見出し画像

「もぎさい」を見てきました

先週、東北大学法学部の第70回模擬裁判公演、「難考 違法捜査と女神の糾罪」を見てきました。

公演は「法の女神テミス」像において強制力を表す剣、公平を表す天秤に交えて、違法捜査によって証拠が得られた事件対する判決をどのように下すかといった内容でした。
裁判では被告人に罪があったとしても、違法捜査によって得られた証拠には証拠能力が認められず、他に証拠が無い場合は証拠不十分として無罪になるそうです。(法律にはあまり詳しくないので少し違ったらすみません)

公演の中でも「無罪にすることは被告人の更生の機会を奪ってしまう事になる」という言葉が印象的でした。検察官側は罪を犯してしまった人を裁く立場にあるという考えでしたが間接的にも被告を更生へと導く立場にある、無罪判決だけが被告人の利益になるのではなく、刑罰も被告人の利益になるのだという考え方が勉強になりました。

模擬裁判としてだけでなく、家庭の温かさだとか、そういった部分も組み込まれていてお話な部分でも良かったです。私はよく裁判を傍聴するのですが、実際の裁判でもあるような所が本当にしっかりしていて(法学部なので当たり前かもしれませんが)うわ〜!ある!と思ってしまいました(笑) 細かい部分まで本当にリアリティがあって本当の裁判のようでした。公演中スクリーンに表示される解説や大まかなまとめも本当に分かりやすかったです。

第70回との事で伝統のある取り組みで、今までの公演の一覧を見て、去年まで知らなかった事が悔しくなりました。次回も、そしてその次も、心から行きたいと思える公演でした。3時間半程にも及ぶ公演の上詳しい解説の載った冊子もいただけて、最後には模擬裁判における判決文まで配布され、大大大満足です。本当に勉強になりました。演者さんは本当にお疲れ様です。カッコよかったです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?