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【随想】人生は音楽だ!

昨日、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをテレビ中継で見たばかりだというのに、今日も懲りずにサントリーホールで開催の生演奏コンサートに足を運びました。

「ニューイヤー・コンサート 2020」会場のロビーにて

普段は、いささかチャラい感じがしないでもない明るく軽やかなウィンナーワルツなど全く聴かないくせに、新年ともなると、やはり心が浮き立つのでしょうか。昔は「悲愴」をお供に、一人で平気に年越ししたものです(暗)

本日演奏のウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は、1888年に設立。Volksoperとは、文字通り「大衆オペラ座」といった意味ですが、ウィーン・フィルが上品で洗練された音を奏でる一方、こちらは嫌味のない柔和な音を出します(独断と偏見)。そして人を楽しませるのが上手い。

これだ! ヨーロッパの民衆音楽の在り方は! ウィーンっ子は年がら年中、これを耳にしているわけですよ。人生に音楽が溶け込んでいる。それを思うと、感動のあまり無性に目頭が熱く……うらやましい。

フォルクスオーパーは大晦日と新年のこの時期、毎年来日しているのだそうです。本来なら今頃、地元の人々を狂喜乱舞させているはずなのに、日本人が横取りしてしまっているなんて。ウィーンの皆さん、ごめんなさい〜

つかの間、ヨーロッパの地方都市を旅したような心地になりました。はい、気分だけ(笑)

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