自由空間というネットカフェは国際通りという通りにあった。
どういう意味で国際なのか、よく覚えてないが、お土産屋とか飲食店は多かったように思う。
ネットカフェをでて、日中は色々と歩き回っていた。
一応はまだ将来的に野宿する予定だったので、広い公園とかを書店で買った地図(那覇市)を見ながら歩いて行き、ベンチに横になってみたりしたが、ある公園ではホームレス対策のためか、ベンチに手すりがついていて、寝転べないようになっているところもかなりあった。
昼間にやることがなくて、実際に公園で寝てみたが、1時間くらいしか保たなかった。
ホームレスの方々はどうやって日中の時間を潰しているのか、全くわからなかった。
わたしは沖縄自体も那覇市も初めての地だったので、動き回るのはモノレールの沿線の比較的人口の多い場所ばかりだった。
そんな折にある通りを歩いていると「リトルアジア」という看板が目に入ってきた。電柱にピンク色の看板が貼り付けられていた。初めは飲み屋の看板かと思ったが、よく見ると宿泊費2000円と書いてあった。
おお！安いな！と思い電話してみた。丁寧な感じの男の人が出て、「看板見て電話しました、空いてますか？」と尋ねると、3日先くらいまで埋まっていた。
それでも、宿泊費として２０００円は破格だったし、ゲストハウスというのが気になった。ネットカフェは昼間と夜間で価格が違うし、ナイトパックは夜の２０時から朝の８時までと決まっていて、1800円くらいした気がするので、2000円でもう少し長く滞在できるのなら・・・という考えがあったと思う。
そこでとりあえず、そういったゲストハウスが多いという壺川というところを歩いていたら、突然視界に１泊１０００円という看板が入ってきた。驚きと同時に、色んな意味で大丈夫なのか？と思ったが、そこに入ってみることにした。
