あの頃のもがき(5)
「ドミトリー沖縄-宿泊費-1000円」の看板に思わず、大丈夫なのか!?と思いながらも、そこに電話をかけてみることにした。
男性の方が出て「はい、ドミトリー沖縄です」と言ってきた。
私は「看板を見て電話しました。宿泊費1000円なんですか?」と聞いたら「はい、ドミトリールームは一晩1000円です」と答えてくれた。
おお!これはナイスなのか?どんなところがものすごく気になり、実際に訪ねてみることにした。男性に場所を聞いたら、歩いてたところからほど近い場所で、電話したまま、そこを曲がってくださいとか言われながら歩いていき、無事に「ドミトリー沖縄」という看板がある建物にたどり着いた。
そこは商店街の一角にあった。「ドミトリー沖縄」という青地に白い文字で書かれた看板があり、3階建ての建物だった。一階に行くとパソコンに向かっている男性がいた。
彼に話しかけてみたら、さっき電話に出た方だった。とりあえず一泊してみようと1000円払い、部屋に案内された。
それは2階に部屋で、狭い部屋にぎっしりと2階建てのベッドと横には荷物を置く棚があった。
1000円での住処はその2階建てベッドの一方と、2段階になっている棚の1スペースだけだった。トイレやシャワーは共同で、同じスペースにあり、シャワー使用中はトイレは使用できなくなる。そういう創りだった。
荷物を棚に起き、2階建てベッドの2階が私のベッドだった、ベッドを共有する下の方はちょうどいらっしゃらなかったが、物静かな方らしい。
貴重品には最新の注意を払うように、スタッフの男性から言われた、だから、ポケットにサイフはしまい、ケータイも衣服の中か、寝るときはベッドの頭の近くに置くようにした。
とりあえず、シャワーを浴びようと、トイレを誰も使ってないことを確認して、使うことにした。財布や衣服は、濡れないようにトイレの中の上のに置き、シャワーを浴びた。なんとも狭い作りのシャワー&トイレだが、これにも慣れなきゃなと思いながら、浴び終えた。それから着替えて、1階に降りて、さっきの受付の部屋に行った
。そこには受付とともに畳とテーブルがあり、くつろげる場所だった。テレビもあった。そこに行くと今度は中年の女性がいた。その方はオーナーだった。
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