JFL 2024 第13節 横河武蔵野FC VS Honda FC (観戦記)
序
第10節、栃木Cに3−0で敗戦。第11節、アトレチコ鈴鹿に1−0で辛勝。第12節、ソニー仙台に後半フルボッコにされて3−0で敗戦。そして迎える第13節は古豪であり強豪、まさにJFLの門番となるHonda FCである。(昔はジャトコとかデンソーとか強いチームいましたけどね)横河武蔵野も現在のJFLが開始されたときからいる古豪ではあるが門番ではない。勝てない試合、特に内容が悪い試合が続くと見ている方も歯がゆいというか精神的に厳しいもので、この試合を見る前も実は観戦に行くかどうか悩んでいたのだ。今シーズンまではなるべくスタに足を運んで観戦しようと思っているので、チケットを握りしめ、家を出た。
電車が安全確認で止まった。いきなりフラグが立ったようでちょっと嫌な気分になりながらムサリク(武蔵野陸上競技場)へ。
最後列から見て思ったこと
この試合、前後半通してホーム側のゴール裏芝生席で見ていたのだが、とにかくHonda FCの選手は横河武蔵野の硬い守備に対し、勇猛果敢に攻め込むのである。デュエル上等。アタッキングサードに入る前はパスを繋ぎ、一定の位置まで来たらドリブルで切り込む。そしてボール持ちすぎない程度でパスを繋いでバイタルエリアへ侵入するのだ。前半の武蔵野ディフェンス陣はよく耐えたと思う。致命的なミスもないし、GK上川選手とNo.28山﨑選手はコミュケーション取れていたように感じた。最後列は頼もしさすら感じる。しかし後半に入り疲れが出てきた横河武蔵野に悲劇が訪れる。
失点の場面なのだが、徐々にスペースが空きだしてピンチを何度かしのいだあと、高速ドリブルで切り込まれて、ディフェンスがデコイ(たぶんHonda No.5 鈴木選手)につられてコースを開けてしまう。後ろから見ててキレイにコースが空いてて、ちょっと笑ってしまったくらいだった。いやそれぐらい完璧な攻撃だった。もちろん放ったミドルシュートも完璧で、あんなのGKは止められない。耐えに耐えてた武蔵野ディフェンスラインが決壊した瞬間だった。57分に失点したあと、武蔵野は即座に選手を変えて対応するかと思いきや、71分までカードを切らなかったのだ。何を考えてたかは知らないが、「判断が遅すぎる!」と頬を殴られても仕方がないかなと思った。
それ以降、カードを切り始めるが効果を出すことがない。前節もそうなのだが後手で手段がないという実に頭が痛くなる。前線に高いのを入れたなら、シンプルに当てて行けばいいと思う。(それくらしかもうやれることがない)
85分、コーナーキックから失点。Honda FCのNo.2池松選手が長身を活かしてヘディングシュート。これがサイドバーに弾かれるも、Honda No.7松本選手に詰められてゴールを献上。このとき、武蔵野の選手誰もがボールへのアクションを取っていないのだ。ボールウォッチャーじゃ守りもできなくなる。
シュート4本
ここまで負けが込んでるというか負けグセがついているチームを立て直すのは非常に難しい。練習時間も夜間の限られた時間のみ。仕事と生活を抱えながらサッカーをする大変さは、並大抵の苦労ではないだろう。だからこそ、指揮官はもっと頭を使って効率よくやらなきゃいけないと思う。ただ、どんな監督がやろうとも、シュート4本しか打っていないチームは勝てないよ。
スコア
前半0−0
後半0−2
合計0−2
Honda FCの勝ち!