私の推しフレームワーク「SHIFT-IMAGINE法」の勉強 by Business Design Lab 第4回講座

 この度の九州や中部で発生した豪雨で亡くなられた方に心からご冥福をお祈り申し上げます。また、被害を受けられた方にお見舞い申し上げます。
 改めまして、notch_manです。間もなく梅雨明けですね!これから本格的な夏シーズンで、様々な事に夢を抱く一方世間ではコロナウイルスの感染が拡大しています。メンタル的に辛い方も大勢いらっしゃるかとは思いますが、オンライン上でも素晴らしい体験をたくさんすることが出来ます。それらに積極的にチャレンジしていきたいですね。
 というわけで今回も高専キャリアさん主催のBusiness Design Labの感想を綴りたいと思います。Business Design Lab is 何?という方はこちらをご覧ください!

 今回の講座はSHIFT-IMAGINE法と呼ばれるアイデアを超合理的に相手に伝えるためのフレームワークについて学ぶ物でした。BCON出場経験のある方は既にご存じだと思われます。そう、初っぱなから脳みそフル回転で頭を振り絞るやつです(笑)。

君のアイデアの魅力が分からない

A君:おれ、めっちゃすげぇ~アイデア閃いたんだけど、これで一儲けしない?
B君:おっ、どんなアイデアや?
A君:えっとな、就活に困ってる人を良い感じにする良い感じのアイデアや!
B君:おっ、おう....

こういうことありませんか?これの問題点は何でしょう?これはズバリ、

・アイデアが相手に伝わらない
・それが素晴らしい根拠が分からない
・威勢だけは一人前

ですね。A君のアイデアは「就活生を良い感じにする」というものですが、「いつ、だれが、どこで、どのように」など5W1Hの基本情報が既にないですね。ただ、ここでAさんが

オンライン面接の新しいプラットフォームを作る

と具体的なアイデアを述べたとしましょう。こうすれば「会社が、就活時に、オンライン面接をスムーズにする」(スムーズにがファジーですが例示なので勘弁)と5W1Hははっきりしますね。ただ、こうなると「オンライン面接」がそもそも良いのか?オンライン就活の問題点はオンライン面接を良くすることで解決されるのかという部分の分析が出来ていませんよね?釘が打てない素材にネジ&ドリルを持ってきても何の解決にもならないのと同じ話です。これを上手く考えるのがSHIFT-IMAGINEのフレームワークです。

SHIFTフレームワーク

 SHIFTとは

1.テーマに沿ってアイデアを量産
2.それらのアイデアを2つの軸で4象限を作る
3.アイデアを分類していく
4.SHIFTの方向性と範囲が適切か検証する

のフローでアイデアを形成していく考え方のフレームワークです。先ほどの就活の例であれば「就活手法」と「心理的安全性」いう2つの軸で構造的に分類することで「理想的な就活手法」かつ「心理的安全性が高い」手法がまだまだ普及していないという課題が見え、ソリューションがフィットすることが分かると思います。A君の例でも「なぜ、オンライン面接が必要なんだ」という価値を見いだすための軸を見いだし、それらに既存の就活形態をはめ込んで優位性を見い出せれば良かったですね(先ほどの例でオンライン面接を捉えると問題のあるソリューションになってしまいますが)。

IMAGINEフレームワーク

 IMAGINEフレームワークは、SHIFTで構造的にアイデアの妥当性を証明した上で、そのアイデアの価値を適切な指標で分析するフレームワークです。就活市場の例では

・新規性
・実現可能性
・マネタイズ
・勝率
・それをやる意義
・実績

などという指標で考える事が出来ます。新規性であれば、インターンシップやハッカソンは既に存在します。ただ、「面接」や「インターンシップ」は既に色々やれていてよほど革新的なアイデアでは無い限り、新しいソリューションをやる意義というのは見いだせないでしょう。ただ、「企業が課題を出すハッカソン」であれば、それに取り組む学生の様子を見ることで能力を測ることが出来ます。となれば、企業がやる意義というのが高まりますよね?この他にもサービスとして提供する以上、こちらが価値を提供する分相手にはお金を払って貰わないといけません。ただ、それがお金を払うに値するのか?そもそも、マネタイズが出来るようなモデルなのか?その指標でもアイデアを分析することが出来ますね。
 このような指標で類似・競合するサービスを全て分析し、自分が考えたアイデアが他にはなく良い塩梅に収まっていたのであればその価値を証明したと言えるでしょう。

アイデアの収束

 より良いアイデアを作るには、SHIFT-IMAGINE法で思考の発散・収束を繰り返し、よりよい形に収める事が重要であるというのが一番伝えたかったことです。そして、この時に大事なのは

抽象と具体を縦横無尽に行き来する

 ということです。抽象ばかりでもキラキラアイデア止まりですし、具体的な事ばかり考えても面白みに欠けますよね?ロジカルとエモーショナルが入り乱れる混沌から最適なアイデアを見つけ出す、それがイノベーションだそうです。

最後に

 今回も薄っぺらい内容の記事になって申し訳ないです。SHIFT-IMAGINE法って相当難しいフレームワークで3回や4回やったくらいでは全く上手く出来ません。その原因として「アイデアが良くない」はもちろんですが、この技法になれていない事も要因になります。そのため、普段からSHIFT-IMAGINEに慣れ親しむことが重要です。ということで、私は身近なニュースや話題を構造的に捉えて、事の本質は何なのか?といった思考トレーニングをやってみたり、ビジコンに出たときも積極的に取り入れています。そこまでやっても、まだまだ使いこなせていないのでこれからも精進していきますね!
 最後になりますが、今回もこんな薄っぺらい感想文を読んでくださりありがとうございました。

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