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資産運用や副業記事を読む前に読む記事を書いてみた。

「金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である。」

小林一三

noteを始めてみて感じたのは率直に、
「お金儲けや資産運用の記事に溢れているなぁ」
という印象だった。

しかし、「お金そのものに対しての向き合い方」の記事は圧倒的に少なかった。

その点に関して個人的な意見を書いてみたい。

お金に対する向き合い方が間違っていると、
せっかくのお金稼ぎ記事も、
資産運用記事も結果的に役に立たない。

なぜなら、

・倒れるまでお金を追ってしまう。
・稼いでも残らない。
・お金のことばかり考えて今を疎かにする。
・お金のトラブルで人間関係をダメにしてしまう。
・謎の焦燥感で心が休まらない。

ということになりかねず、
周りの人たちをみてて、
例を嫌というほど見てきた。

そうなりたくないし、
記事を読んでくれている人にもなってほしくない。

「じゃあ貯金すれば良いじゃん!」

これを読んだ人は感じるかもしれない。

半分正解だが、
十分な貯金=不安感ゼロとはならない。

むしろ失う恐怖との戦いも待っていると言えるだろう。

僕個人の簡単な経歴を以下にまとめてみた。

・ずっと海外放浪ばかりしていたから貯金ナシ。
生活もずっとギリギリの暮らしで20代の大半を終える。

・20代後半から、手持ち資金0の状態で起業したので生活も引き続きギリギリ。

・事業が軌道に乗り、少しだけ余裕が出てきたところにコロナ渦突入。借入もして、またギリギリの暮らしに。

・現在は事業も息を吹き返し、伸びて落ち着いてきたが、借入はまだ2000万円くらい残っている。

改めて書き出して見ると、ずいぶんと酷い状況のようにも思える。

かれこれ10年、お金がない状態が続いているが、そこからいやと言うほどお金や自分自身に向き合い、結果、今現在、僕の心はとても穏やかである。

なぜそうなのか。
お金に関してどのように向き合っているのか。

このあたりの話を心の棚卸しを兼ねて向き合ってみたい。

1.いくらあったら生活できるかを理解する。

お金に関する漠然とした不安。
その一因は、
「結局いくらあったら足りるのか?」
ということを理解できていないことだ。

僕は最低限の暮らしを通して、
そのあたりが計算上だけではなく、
身を通して理解できた。

地方都市に住んでいることもあり、15万円くらい月収があれば暮らせる。

これはフルタイムで働けば最低賃金でも稼ぐことができるので、ハードルは低い。

(むしろ健康を害して働けなくなることの方に怖さがあり、身体には気を遣っている。)

2.収入以上に支出しないように自己管理をしている。

収入以上に支出してしまうと、赤字になってしまう。
簡単な算数の話だが、実は驚くほど根が深い。

たとえば、物欲が止まらない、お酒代が嵩むなどは、自分自身の心の波が高いときに発生する。

付き合いが多くて出費が・・・という人も、
実は他人から「嫌われたくない」といったマインドがトリガーになっていることも。

このように心のバランスを整えることとお金の使い方や使い道についての関連がとても高い。

今一度自分自身の心に向き合うことが有効だ。

またお金はあんまりかからないけど、
楽しく遊ぶ方法などもいろいろとあるので、
その辺りも工夫一つだろう。

じゃないと、年収が1000万円あっても貯金は到底無理かつむしろ借金まみれにすらなる。

(それくらいのお金の使い道は巷に溢れている)

3.社会から孤立しないように気をつけている。

僕は周囲と常に良好な人間関係を築けるように、勤めている。

(あくまで自然体で)

人間は社会的な生き物で、
自給自足で暮らしていない以上、
基本的に一人では生きていけない。

だから、お金があまりかからない範囲でいろんな人と仲良くして、
いざとなったらお互いが助け合えるような関係性でいられるように勤めている。

もちろん人間関係で絶対はないので、
仲良くなれない相手もいると思う。
それでも唾をかけるようなことはせず、
一定の敬意をもって接するようにしている。

昔はプライドが邪魔してこのようなマインドにはならなかったが、

今は過剰なプライドは捨てているので、
なんとも思わない。

ちなみに僕は毎月の収入の5%は、
誰かのために使うようにしている。

もちろん現金で直接ではなく、プレゼントでも良いし、その金で自分の時間を買って、自分の時間をプレゼントしても良い。

あとは自分の機嫌を自分で取るための支出につかっても良い。

結果として相手と笑顔で接することができるなら、相手のためになっているはずだ。

もちろん自分のためにもなっている。与える行為そのものは相手のためになるというより、なにより自分自身の心を豊かにする大きな作用がある。

4.良い環境を探し、日々与えられた役割を全力で果たす。

一般的には日々の仕事に関しての姿勢について。

いま目の前の仕事をベストをつくして働くことは、
自分自身の成長にもつながり、結果的に気持ちも前向きになり、仕事が楽しくなる。

楽しいと、夢中になるのでお金に関してはあまり考える暇がなくなる。

相対的に不安も少なくなっていく。

妄想とはだいたい、
暇な時に考えてしまうものだったりする。

あとは日々の仕事ぶりが認められて、
給料も上がるかもしれない。

ここは会社次第なので、
良い環境=良い会社との出会いも大切。


以上を習慣化されている現在、
僕はお金に関する不安は普段、ほとんどない。
(ここまで来るのにだいぶ時間がかかったけど)

不安がないというより、
お金について考えること自体、ほぼないのだ。

もちろん急激な出費がいきなり発生したら不安になるだろう。

でもそういう時以外にも不安を感じて生きているとしたら、
正したほうがよいと思っている。
自分にとっても、周りにとっても毒だと思う。

また、僕の友人で、北国の冬の暖房すらOFFにしていた節約家の友人がいたが、
慢性的な皮膚の病気になってしまった。

極度の節約家と極度の浪費家は、お金に対する執着が凄まじいという意味において、
両者とも等しく愚かだと考えている。

結局はバランスだと思う。
その上で、資産形成や副業に関して取り組んでみてはどうだろうか。

ちなみに昔からあるが、
マルチ商法やネットワークビジネスはおすすめできない。

3・社会から孤立しないように気を付ける

の正反対の結果になるからだ。
利害で結ばれた関係は簡単に失われるし、活動の過程で本当の友達になれる人が急激にあなたの元を離れていくだろう。

お金自体は薬にもなれば毒にもなる。
便利な道具だが、扱いには注意が必要。
なにより、道具を祀るのは本末転倒なのだ。

お金の向き合い方に関してお話したが、
お金そのものに対する理解もまた大事だ。

普通の人は、雇われて稼ぐ、使う。しかした事ないかもしれない。

しかし、借りる、貸す、生み出す(商売)、投資するなどを小さくても経験しておくと理解がぐっと深まる。

お金に使われない人生が手に入ることを祈っています。





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