ヤーレンズのボケ数を数えるだけ
タイトルの通りです。先日行われたM-1グランプリ2023決勝戦で、ヤーレンズが披露した2本の漫才。
『お引っ越し』と『ラーメン屋さん』のボケを全て書き出し、その数をただ数えるだけの記事です。考察も分析もほとんどありません。
セリフは「」で、動作は()で表記しています。
どこまでが1つのボケか、そもそもボケか否か等は全て筆者の独断で決めております。ご了承ください。
ネタ時間は出井さんの「どうも出井と楢原でヤーレンズです。」から「どうもありがとうございました。」までを計測したものです。
1本目『お引越し』
・「あーもう拍手いい。手痛い。手痛い。手が痛いからごめんなさいね。」
・(喋り続ける)
・「あら、体がデッカくなりすぎて?」
・「なんだ私の右手か。」
・(ドアを開けてから覗き穴を覗く)
・「穴があったら…どうしよう?」
・「イヤ!だってヌメヌメしてるもの。」
・「てかあなた誰?初めて見るメガネだ。」
・「びっくりしたでしょ。大家さんがこんな全力お転婆おばさんで。」
・「全力お転婆おばさん?」(首を傾げる)
・「いつ引っ越して来たの?どこに?お名前は?」
・「そのとき私いた?」
・「あなたしかいないから…?プロポーズ?」
・「セクシーダイナマイトボートレース!」
・「競艇ってあなた…!公営ギャンブルじゃない…」
・「♪乗ってけ乗ってけ♪」
・「日本にあなたしかいないんじゃない?」
・「滅しちゃおっかなっ?」
・「ネネネーネネーネネー」
・「明朝体?ゴシック体?」
・「出入り口の出に電話の電か。」
・「Netflixってあなた…!サブスクじゃない…」
・「サブちゃん演歌スクール?」
・「ちらし寿司だ…!」
・「なに?北京原人のDVD?」
・「チュンリー」(両手を頭にやる)
・(貰ったトイレットペーパーを蹴飛ばす)
・「私このマンションの大家やってます。おんなのこです。」
・「しゃがんで立つ!」(しゃがんで立つ)
・「♪恩人の恩に奈良県の奈♪」(指揮)
・「ねぇ!街で鼓笛隊やろう!」
・「どこ…?」
・「のこはね、残りものの残。」
・「このカルマを背負ってもね、戦うって決めたの!」
・「それでは聴いてください。中島みゆきで『ファイト!』」
・「ファイ!」
・「帰って!」
・「ねぇ、ゴスペラーズ誰が好き?」
・「私ドラム。」
・(カードキーを挿して回して引く)
・「ここにゴミを出したモーレ。」
・「毎年5月3日。ゴミの日に絶対出してちょうだい。」
・「え、『のこすきなの』って?プロポーズか!もう!バカバカ!」
ネタ時間 4分28秒
ボケ数 43個
約6.2秒に1回のペース
2本目『ラーメン屋さん』
・「みんなの名前は?あ、無理無理。覚えられないな。」
・(喋り続ける)
・「なんだすか?」
・「僕も喋りたかったんですけども。」
・「あぁこっちのね。」(ラーメンを啜る)
・「気をつけた方がいいぞえ。」
・「日本全国ツッツウラウラ…」
・「♪ラーメンジーグレイス ラーメンアーメン♪」
・「気のせいか。」
・「今日は47名で?」
・「イス持ってきますね。」
・(水を飲む音)
・「どういう仕組みなんですかね?」
・「あーこのお店…んだ。」
・(足で券売機を指す)
・「すいません手が塞がってるんで。」
・「あ、券売機お金入れるところないですよー。」
・「ボタンを押して、券を出して、その券を後でレジに持ってきて、精算するシステム。」
・「ラーメン屋じゃん…?」
・「君が?」
・「はい喜びそう!」
・「餃子付けれますけども。オデコに。」
・「チャーシューを長州に出来ますけど。」
・「チャーシューは切れてて、長州はキレてないですよ。」
・「マヂカルバナナします?」
・「♪バナナといったら♪」
・(🤫)
・(車をバックさせるときの動作で湯切り)
・(箸を背中から出す)
・「メンジャミンバトン スープなラーメンです。」
・「ウチUber eatsは(ガチャ)やってないんです。」
・「食い逃げだ!」
・(レジを持ってくる)
・「15分の滞在で400円です。」
・「あ、払い過ぎです。」
・「こちら過払金600円と…」
・「お口に合うか…レシートです。」
・「15枚まで無料です。」
・「じゃあ苗字はてやんですね。」
・「じゃあ名前はアフタートゥモローで。」
・「出井でいいですと。」
・「すいません。のせ忘れたネギです。」
・(駐車場から車が出るときの音)
・「ようこそメンジャミンバトンへ。」
ネタ時間 4分18秒
ボケ数 44個
約5.9秒に1回のペース
こうして書き出して集計してみると、とんでもないペースでボケを量産していることが改めて分かります。
ちなみに同じくコント漫才の形式をとった令和ロマンの2本目は、ネタ時間4分28秒、ボケ数21個で、約12.8秒に1回のペースでした。
もちろんボケ数が多ければ多いほど良いというわけではありませんが、この圧倒的なテンポ感がヤーレンズの漫才をヤーレンズの漫才たらしめている1つの大きな要因であることは間違いないと思います。
来年もまたM-1決勝の舞台でヤーレンズの漫才を見られることを、ひいてはケイダッシュステージ初のM-1王者が誕生することを心の底から願っています。
P.S.
ネタのタイトルがそれぞれ
『引越し』ではなく『お引越し』
『ラーメン屋』ではなく『ラーメン屋さん』
なのが大好きです。
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