これからの眼科専門医試験を考える
前回のnoteでは合格発表より前から
「こうすれば絶対合格するからみんな真似してええで😏」
なんて調子に乗っておりましたが、無事に合格しておりました。
そして臨眼では初の単位取得(会場入口でテレーンってやるやつ)も経験しました。
ライブ配信もあったので朝イチ起きられない時もホテルでログインすれば単位も取れてサイコーでした。
「なくならないでくれ、ハイブリッド開催」
その一方で、専門医制度の移行に伴って更新のルール改正があったり、資格保持には学会費などがかかる反面、専門医資格によるインセンティブがない事から一部の医師からは更新をやめようかという意見も散見されます。
今後、眼科専攻医や眼科を目指す研修医、学生はどうすべきなのでしょうか。
私個人の意見としては、「とりあえず専門医資格までは取得しておいて更新するかどうかはその後考える」のが良いのではないかと思います。
落ち着いてください。
専門医を取るためには大学医局への入局がメジャーですが、「眼科専門研修基幹施設」で専攻医開始から初めの2年のうち1年間働く事ができれば入局はせずとも専門医取得の道はかなり開けます。
その他の4年間は「一般研修施設」と呼ばれる施設で研修すれば労働施設面での受験資格に関してはクリアです。
あとは論文や学会発表、症例レポートなので、こちらは何かしらの全国学会の発表とその原著論文、普段の臨床経験で問題ないと思われます。
よって転勤の手間はかかりますが、医局に入らずとも眼科専門医は取得できます。
専門医試験の合格率は以下のとおりです。
例年と比較すると、かなり難化した昨年度を除いたとしても今年は再受験者の合格率が格段に上がりました。
学会が発行している日眼会誌のコラムでは
このように語られています。
意訳すると
こういう事になります。(個人の見解です)
とはいえ昨年までのように今後また専門医試験は徐々に難化する可能性はあります。
専門医は持っていて目に見えて得する場面は少ないかもしれないですし、専門医のネームバリューが下がるようにも思いますが、これは内情を知る我々からの視点です。
患者としてはスキルがある程度担保されている可能性のある専門医を選んで受診するという考えの方も少なくないはずです。
その結果、症例が増えて自分のスキルアップに繋がるかもしれませんし、開業医になるなら患者も増えるかもしれません。
専門医資格は一応は一通り勉強してきたことを示すパスポートみたいなものです。
スポットバイトにも条件として専門医必須のものもあります。
もちろんヤベー専門医もいれば、スゲー非専門医がいるのは皆さんご存知かとは思いますが。
結論
ボーナスステージのうちに取るべし
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!