見出し画像

育児と両立しながらWebデザインを学ぶ!出版業界出身のNOTゼロ期生、中野さんにインタビュー

NOT DESIGN SCHOOL(通称NOT)は、本気で即戦力デザイナーを目指すためのデザインスクールです。初心者向けのスクールの卒業生や、独学でデザインを学んだことがある駆け出しデザイナーを対象に、現場で活躍できる実践的なカリキュラムを提供しています。

今回は、そんなNOTのゼロ期生として育児をしながらWebデザインの学習に取り組む、中野ミカさん(@nakano_design)にインタビューしました!ゼロ期生の中でも特にデザインスキルの高い中野さんですが、NOTを受講する前は自分に自信が持てず悩んでいたとのこと。

「自分もデザイナーとして自信をつけたい」「NOTの生徒がスキルを身につけていく過程が知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください!


出版業界のデザイナーから育児と両立できるWebデザイナーへ

ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

中野さん:中野ミカと申します。私はもともと出版社のインハウスデザイナーとして働いており、本や雑誌のデザインのほか、ポスターやチラシなどの販促物の制作も担当していました。

家族の転勤を機に退職してからはしばらく育児に専念していましたが、デザイナーとしてスキルアップするためにWebデザインの勉強を開始。現在は、Webデザインをメインにフリーランスで活動しています。

ーーお子さんがいらっしゃるんですね!フリーランスになったのは、仕事と育児を両立したいと思ったからですか?

中野さん:そうですね。あとは、出版業界からWeb業界にいきなり転職できるか不安だったので、まずはフリーランスで実績を積んでみようと思ったんです。

紙媒体のデザインとWebデザインでは、気をつけるべきところが全然違います。例えば、Webサイトを表示するデバイスによって画面サイズが違ったり、クリックやスクロールなどの操作に対応する必要があったりと、慣れるまではすごく大変でした。

ーー出版業界からWeb業界を選択した理由はありますか?

中野さん:Webデザインの求人数が圧倒的に多かったからです。

それに、出版業界は残業が多く労働環境が厳しかったので、育児をしながらフレキシブルに働くにはWeb業界にシフトした方がいいと思いました。


スキルが足りず自信がない状態から脱却するためにNOTを受講

ーーそんな中野さんが、NOTを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

中野さん:NOTを受講する前は、別のスクールでWebデザインを学び、約1年間フリーランスで活動していました。

しかし、実際にWebデザイナーとして働く中で、圧倒的にスキルが足りないと感じていたんです。デザインスキルはもちろん、クライアントへの提案やプレゼンなどのスキルも足りておらず、「このままフリーランスとしてやっていけるのかな…」と悩んでいました。

そんな時に、NOTのゼロ期生募集で「"自信がない" 駆け出しデザイナーへ」というメッセージを見つけて、まさに私のことだと思い受講を決意しました。

事前に他のスクールも比較検討しましたが、デザイン未経験者を対象としているところがほとんど。私は一応実務経験があったので、もう一歩踏み込んだレベルを求めていたんです。

NOTはデザインの上流工程から学べるところや、実力のあるメンターの方々からリアルなフィードバックを頻繁にもらえるところが、他のスクールにない魅力だと感じました。

ーーデザインの上流工程とは、具体的に何を指すのでしょうか?

中野さん:例えば、Webサイトを制作する場合、まずは競合調査やポジショニング分析を行ってサイトを設計する必要があります。このように、デザインの初期段階で行われる作業のことを上流工程と呼びます。

私はNOTに入るまで上流工程をあまり重視しておらず、何となくデザインを作っていました。最近はWebデザイナーという肩書きの方が増えていますが、就職・独立後もスキルを伸ばしていくには、上流工程から体系的に勉強することが大切だと思います。

実際に中野さんが行っていたコーポレートサイト課題の設計(一部)


何となくでは許されない!NOTでデザインの理由を言語化するスキルを身につける

ーー実際にNOTで学んでみていかがでしたか?

中野さん:合格基準が厳しい課題をクリアしたり、メンターに自分の強みやデザインの特長を評価していただくことで「私も自信を持っていいんだ」と思えるようになりました。

特に上流工程は苦手意識があったのですが、メンターから「分析がすごく上手ですね」と言っていただいたおかげで、自分の新たな可能性にも気づけました。

メンターさんからのコメント


ーーNOTの課題の進め方についても教えてもらえますか?

中野さん:前期は動画やテキストで基礎的なデザインスキルをインプットした後、名刺、バナー、コーポレートサイト、LPのデザイン課題に取り組みました。その中でも、私は最初の名刺課題が一番難しいと感じました。

名刺は相手に初めて渡すツールなので、自分がどう見られたいか、相手にどのような印象を与えたいかを考えて制作する必要があります。自分と向き合う時間を作って「私はどんな人間なんだろう」と分析するのにかなり苦労しましたね。

中野さんが課題で制作した名刺

ーー文字や配置の美しさだけでなく、自分がどう見られたいかまで小さな名刺に凝縮されているんですね!NOTに入る前は、そこまで深く考えられていなかったのでしょうか?

中野さん:一応、ターゲットに合わせたトンマナは考えていましたが、正直フィーリング重視なところがありました。出来上がったデザインが最初のイメージからずれていても、どうすればイメージに近づくのか分からず、感覚的に修正していましたね。

NOTのメンターとのセッションでは、どうしてこの色なのか、どうしてこの配置なのかを必ず聞かれます。その結果、自分の中で理由を言語化する力が身についたと思います。

ーー課題の合格判定では、デザインの理由を説明できるかまで採点されるのですか?

中野さん:いえ、セッションを担当するメンターにはデザインの理由まで説明するのですが、合格判定は担当以外の複数のメンターが行います。なので、説明は一切せずにデザインの意図が伝わるかが採点されるんです。

価値のあるデザイナーを目指すなら、何となくでは許されません。NOTの課題を通して、しっかりと考えて理由のあるデザインを作る力が鍛えられたと感じています。

課題で提出したコーポレートサイトデザイン(一部)
メンター陣からの合格判定でのコメント


インターンではメンターに相談しながらNOTの学びを実践

ーーNOTの学びは、実際の業務にも活かせましたか?

中野さん:そうですね。NOTには、インターンで企業の実案件に挑戦できる制度があります。私は幼稚園のWebサイトを制作したのですが、企業の担当者にデザインの説明をした際に「どうしてこのデザインになったのかすごく納得できた」と喜んでいただけました。これまでNOTでデザインの理由を説明してきた経験が生きたのだと思います。

ーーいいですね!インターンの業務もメンターに相談しながら進められるのでしょうか?

中野さん:はい。私の場合は、代表のもちさん(@makiko_sakamoto)にデザインの修正点がないか細かくチェックしていただきました。また、Studio実装で分からないところや、予算・納期を交渉する時のコミュニケーションについてもアドバイスをいただきました。

中野さんがインターンで制作した幼稚園のWebサイト
( https://daiichi-k.ed.jp/ )

中野さん:私はこれまで企業の方と業務提携してお仕事する機会がなかったので、最初はすごく不安でしたが、メンターがいてくれたおかげで安心して取り組めました。

フリーランスは誰かに相談する機会が少なく、会社員でも上司や先輩が忙しいとなかなか相談しづらいと思います。だからこそ、何でも相談できるメンターがいる状態で実際の業務に取り組めたのはとてもいい経験になりましたね。

 実際のフィードバックの一部

ーーちなみに、仕事や育児が忙しい中でどのように時間を捻出していたのですか?

中野さん:仕事はたまに知り合いから受ける程度に抑えていました。NOTと両立していた時期もありましたが、睡眠時間をたくさん削って体を壊してしまったので、このままではいけないと思って。この1年は仕事をセーブしてでも、デザイナーとしてスキルを磨くことに注力しようと思っていましたね。


現状の自分に満足できない人こそNOTにチャレンジしてほしい

ーーもうすぐ卒業ですが、これからもフリーランスで活動されるのですか?

中野さん:私は一度就職したいと考えています。NOTのキャリアプラン選択でも、就職・転職コースを選択していました。

これまでフリーランスで活動してみて、一人で業務を回せる状態じゃないと続けていくのが難しいと感じたんです。私はまだWeb業界に慣れていないので、まずは企業に就職して、業務の進め方や業界全体のことを基礎から学びたいです。

今後はより実践的なスキルを身につけて、ビジネスとして価値のあるものを作りたいと思っています。そのためにグラフィック力も磨きたいですし、UI/UXなどの新しい分野にも興味があって、何から手をつけようか悩んでいる状態です。

ーーバイタリティがありますね!最後に、NOTの受講を検討している方へのメッセージをお願いします。

中野さん:フリーランスで働いている方や、社内に他のデザイナーがいない方など、フィードバックを受けられない環境で悩んでいる方は多いと思います。私も自分のデザインに自信が持てず、ずっと悩んでいました。

NOTの課題はとてもハイカロリーなので、仕事や育児と両立するのは正直大変です。それでも、メンターからフィードバックをいただくことで確実にスキルアップでき、自分の自信にもつながります。現状の自分に満足できない方や、デザインに自信が持てない方は、ぜひNOTにチャレンジしてみてください!


2024年11月下旬にNOTの1期生を募集予定です

NOTでは、現在1期生の募集準備を進めています。今後はWebデザインコースだけでなく、UIデザインコースやグラフィックデザインコースも開講予定です。公式LINEに登録して最新情報をお待ちください!

▼NOTの公式LINE
https://s.lmes.jp/landing-qr/2000954122-x3QJjBkK?uLand=E8ULT3

NOT DESIGN SCHOOL 公式LINE

公式YouTube・ポッドキャストでもインタビューを公開中

今回のインタビュー内容は、NOTの公式YouTubeやPodcastでも配信しています。他の生徒のインタビュー動画も公開予定ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

▼YouTube
https://www.youtube.com/@NOTDESIGNSCHOOL

▼ポッドキャスト
https://open.spotify.com/show/0ttCo6xr0Ug2zpzD55UwcU


取材:たっす(@Ticket_Tassu

この記事を書いた人

STUDIO BISCUITという屋号で、Studioを活用したWebサイト制作や実装代行、テンプレート販売などを行っています。NOTでは、Studioメンターと取材・記事執筆を担当。多くの方に伝わりやすい情報発信を心がけています。

Xアカウント:https://x.com/studio_biscuit_


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?