【旅のフォトアルバム】九州旅3日目-別府地獄めぐり
九州旅行の最終日、3日目は湯布院のホテルからスタートだ。
1日目と2日目もぜひ見てみてね!
湯布院の某ホテルには源泉かけ流しの部屋風呂が付いており、朝からひとっ風呂しばいてから朝食会場に向かう。
朝食開場には昨晩からのハエがいたので、お椀の蓋で封印してきた。
宿の人間は開けてびっくりだろう。
この日の予定は、まずは湯布院観光をし、別府に向かう算段だ。
帰りの飛行機は19:40大分空港発の便なので、時間は余裕がある。
ホテルで少しゆっくりし、10時ごろに出発して金鱗湖に向かった。
湯布院は、観光するところが意外と少ない。
温泉があらゆるところにありすぎるのか、温泉街らしい温泉街は存在しない。
なので観光となると金鱗湖一択だと思う。
金鱗湖は、正直言って普通だった。
昨日まで阿蘇の大自然を堪能してきた身からすると、言っちゃあ悪いが物足りなさを感じてしまった。
というのもありここでは一眼では写真を撮っていない。
◆
金鱗湖は早々に切り上げ、別府に向かう。
その道中、どうしても行きたい場所があったので寄ってきた。
塚原温泉である。
ここは日本一の含鉄泉として有名なのだが、今回は朝風呂に入ったばかりなので見送り、一番の目当てである火口見学に行った。
活火山である伽藍岳の山腹に位置するこの温泉は、火口見学の入り口も兼ねており、見学料200円を払えば徒歩5分ほどで火口まで行くことができる。
一日目に阿蘇山中岳の火口に行けなかった分をここで取り返そうという算段だ。
火口までの道中、上を見上げるといたるところから噴煙が出ていた。
これくらいじゃもう驚かなくなってくるから九州はすごい。
ここからもう少し上がると、ついに火口が見えてきた。
Googleマップの写真では、ここも阿蘇山中岳のごとく火口に水が溜まっていたのだが、この日はあいにくなのか、火口らしきところは干からびていて白い噴煙を吐き出すのみだった。
まあよい。
思ってたのと違うことも旅行の醍醐味だ。
ネットに上がっている美しい景色だけが実態ではない。
それに、これはこれで美しい景色だ。
Macの壁紙みたいでかっこいい。
◆
というわけで、火口見学は一瞬で終わり、本丸の別府に向かう。
ちょうどお昼の時間だったので、別府に到着するなり向かったのはとり天発祥の店・東洋軒である。
着くと溢れるほどの人人人。
記名制で、待ち時間は大体2時間ほどとのこと。
ということで、とりあえず名前だけ書いて、先に地獄めぐりをスタートした。
最初に行った地獄は、海地獄。
沖縄の海さながらのコバルトブルーが美しい。
湯けむりがすごすぎて、うまく写真を撮るのも難しい。
海地獄から少し上ると、こんな真っ赤な池があった。
後に観る血の池地獄よりも鮮明な赤で、大変美しい。
湯気が噴き出す岩原があったので、白黒でかっこよく撮ってみた。
そしてお次は、鬼石坊主地獄。
海地獄の隣にある。
と、ここまで回ったタイミングで東洋軒に向かった。
すこし早いかなとも思ったが、なんともう1時間くらい前に呼ばれていたようだ。
きっととりあえず名前を書いてサイレントキャンセルする人が多いのだろう。
ともかく、着くとすぐに入ることができたのでラッキーだ。
東洋軒ではとり天、海老チャーハン、担担麺を単品で注文。
大人二人ならちょうどいい量で、定食を2つ頼むよりいろんな料理が食べれておすすめ。
とり天なんて別にどこでも一緒やろ。発祥の店がなんぼのもんじゃいと思っていたが、食べてみるとびっくりするほど美味しかったので、一眼じゃないけど写真載せちゃう♪
さて、腹も満たされたところで、地獄めぐり再開だ。
ここから先は正直どの順で回ったか記憶が怪しく、何地獄なのか分からない写真もちらほらあるので順番は適当に紹介していく。
まずはかまど地獄。
鬼がいる。
これがかまどの由来だろうと思われる、煙が噴き出す岩のくぼみ。
この地獄が青色が一番鮮やかで美しかった。
これもかまど地獄だったと思う。
ここはよく見る色の泥が噴出している。
他にも赤茶色の温泉もあったりして、こんな近いエリアでここまで色が違うのは大変不思議だ。
白池地獄。
すごい勢いで出る煙に、飛来したサギが立ち向かう様子。
鬼山地獄は、温泉よりもワニが有名だ。
温泉のお湯を暖房設備に活用することでワニの屋外飼育を実現している。
ところせましと大量のワニが収容されており、おどろおどろしい。
多分お湯の温度調節機器。
ごちゃっていてかっこいい。
少し移動して、血の池地獄。
とにかく赤くて広いが、それだけといえばそれだけ。
もうここまで地獄を巡ってくると感動も薄れてきてしまう。
きっと最初に来たらめちゃくちゃ感動していただろう。
最後は龍巻地獄。
ここは間欠泉が見られる珍しい場所で、35~40分ほどの間隔で温泉が吹き上がる。
めちゃくちゃ迫力があり、自然の神秘を感じることができる。
間欠泉を見る人用のベンチや階段状の席も用意されていて、最初はみんな座って見ていたのだが、途中で立ち上がって近づく輩が出始めた。
1人そうすると、そいつが邪魔で見えなくなるのでみんな近づきだす。
仕方ないので僕も近づいて写真を撮ってきた。
龍巻地獄を見終えると、飛行機まで時間が若干余りそうだったので、無料の足蒸し風呂に入りに鉄輪温泉に向かう。
近くのコインパーキングに停めてから徒歩で向かう道中、別府らしい町並みがすてきだったので、最後にどうぞ。
このような機械がいたるところにある。
山の上から見下ろしたらいろんなところから湯気が立っていて、めちゃくちゃ美しい。
分かりにくいが、排水溝から湯気がもくもくと出ているところ。
これぞ温泉街。
街中が硫黄の香りで、最初は臭かったがだんだんいい匂いに感じてくる。
◆
こうして3日間の九州旅行が幕を閉じた。
行きたいところは大体行けたので、大満足だ。
総じて、九州の自然の力強さに圧倒された。
自然と言えば我が故郷・四国が最強だと思っていたが、九州は四国の完全上位互換と言ってよいかもしれない。
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