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日向坂46のメンバーをKing Gnuの楽曲に当てはめるとこんな感じ。たぶん。(1〜3期生編)


日向坂46のメンバーとある1組のアーティストの楽曲をマッチングさせていく企画の第2弾。

今回はKing Gnu編となります。

前回同様、歌詞や曲調、場合によってはMVの世界観なども加味しながら、そのメンバーに最も似合う1曲を選び、順に紹介していきます。

(よろしければ↓のリンクから第1弾のandymori編もぜひ)


本題に入る前にKing Gnuの紹介を少しだけ。

【King Gnu】
常田大希、勢喜遊、新井和輝、井口理の4人からなる日本のロックバンド。2019年1月にアルバム「Sympa」でメジャーデビュー。『白日』のスマッシュヒットをきっかけに日本の音楽シーンの中心に踊り出る。バンドとしては史上最速で5大ドームツアーを達成。なんかごちゃごちゃ書いたけどとにかくすげぇバンド。



日向坂46とKing Gnuといえば、「井口理のANN0」を思い出す方も多いかもしれません。

かく言う自分が日向坂46にハマるきっかけとなったのがこのラジオ番組なのです。

個人的にも大変思い入れのあるこの2組。

日向坂46とKing Gnu
アイドルとロックバンド
ハッピーオーラとTokyo New Mixture Style

その意外なシナジーを楽しんでいただけたら嬉しいです。


加藤史帆 『飛行艇』

この時代に飛び乗って
今夜愚かな杭となって
過ちを恐れないで
命揺らせ 命揺らせ
この風に飛び乗って
今夜名も無き風となって
清濁を併せ呑んで
命揺らせ 命揺らせ

常にグループの中心であり続けた加藤史帆さんには"King Gnuのテーマ曲"とも称されるこの曲を。

はみ出し、飛び出し、率いていく。ロックバンドの真髄とも言える魂を揺さぶる歌詞が、かとしさんのアツい(ある種ヒーロー的な)姿勢と重なります。この人ほど赤いマントが似合うメンバーはいない。

四つ打ちのビートに乗って卒業後もどこまでも力強く羽ばたいて行って欲しいという願いも込めて。


佐々木久美 『STARDOM』

あと一歩 ここからあと一歩
怖いモノ知って尚 立ち向かってゆけ
あの日の悪夢を断ち切ったならば
この胸に強く 一つの未来を信じ抜いて

佐々木久美さんと言えば大器。
大器と言えば佐々木久美さん。

とにかくデッカい久美さんには、とにかくデッカい曲がよく似合う。

困難を乗り越え夢に向かって挑戦し続ける姿を歌ったKing Gnu史上かつてないほど真っ直ぐな歌詞は、さながら少年ジャンプの世界観。

日向のルフィこと久美さんにはいつまでも夢を追いかけ続けていて欲しいという想いで選曲。

(ライブ最強…久美さん…ゼロイ…)


佐々木美玲 『壇上』

そばにいて欲しいんだ どんな未来でも
譲れぬものだけを胸に歩いていくんだ
自分の身の丈を知り、それでも
背けずに見つめられるかい?
骨までずぶ濡れの明日さえも信じられるかい?

キラキラの笑顔と朗らかなキャラクターでみんなの心をほかほかにしてくれるみーぱん。("みんな"には秋元康さんも含まれます)

そんなみーぱんですが、意外にもバラードがお好きということで、ピアノの音色と常田さんの哀愁漂う歌声が特徴的なこの曲をチョイス。

King Gnuが解散するときのことを想って綴られたという歌詞と、一期生として長年グループを支え続けてきた"母"のシナジーに期待。

そう遠くないうちにやってくるであろう"その日"に想いを馳せながら選曲しました。


高瀬愛奈 『サマーレイン・ダイバー』

"Dance dance,anyway,it'll work."she says.

境界線のなさというか、輪郭が溶け出した様というか、緩やかな連帯というか、とにかくそんなものをまなふぃとそのファンの方々からは感じます。

久美さんとはまた違った種類のデカさ。その様を何か別の言葉で表現するとすれば、"海"なのかもしれません。

サマーレイン・ダイバー、MVの名義を見ても分かる通り、King Gnuに改名する前、まだSrv.Vinciとして活動していた頃の名曲。ライブのラストに演奏されるのが定番となっています。

聴く者を深海へ誘うかのような曲調がまなふぃにぴったり。繰り返される英詞もまなふぃ要素のひとつです。


東村芽衣 『小さな惑星』

凍った愛がみるみる溶け出したんだ
心の奥底に春の風が吹いた
次第に綻びボロが出てきたとして
まぁそれも別にいいかと
くしゃみをして笑い合うのさ

疾走感のあるサウンドが奈良のチーターっぽい。気がする。

"くしゃみをして笑い合う"という画がメンバーのなかで一番似合う。気がする。

ピンク好きだしなんか春っぽい。気がする。

東村芽衣さん推しの方、申し訳ありません。東村さんと言えば"かわいい"と"猫"じゃないですか。ただ僕の知る限り、King Gnuにはかわいい曲も猫の曲も存在しないのです。

なんとかこじつけて捻り出しましたが正直イマイチですよね。悔しいです。精進します。

改めてこの企画むじぃ〜。


金村美玖 『一途』

さあ来世に期待ね 光れ閃け猛スピードで
一途に向かいます 余力を残す気はないの
届け届けと血を巡らせて
一途に愛します 永遠なんて必要は無いの

正の承認欲求をエンジンにアイドル界を爆速で走り続ける金村さん。その勢いを表現するため、とにかくテンポの早い曲をということでセレクト。

最初から最後まで最大火力で駆け抜ける構成や無骨なサウンドが、剥き出しアイドル金村美玖の生き様と重なる。命燃やしてる感。

複数推し絶対許さないウーマンの一面もタイトルで回収。今回はタイトル"だけ"では決めてません。

ライブverもぜひ。


河田陽菜 『Don't Stop the Clocks』

憂鬱が空を覆い尽くしたって
終わりの見えない土砂降りだって
未来を愛していられる
あなたとなら季節が巡り始める
時計の針を進めて

"あなたとなら季節が巡り始める"というフレーズを聴いて、河田さんの1st写真集「思い出の順番」のことを思い出しました。

隣にいてくれるだけで未来を愛していられそうな、時計の針が進みだしそうな、そんな予感がしてくる、唯一無二の不思議な魅力。世間ではそれ彼女感と呼ぶのかもしれません。

2人の大切な思い出が詰まったアルバムを繰るときのような、ゆったりとしたテンポが心地良く、"存在しない記憶"を思い起こしてくれます。


小坂菜緒 『逆夢』

あなたが望むなら この胸を射通して
頼りの無い僕もいつか 何者かに成れたなら
訳もなく 涙が溢れそうな
夜を埋め尽くす 輝く夢と成る
正夢でも、逆夢だとしても

小坂さんにはとにかく美しい曲を…!ということで、ストリングスの音色と井口さんの高音ボイスが印象的なこの曲をセレクト。

やっぱり小坂さんには"美"が似合う。

余談ですが、この『逆夢』という曲は先ほど金村さんパートで紹介した『一途』と共に、両A面シングルとして発売されたという経緯があります。

図らずもこの企画でもなおみくはシンメを組むことに。


富田鈴花 『Flash!!!』

全ては冗談だって ホンモンかニセモンかなんて
くだらねえぜ 真実なんて
ただ下り坂を猛スピードで駆け抜けるんだ
振り払えんだ、思いのままに
ブレーキは折れちまってんだ

ライブの一曲目に披露するような曲をという想いでつくられたというKing Gnu屈指のキラーチューン。

エネルギッシュでストレートな歌詞とギラついたサウンドがとにかくカッコいい。

この曲を選曲した理由はただひとつ。

これ。

車と言ったらすーじー。これからもアクセル全開で唯一無二の道を切り拓いて行ってほしい。


丹生明里 『カメレオン』

急行列車が通り過ぎた
寂れた駅のホームには隙間風が吹き抜けた
君の姿はどこにも見当たらなくて
時を経て通話画面に映った君は
もう僕の知らない君でした
幸せそうに笑うからつられて僕も笑ってしまった

"幸せそうに笑うからつられて僕も笑ってしまった"はあまりにも丹生ちゃんすぎる。

そしてこの曲を貫く"本当のあなたとは"というテーマは、世間の求める"にぶちゃん"像と向き合い続けた彼女のアイドル史にもぴったりとハマるような気がします。

にぶちゃん丹生明里にぶちゃん構造。パンサー向井さんとのラジオを思い出しながら選曲しました。


濱岸ひより 『あなたは蜃気楼』

あなたは蜃気楼 無邪気に笑ってみせて
あなたは蜃気楼 僕を振り回して

どうよこの歌詞?

めちゃくちゃ"ひよたん"じゃないですか?

掴みどころのない独特なキャラクターは例えるなら蜃気楼かなと。気まぐれな第1プリンセスにいつまでも振り回されていたいと願うファンも多いはず。

ネオンが煌めく怪しげなMVもエスニックなお顔の雰囲気によく合いそう。


松田好花 『ねっこ』

飾らない花でいい 華やかでなくていい
あなたの痛みの上に根を張れればいい
一頻りの雨に流されぬような
ふとした悲しみをそっと忘れさせるような
そんな花でいい そんな花がいい

"花"をモチーフにした歌詞が沁みるKing Gnuの最新楽曲。

ただ君が泣くなら僕も泣くから
その美しく強く伸びた根は
誰にも見えやしないけれど
無常の上に咲き誇れ

引用した歌詞を読んでいただければ選曲理由は全て伝わるかと。あんまり説明するのも野暮な気がするのであえてこの辺で。


上村ひなの 『It's a small world』

君の世界に僕も生きられるなら
それは素敵な事でしょう?
大人になんてなりそびれたままでいいの
勝手に世界が回っても

上村ひなの 『It's a small world』という文字列が可愛すぎて即決しました。

ひなのちゃんのディズニー感というか、脳内で草木や家具とお喋りしてそう感というか、少し現実離れした独特なセンスには、非凡さを感じずにはいられません。

彼女の脳内で繰り広げられているであろう"小さな世界"の住人になってみたい。

"大人になんてなりそびれたままでいいの"は間違いなく全日向坂ファンの総意。


髙橋未来虹 『Overflow』

自分の替えなどいくらでもいるんだ
自惚れんなよ 世界はそんなもんだって
生きてりゃわかるさ
ガムシャラに命を燃やし続けて
デタラメに刃を振り回した

どこか都会的な雰囲気のギターサウンドと泥臭い歌詞が特徴的な曲。

ストイックに理想のパフォーマンスを追い求め、研鑽を怠らない未来虹ちゃんには"ガムシャラに命を燃やし続けて"という表現がよく似合う。

これからは副キャプテンとして、グループの中心で錆つかない剣を、刃を、思うままに振り回してほしい。あなたの替えなど世界中どこを探してもいません。


森本茉莉 『千両役者』

死から眺める生の躍動
その様まるで御祭り土砂降り
此の目には絶景かな
一世一代の大舞台 有名無名も関係ない
爽快だけを頂戴 あなたと相思相愛で居たい

エッジの効いたサウンドに、生の渇望と生きる煌めきをテーマに綴られたという歌詞が乗る刺激的なナンバー。

旅好きで食欲旺盛、とにかくエネルギッシュな印象の茉莉ちゃんであれば、この曲のパワーを真正面から受け止めることが出来るはず。

そしてステージ上で歌って踊る茉莉ちゃんは間違いなく千両役者そのもの。あのキラキラ感は唯一無二です。


山口陽世 『Sorrows』

"Why don't you come back to me?"
この素晴らしき世界を 二人分け合えるよ
" cause I know you're lonely like me."
この胸の悲しみと 共に生きてゆくよ

パイセンたちにも負けず劣らずの煽りクイーンとなった陽世ちゃんにはライブ定番曲の『Sorrows』を。

躊躇なく、分け隔てなく愛を注ぐことができる連れ込み隊隊長の優しさと"二人分け合えるよ"という歌詞に温かな共鳴を感じます。

この曲はアコースティックverも最高なのでぜひ。




ここまで書いて、このまま行くとかなりのボリュームになってしまうことに気づきました。

今回は一旦ここで締めさせていただきます。

4期生編も近いうちに更新予定ですのでそちらもよろしくお願いします。

ご意見ご感想等なんでも嬉しいです。この記事のコメント欄かX(旧Twitter)のリプなどに是非お願いします。

それではまた次の記事で。

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