齊藤京子さんに歌ってほしい曲10選
【齊藤京子】
1997年9月5日生まれの26歳。東京都出身。アイドルグループ日向坂46の元メンバー。現在は東宝芸能に所属。好きな食べ物はラーメンとかき氷。好きな祝日は元日。愛称はきょんこ、おきょん、きょんちゃん、きょんちー、きょうこりん、ゲームマスター、等々。キョコロヒーの"キョコ"担当。かわいい。
日向坂46のメンバーとある1組のアーティストの楽曲をマッチングさせていく企画が盛り上がりをみせるなか、ここらで一旦、あえて逆(ある1人のメンバーが複数のアーティストの様々な楽曲を歌う様を妄想して楽しむ企画)をやってみるのも面白そう。
ということで本記事では"齊藤京子さんに歌ってほしい曲10選"と題して、筆者の知る限り最も京子さんに似合う曲、ひいては歌ってほしい曲をその理由と共に10曲紹介していきます。
(正確に言うと京子さんは"元"メンバーなんですが、細かいことは気にしないでください。悲しくなるので。)
参考として、以前開催されたソロコンサートのセットリストを紹介しておきます。
・『前線』 ヒグチアイ
「私たちは誰も諦めない、誰も見捨てない」というコピーが今もある種呪いのように付き纏い、"上下"や"前後"が忌避されがちで、"円"や"横並び"を大切にするグループにおいて、京子さんは数少ない"先頭"が似合うメンバーでした。
けやき坂46時代の3つの夢(冠番組、単独CD、改名)の話はファンの間ではあまりに有名ですが、早い段階からシビアな現実と向き合い、より上へ、より前へと戦い続けた彼女には、この曲の歌詞がよく似合います。
誰よりもリアリストで、誰よりも夢想家。
・『川べりの家』 松崎ナオ
「アイドルになった自分自身へ最初に課した目標。それは、涙を見せないこと。ファンの皆さんに悲しい姿を見せないようにする。それがアイドルの役割だと思ってました。でも、たくさん泣きました。だけど、涙は、悲しい涙だけじゃない。嬉しい涙もあるんだということを、一緒に過ごしたメンバーやファンの皆さんのおかげで知ることが出来ました。」
卒業コンサートでこの言葉を聞いたとき、この曲のこの歌詞が真っ先に思い浮かびました。
今の京子さんから過去の京子さんへ宛てて歌ってほしい。
日向坂46というグループを表現する上で、"あたたかい場所"という言葉はその最適解のひとつかもしれません。
・『Vinyl』 King Gnu
ステージ上の、とりわけソロで歌っているときの京子さんは、見ていて胸が苦しくなるほどの色香を纏っているように思います。
目をギュッと瞑って、全身でリズムを取り、髪を振り乱しながら歌う姿は、普段の無邪気に笑う様からは想像できない程魅惑的で、そんな彼女に「〜ろ」「〜ぜ」というような乱暴な口調の歌詞を、吐き捨てるように歌ってほしいと願わずにはいられません。
ヤンチャなギターサウンドと歌声の意外なシナジーにも期待。
刺激的で大人っぽい曲の世界観がビジュアル的にもよく似合いそうな気がします。真っ赤なリップで、なんなら『ラブカ?』を歌ったときのような地雷風メイクでぜひ。
・『3636』 あいみょん
「一途な人が好き」と一途に言い続ける京子さんの恋愛観はどこかあどけなくて、彼女のサイリウムカラーのような純白なそれを求め続けているように感じます。
そんな彼女にあえてどんよりとした、例えるなら灰色の恋愛ソングを歌ってほしいということで選んだのがこの曲。
同棲中の彼と上手くいっていない様子の「私」目線で描かれる苦しい現実。
付き合いたての胸のトキメキはとうの昔に消え失せ、すれ違い、傷つき、過去を悔やみ続ける毎日。
"部屋"が"箱"になってしまうまでの日々を京子さんがどう表現するのか、ぜひ聴いてみたいです。
・『桜が咲く前に』 きのこ帝国
決意。郷愁。期待。アイドルの卒業と若者の上京には共通点が多いような気がします。
決意と郷愁と期待。言い換えるなら今と過去と未来。その全てが地続きであるという当たり前の事実とその尊さを教えてくれたのは、京子さんの卒業コンサートでした。
(4月5日はもう桜咲いちゃってたけどね)
旅立つ者も、見送る者も、複雑な気持ちを抱えながら、「それでも」と前を向いて進んでいく。
卒業直後の今だからこそ歌ってほしい曲です。
・『マーメイドラプソディー』 SEKAI NO OWARI
先日の「ディズニー・オン・アイス “Find Your Gift”」での歌唱は、"歌手齊藤京子"の可能性を大きく拡張するものでした。
ストーリー展開のあるセリフ調の曲を楽しげに歌う姿はプリンセスそのもので、聴く人を皆、夢の世界の住人にしてしまうような魅力を放っていました。
これを受けて、これまで歌ってきた歌謡曲ともまた違う、幻想的で、独特な世界観の曲を歌う様も見てみたいと思い、選んだのがSEKAI NO OWARIの『マーメイドラプソディー』です。
マーメイドと「貴方」の許されざる恋を描いたセカオワワールド全開の曲。
身勝手な人間たちによって、望まない「自由」を押し付けられてしまったマーメイドの心の叫びを叙情的に歌う様は、さぞ絵になることでしょう。
・『BANG!』 DAOKO
『アザトカワイイ』期のぶりっ子ムーブと、『とっておきの恋人』の発売に端を発した"国民的彼女"としての振る舞い、その全てが凝縮された『死んじゃうくらい、抱きしめて。』はその重すぎる歌詞に京子さんのアイドル哲学の一端を見出すことできます。
そんな名曲『死んじゃうくらい、抱きしめて。』の"レベル100"みたいな歌詞が特徴的なこの曲。
アイドルを卒業した今、あえて歌ってほしい。
その方が"ガチ"なので。
はい。
・『汽笛』 小山田壮平
京子さんがマイクを握るとき、例えそれがバラエティー番組内のカラオケだったとしても、その手には常にギュッと力が入っているように思います。
いかなる時でも全力で歌唱、言うなれば熱唱する姿は、彼女の歌に対するアツい気持ちの表れであることは間違い無いのですが、あえて軽く、さらっと歌う姿も見てみたいと願ってしまうのがファンの性。
ゆったりとしたこの曲をまるで誰かに語りかけるようにやさしく歌ってほしい。
「汽笛」というワードからはどこか昭和の香りが漂い、そういった意味でも相性が良さそうな気がします。
・『Friend Ship』 星野源
振り返ってみると、京子さんが卒業するメンバーに宛てたブログはどれも正直で、優しくて、愛に溢れていたように思います。
「阿修羅対応いっぱいしちゃってごめんね。」
「京子さん何してんですか」
「オフサイドのルール、説明できるようになったよ。」
「真夜中の太陽」
「絶対にこの手を離したりしない」
それはそのタイトルを見るだけでも明らかで、不器用ながらも想いを言葉にしようと尽くす姿勢は、一匹狼を自称する普段のクールな姿からは想像出来ないほど、温もりに満ちたものでした。
『Friend Ship』は希望に満ちた別れの歌。
「いつか」を歌う京子さんの声には、多くの仲間との別れを経たからこそ表現出来る、納得感を伴った深みが宿ることでしょう。
・『エピゴウネ』 日食なつこ
いつからか「ストイック」と評されるようになった京子さん。
"勝ち"の基準を設けるということは、即ち"負け"の基準を設けるということと同義であるはず。
にも関わらず、まるでそうすることが当たり前のように、何の躊躇いもなく夢や目標を宣言し、直向きに我が道を進んでいく様はあまりに勇ましく、その姿は"先頭を背負いし者"そのものでした。
タイトルの「エピゴウネ」は"独創性のない模倣者"を意味するドイツ語だそうです。
先駆者が歌うエピゴウネ。
強い説得力を持って、聴く人の心を突き刺してくれるはずです。
以上全10曲。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
この記事が新たな楽曲との出会いや、齊藤京子さんの魅力を再発見するきっかけの場となってくれていたら嬉しいです。
ではまた次の記事で。
【齊藤京子】
1997年9月5日生まれの26歳。東京都出身。アイドルグループ日向坂46の元メンバー。現在は東宝芸能に所属。好きな食べ物はラーメンとかき氷。好きな祝日は元日。愛称はきょんこ、おきょん、きょんちゃん、きょんちー、きょうこりん、ゲームマスター、等々。キョコロヒーの"キョコ"担当。かわいい。
素敵な歌声の持ち主。
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