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【ゼロ期生インタビュー】同期と比べて焦る気持ちをどう乗り越えた?名刺課題に6ヶ月挑み続けたことちゃんの成長を振り返り

NOT DESIGN SCHOOL(通称NOT)は、本気で即戦力デザイナーを目指すためのデザインスクールです。初心者向けのスクールの卒業生や、独学でデザインを学んだことのある駆け出しデザイナーを対象に、現場で活躍できる実践的なカリキュラムを提供しています。

今回は、そんなNOTのゼロ期生のことちゃん(@kotono_design)にインタビューしました!社会人2年目でデザイン歴が短いことちゃんは、同期よりも課題の合格に時間がかかり、多くの苦悩に直面したそうです。

「NOTの課題が大変って本当?」「課題を通してどのくらい成長できるのか気になる!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

新卒フリーランスからスタートアップの1人目デザイナーへ

――まずは自己紹介をお願いします。

ことちゃん:品川琴乃と申します。私はもともとビジネスや経営に興味があり、大学では経済学部に通っていました。デザインに出会ったのは、大学4年生のときに知人と会社を立ち上げたことがきっかけです。学生起業だったため、ホームページやチラシを外注する余裕がなく、自分たちで制作しているうちに、デザインの楽しさに気づきました。その後、さらなるスキルアップを目指して独学で勉強を開始。社会人1年目はフリーランスデザイナーとして活動していました。その間、学生時代に立ち上げた会社とは業務委託で関わっていましたが、社会人2年目となる今年の5月に正社員として入社しました。

――NOTの受講期間の前半はフリーランスで活動し、後半から正社員になられたんですね。

ことちゃん:はい。当初は会社の規模が小さく、正社員を雇う余裕がなかったのですが、売上が伸びてきた段階で自分のリソースをフルコミットしたいと考え、正社員になりました。

独学が足枷になっていると感じ、NOTの受講を決意

――そんなことちゃんが、NOTを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

ことちゃん:NOTの代表であるもちさん(@makiko_sakamoto)のSNSがきっかけです。会社の事業を伸ばすための情報収集をする中で、もちさんのアカウントを見つけて、スタートアップのデザイナーやCDO(Chief Design Officer)という役職について知りました。それ以来、「いつかもちさんにデザインを教わりたい」と思うようになったんです。

また、未経験からフリーランスとして活動していたものの、自分のデザインになかなか自信が持てず、営業にも苦戦していました。そんなときにNOTの開講を知り、「本気で即戦力デザイナーを目指すデザインスクール」というコンセプトに強く共感。デザイナーとしてもっと成長したいという思いから、NOTのゼロ期生に応募しました。

――NOTを受講する前は、どのようにデザインを勉強していたのですか?

ことちゃん:Udemyの動画教材やYouTube、書籍などを活用しながら、実務に必要なスキルを身につけていきました。

最初はその行動力が自分の強みだと思っていたのですが、だんだん独学が足枷になっていると感じるようになりました。というのも、クライアントにデザインを提案してもなかなかいい反応が得られず、契約に至らないことが多かったんです。「自分のデザインスキルが相手の求めるレベルに達していないのでは」という不安が募っていきましたね。また、クライアントとのコミュニケーションやヒアリングの進め方、提案書の作り方について相談できる環境がないことも課題に感じていました。

そんなときにNOTを受講できたのは、本当にベストなタイミングだったと思います。もう少し遅かったら、自信をなくしてデザインから離れてしまっていたかもしれません。

デザインの意図を言語化し、相手に伝える力が身についた

――実際にNOTを受講してみて、独学との違いを感じましたか?

ことちゃん:独学で勉強していた頃は、デザインに対するフィードバックを受ける機会がほとんどありませんでした。一方、NOTではメンターとのセッションが頻繁にあります。そして、「なぜこのフォントを選んだのか」「なぜこのコンセプトにしたのか」といった理由を考えてアウトプットすることで、的確なフィードバックを受けられます。これが独学との大きな違いです。NOTの課題を通して、デザインの意図を言語化し、相手に伝える力が身についたと感じています。

――代表のもちさんから、ことちゃんはNOTの受講期間にかなり苦労されたと伺いました。具体的にどんなところで苦労されたのですか?

ことちゃん:デザイン課題に合格するまでに誰よりも時間がかかったことです。NOTのWebデザインコースでは、名刺、バナー、コーポレートサイト、LPの4つのデザイン課題があります。ゼロ期生の中には1〜2ヶ月で最初の名刺課題に合格する方もいましたが、私は名刺課題に6ヶ月、その後のバナー課題にも6ヶ月かかってしまいました。
名刺のデザインでは、自分の思いをビジュアルで表現する必要があります。しかし、私はどちらかというと誰かの思いを表現する方が得意だったので、「自分が何を伝えたいのか」という自己理解の部分が難しかったです。さらに、デザインの経験もまだ浅かったので、仕事における自分の強みを言語化するのにも苦労しました。結果的に、名刺のコンセプトを8回ほど変更し、3〜4ヶ月かけてようやく決定しました。

ことちゃんの強みと相手に提供できる価値を整理したもの

――自己理解の部分もメンターと一緒に進めていったのですか?

ことちゃん:そうですね。最初は自分にどのような要素があるのか整理するために、ブレストをしたり、自分を表すキーワードを書き出したり、自分を象徴する出来事から価値観を深掘りしたりしながら、一緒に自己理解を進めていきました。

名刺のコンセプトを表現するためのアイデア出し

――名刺課題に取り組む中で、どのような変化を感じましたか?

ことちゃん:デザインの要素一つひとつに意味を持たせる意識が身についたことです。「なぜこのフォントを選んだのか」「なぜこの色にしたのか」「なぜこのあしらいをこの位置に配置したのか」といった細かな要素の組み合わせで、デザイン全体が成り立っているのだと実感しました。クライアントはお金を払って仕事を依頼してくださっているので、デザインの意図を説明しながら提案することで、より納得してもらえるようになりました。

4回目の提出でようやく合格した名刺のデザイン

――NOTを受講してよかったと感じることはありますか?

ことちゃん:たくさんありますが、特にメンターの熱量の高さが素敵だと感じました。課題に合格するまでに時間がかかり、途中で心が折れそうになることもありましたが、メンターは最後まで妥協せず指導してくださいました。生徒一人ひとりに声をかけ続けるのは、かなりの労力が必要だと思います。デザインに対する愛が強いメンターのもとで学べたことに、本当に感謝しています。

合格判定でのメンターからのメッセージ

同期と比べて焦りを感じる日々。気持ちを切り替えられた理由とは?

――先に課題に合格していく同期を見て、焦りは感じませんでしたか?

ことちゃん:焦りは最初からずっと感じていて、ここ2ヶ月でようやく気持ちが晴れてきました。

私はまだまだスキルが足りない分、自分なりに時間をかけて課題に取り組んでいるつもりでした。それでも合格した方々のデザインを見ると、「私はまだここまでできていない」「このクオリティに到達できるのだろうか」という不安がすごくありました。カフェで作業しているときに、突然涙が止まらなくなることもありましたね。悔しいというより、自分の不甲斐なさを感じる瞬間が多かったです。

――本気で取り組んでいるからこそ、感情が溢れたんですね。ここ2ヶ月で心境が変化したきっかけも教えていただけますか?

ことちゃん:私と同じくデザイナーとしてまだ駆け出しの同期に、自分の焦りや不安について相談したのがきっかけです。その同期から、「デザイン歴が長い同期とはスタートラインが違うと認識することで、周りと比較せず自分のペースで成長を続けられた」という話を聞き、「私も自分の成長のために今やるべきことにフォーカスしよう」と気持ちを切り替えられました。

そして、NOTはゴールではなく、自分のデザイナー人生における成長の過程だと思えるようになってから、目指す方向へより加速できるようになりました。

デザインやコミュニケーションに自信がない方こそ、NOTを受講してほしい

――ことちゃんの今後の目標を教えてください。

ことちゃん:学生起業から関わっている会社の成長を支えるデザイナーになることが一番の目標です。日本だけでなく世界でサービスを展開したいというビジョンがあるので、私は1人目デザイナーとして、クリエイティブの力でその成長を後押ししたいと考えています。また、これからも自分でデザインを学びつつ、NOTで出会った皆さんとの交流も大切にしていきたいです。

――最後に、未来のNOTの受講生へメッセージをお願いします。

ことちゃん:デザインやクライアントとのコミュニケーションに自信がない方こそ、NOTを受講してほしいです。現場で活躍しているプロのデザイナーとのセッションはとても緊張しますし、厳しいフィードバックを受けることもあります。それでも、本当に自信を失って動けなくなったときには、メンターが優しく寄り添い伴走してくれます。NOTの1年間を駆け抜けた経験は、デザイナー人生の土台となり、大きな自信へとつながるはずです。ぜひこれからNOTで一緒に学んでいきましょう!


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YouTube・ポッドキャストでもインタビューを公開中

今回のインタビュー内容は、NOTの公式YouTubeやポッドキャストでも配信しています。他の生徒のインタビュー動画も公開予定ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

▼YouTube
https://www.youtube.com/@NOTDESIGNSCHOOL

▼ポッドキャスト
https://open.spotify.com/show/0ttCo6xr0Ug2zpzD55UwcU


出演:ことちゃん(@kotono_design
取材:たっす(@Ticket_Tassu

この記事を書いた人

STUDIO BISCUITという屋号で、Studioを活用したWebサイト制作や実装代行、テンプレート販売などを行っています。NOTでは、Studioメンターと取材・記事執筆を担当。多くの方に伝わりやすい情報発信を心がけています。

Xアカウント:https://x.com/studio_biscuit_

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