籠の鷽鳥いついつでヤル

本来〇〇〇は筆降ろす

お役目ではないのであるぞ

筆を細かく噛みくだいて

解いてきかすカタ(型/片)

作らなならんこともあるが

あまり小さくカミ(神)砕くと

神の計画にさわるから

ほどほどにいたしてくだされよ

三千世界のコトであるから

偏り過ぎてはならん

慎重にいたしてくれよ

カタ(片)はカタ(偏)であるから

あまり易くす片付けると

安く取られるぞ

そなたはニクニク(難々)しいと

神の尻にすぐ齧り付こうとするが

あまりに魅力(彌祿)的とはいえ

神の言葉尻ばかりに

齧り付くでないぞ

自分のことは

自分でせねばならんのぞ

筆ばかりにとらわれてはならん

そなたはいつも

一人で頑張るなどと申すが

この世(代)を任されたのは

〇〇〇だけではないのであるから

それが慢心取り違えであること

くらいわかっておるなら

素直にいたしてくだされよ

はよ友作れと申しておろうがな

虫や草木や犬猫ばかり

お供につけても

まるで頼りにならんぞ

虫もコロせぬようではならん

コロしてイカさな

ならんものもあるから

そのように覚悟してくだされよ

神の申すコトに

一々躊躇(ためら)って

人のいうコトに逆らって

でもでも

などと申すのは

そなたの悪いクセであるぞ

いつまでもウジウジとしていると

お共につけるのは

ウジ虫だけにするぞ

人のコトは人どうしでいたさな

㊉(マコト)はならんから

皆で仲ようキ(氣/喜)つけあって

やってくだされよ

一人で悶々と考え込んで

これもこれも行いのうちと

坐り込んでばかりいるが

畳の行をするには

それだけのことしておらんと

なんにもならんぞ

苦のタネばかり飲んで

考えに考えぬいたものこそ

世直しの薬じゃなどと

勝手なこと申しておるが

そんなものは毒にも薬にもならんぞ

ウジ虫に青畳と申しておろうがな

洗濯は選択

掃除は総事

片づけは型づけ

などと申して自分の家(内)を

キレイにしてからではないと

出られませんなどと申しておるが

積もり積もったゴモク(芥/語黙)は

掃き出さなキレイになりませんのぞ

でもでも

人様に迷惑はかけられません

などと申しておるが

それは我よしの心配であるぞ

それを迷惑とするかしないかは

人様の決めるコトであるから

自分勝手に判断するでないぞ

迷惑迷惑とこだわっているのは

人様からかけられる迷惑を

嫌っている証拠であるから

そんなふうに我を張っていると

ポキンポキンじゃぞ

この世に不要なものなど

ないのであるから

それはそれで

いかさなならんから

はよキレイにいたしてくだされよ

家(自己/心/精神)から

出たものは外へ

外(他者/身体/物質)から

来たものは家へと

内と外一つにしてキレイせな

大きくなりませんのぞ

もちと大き心持ちて

いたしてくだされよ

心は配れよ

わかりたか？

ニカツ四カ☉