生きづらさを感じているなら、ゆる学徒カフェに行こう
自分の話したいことが話せるというのは、大変すばらしいことだ。
言いたいことも言えないこんな世の中に嫌気がさしてきた
そんなあなたにおすすめしたい場所がある。
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「ゆる学徒カフェ」とは、僕の大好きなPodcaster、ゆる言語学ラジオのファン同士での交流を目的として(?)作られた、池袋のカフェである。
ゆる言語学ラジオのフランチャイズ企画「ゆる〇〇学ラジオ」の公開収録なども行われており、ファンにはたまらない場所だ。
そんなゆる学徒カフェは、一見すると「ゆる言語学ラジオのファンでなければ楽しめない場所」ひいては、「ゆる言語学ラジオのファンしか来てはいけない場所」といった印象を受ける。
しかし、そんなことはない!
僕はこのカフェを、今生きづらさを感じている全日本人におすすめしたい。
今回はその理由を、N=1の体験談をもとにお伝えする。
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ゆる学徒カフェは基本的に相席形式を採っている。
机は7台で、それぞれに椅子が4~5つ。つまりキャパは30人前後だ。
飛ぶ鳥を落とす勢いのゆる言語学ラジオなので、土日であればそんな人数はすぐに埋まる。
それに大抵が一人客なので、自然と相席が発生するのだ。
初対面の人とプライベートで話すのは、苦手意識がある人もいるだろう。
だが安心してほしい。
ゆる学徒カフェに来ている人はみんな「知的好奇心旺盛」という共通点を持っている。
これが本当に素晴らしい。
もしあなたが誰かに語りたくてしょうがないけれども、周りに話せる相手がいなくて困っているような話題があれば、ここに来て発散してほしい。
よほど倫理に反した話題でもない限り、みんな興味津々で聞いてくれるだろう。
さらにそこから蘊蓄をプルスウルトラしてくる猛者も多くいるだろう。
僕も最初はメタ認知が暴走して、かなりビビっていた。
僕が好きなものでも、みんな僕なんかより詳しいんじゃないかとか、学問として修めているレベルではないので話すに値しないのではないかとか、とにかくビビっていた。
でも実際に話してみると、みんな食いつくように聞いてくれたのだ。
歴史関連の話とか、出身地の方言の話なんかも盛り上がった。
気付けば気持ちよくなり、オタク口調で取り留めのない話ばかりをしていたが、それでもみんな快く受け入れてくれた。
友人との飲み会などではいつも「こんな蘊蓄話しても引かれるだけだな」とか、「みんなの注目を集めてまで言うことじゃないな」とか考えてしまってできなかった自分のしたい話が、ここでは何の気も遣わずできる。
ここでは変態であることが美徳なのだ。
こんな経験は初めてだった。
そして、自分のしたい話を面白いと思って前のめりに聞いてもらえることがこれほどの快感を伴うものだと、ここで初めて知った。
正直、相席する人のあたりはずれはあるだろう。
だが、ゆる言語学ラジオ界隈は民度が高いし、知的好奇心旺盛な方が多いので、大外しすることはないと思う。
だから、もし今気の合う友達がいないとか、話し相手がいなくて寂しい思いをしている人がいれば、一度ゆる学徒カフェに行ってみてほしい。
話す内容は何でも構わない。
ゆる言語学ラジオと関係なくても何も問題ない。
むしろ知識の幅が広がってみんな喜ぶだろう。
ゆる言語学ラジオのことを知らなくても問題ない。
おそらくオススメ回のプレゼン大会が始まるので、興味を持てば聴けばいい。
もしかするとこのカフェは、世の中で生きづらさを感じている若人を救うためのオアシスかもしれない。
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ここからはただの感想。
・入口のドアは中が見えなくて開けるの勇気いる。
・入ってすぐに当たり前のように堀元さんいてビビった。
・堀元さん意外と普通サイズだった。やっぱ水野さんデカいんだな。
・そして浦下さんもいた。隅っこでPC触っていてかわいかった。
・「テレビより生の方がかっこいい」とかよく言うけど、浦下さんは生の方がかっこよかった。
・堀元さんは動画そのままだった。
・N=1 Tシャツを着てガチファン感を、キャリーケースを持っていって遠くから来た感を出していたら(まあ本当に遠くから来たのだが)、帰りに案の定堀元さんに触れてもらえた。
・でもよく分からない返答をしてしまったので多分僕のことは「おもんないやつだった」と見下されているだろう。そもそも覚えてもいないだろう。
・なんやかんやで写真撮ってもらえた。嬉しい。
・こういうときにインキャピースしかできないので定番ポーズみたいなのが欲しい。
・ちなみに堀元さんはフレミングの左手の法則のポーズをしていた。パクろうかな。
・世間ではこういうのを推し活というらしい。流行っているらしい。
・ここが僕の居場所かもしれない。東京に移住しようと思う。
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