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【2023年夏】服は一番似合うものだけ着たらいい

稲垣えみ子さんの「人生はどこでもドア リヨンの14日間」を読んだ。

著者がフランスのリヨンに14日間滞在し、暮らすように生活するなかで感じたことが日記にまとめられてる。

わたしはこの本を読んで、「旅行」と「ファッション」について、あらたな価値観の扉が開いた。ぱっかーん。

まずファッション編について。

えみ子氏はリヨンで生活し、毎日マルシェに通うなかで、いまいち土地に馴染めず浮いている感覚を抱える。
周りを観察して、あることに気づく。
リヨネーゼたちはみんな毎日同じ格好してる。
しかもめっちゃ似合ってる。

自分に「一番似合うもの」は一つしかない。それを毎日きたらいいじゃんよ。

「人生はどこでもドア リヨンの14日間」稲垣えみ子

二番目、三番目に似合う服をきている私はもう本当に浮いていた。
(中略)
・・・・そう、「さりげなくない」!

「人生はどこでもドア リヨンの14日間」稲垣えみ子

ファッションとは、自分を知ることである。
自分の良いところを発見し、それを最大限表現できるスタイルを見つけること。
それができれば自信と余裕を持って世の中と対峙することができるのだ。

「人生はどこでもドア リヨンの14日間」稲垣えみ子


「一番似合うものしか着ない」は極端な例かもしれないけど、自分に一番似合うものって、改めて考えたことあります?

わたしはファッションを愛していますが
取っ替え引っ替え買いまくっては手放すことについて違和感を感じてます。
数年前から、本当に気に入ったものを高くても少量大事に着ようという考えにシフトして、クローゼットを育ててる最中。

でも「一番似合うものを着ればいい」って、こんなストレートに考えたことなかった。

確かに、えみ子氏の言うとおり、「これ自分にめっちゃ似合うてますねん」と思ってる人はオーラが違う(気がする。みなぎる自信?)し、そういう時は「自分イケてる」と思って気分がアガる。

読んですぐ、クローゼット眺めて
自分に一番似合うものってなんだ?と、考えた。

これはわたしの意見ですが、「似合う」っていうのはあくまで自分の納得感が大事だと思います。
人から「こういうのが似合うよね」って言われても、それが自分の趣味じゃなかったりしっくりこないものは、そうなんだ。ってわきに置いておけばいいとおもう。

体型とか、骨格とか色々あるけど、街中でふと鏡をみたときに「わたしイケてる。うふ」って思えることが大事!

と、いう前提で考えました。
わたしの一張羅(夏バージョン)はこれです。

〜コウモリランのラン丸を添えて〜

服は
・タンクトップ
・ストレートパンツ(イタリア軍の軍パン)
・トングサンダル

アクセサリーは
・メガネ
・フープピアス
・ネックレス
・時計

めっちゃシンプル。
パンツは古着屋で5年くらい前に買ったのかな。ハイウエストでストレートパンツ、太さと丈どちらも絶妙。軍パンなので素材はガシガシ洗ってもへこたれない。
トングサンダルはヒールが5cmくらいでガンガン歩ける。

これなら毎日でも飽きず、しかも「わたしイケてる」と思える。
・・・でも待って、そしたらクローゼットにある大量の服w

あれこれバリエーションをつけることで「おしゃれな私」を人様に印象づけようと考えていたのである。つまりは「私ってミニマム!」などと自己満足しながら、所詮は「服をたくさん持っていることがおしゃれ」だと心のどこかで考えていたのであります。

「人生はどこでもドア リヨンの14日間」稲垣えみ子

ひーーーw
はい、そうです、上記述べた通りあれこれこだわって買うけど、そんなこだわりある服をたくさん持ってるわたしオシャレ感度高いかも♡って酔いしれてます。

おしゃれすることを諦めるとか、捨てるとか、ネガティブに捉えたり否定するんじゃなくて
「ファッション」を真剣に考えたら「自分」にぶちあたり
その結果シンプルイズベスト・それだけ着ればパーフェクト!なんて・・・
深いなぁ〜。笑

時に自分を鼓舞してくれるファッションから
これからもたくさん刺激を受けたい。けど、
自分が着るのは、突き詰めれば「超お気に入りの1コーデ」でいいのかも。

つぎは季節ごとの「一番」を考えてみようと思います!

みなさんの「一番似合うもの」ってなんですか?
考えてみると楽しいかもです。

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