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IQ78。知能検査で分かった私の能力。

27歳、脳みそがちょっとなくなって
記憶の障害のある私です。

今日は「知能検査をしたときのこと」を書いてみようかな、と思います☺



1. 知能検査をすることになった訳

いつもの定期通院の時、
主治医から
「前回の検査から時間が経っているし、詳しい検査をしましょう。ちょっと、通える?」と言われました。

脳みそがちょっとなくなってから行った知能的な検査は
1年前に行った「認知症テスト」だけ。
それより、詳しくわかる知能検査と記憶の検査をすることになりました。


2. 知能検査とは…?「いわゆるIQ検査」

知能検査とはいわゆるIQ検査です。
IQの平均は90~110。大体の人がこの数値内に当てはまります。
70以下は知的障害として、障がい者手帳を受給することができます。

実は少し前から、自分の知能が下がっていると感じていた私。
夫とは話がかみ合わないし、
仕事でも会話に支障がありました。

脳みそがなくなる前、
私は、今まで特別大変だったことは感じていませんでした。
発達障害を疑われることも、ありませんでした。

コミュニケーションは比較的得意で、ずっと接客業をやっていましたし、
友人関係でもトラブルになることもなく過ごせました。

1つ不得意を挙げるとしたら、勉強は苦手だったという事。
特に漢字は全然書けませんでした。
でも、努力すれば何とかなっていました。

「できないのであれば人一倍努力しなさい」と
親にも学校の先生にも言われる時代。

私の場合は「人一倍の努力」では全然できるようにならなかったので
「人10倍がんばる!」という根気でどうにかしていました(笑)

だからこそ、今の耐久性があるとも思います。


3. 知能検査は結構時間がかかるし、体力がいる。

IQ検査は2日、記憶の検査に1日。
合計3日かかりました。
私の場合は保険適応なので、
自己負担額は1回の通院で1200円程度でした。

1日の検査は約2時間。
休憩なしでひたすら問題を解きます。

ただでさえ、脳の働きがイマイチなので疲れやすいです。
今回のテストで気づいたことは、

私は、
「3つまでしか、覚えられない」ということでした。
数字は4つまで。
単語になると3つが難しいぐらいです。


4. 私の結果は「IQ78」

70以下は知的障害。
90以上は正常。

70以上、90以下の中間の私は、
いわゆる「境界知能」というものでした。

境界知能という言葉は、
あまり良いイメージのある言葉ではありませんよね💦
ネットでは、比喩として使われてもいます。

自分の能力が数字になると、
やっぱりショックでした。

27歳、記憶障害に加え
知能指数も低いということがわかりました。


5. もしかして私は、生まれつき低スペック脳だった?


IQテストには4項目あります。

「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」


私の場合は、
言語理解は一番点数がよく、
ワーキングメモリーと処理速度が悪いことがわかりました。

ワーキングメモリー値が低いと、
計算をしたり漢字を書いたりすることに不自由を感じるそうで、
もともと苦手だったことを考えると
生まれつき苦手な部分だった可能性が出てきました。

私は、
素早く正確に物事をこなせない。
瞬時に覚えたり、思い出す能力が弱い。
という、脳みそスペックだということがわかりました。

できない事は明確になったけれど、
逆に言えば、文字での理解はできているという事。
ブログをやって、やっぱりよかったんだ…!と
ちょっと元気になりました☺

6. IQが低くても、感情はいっちょ前だという事。

IQが低いと言われて一番ショックだったのは
「あなたの脳は無能です」「努力しても無駄です」と言われているように感じてしまったことです。

脳みそスペックが低くても、
感情はいっちょ前に感じます。
悲しい気持ちも、嬉しい気持ちも
優しくしたい気持ちも、愛情だってあります。

いっちょ前です。

だから、知能が低いからと言って
人としてダメではないと思うのです。

生産性を求める現代社会で、
全てが上手にできることを求められている社会だけど、

私が大切に思う人にやさしくできるのは、
私しかいないと思うのです☺



↓ 脳みそがちょっとなくなった、私の今まで








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