自分らしくと言うけれど、自分なんてものはない
今日も生きてる皆さん、ご苦労様です。
自分らしくって言われて悩んだことはありますか?僕は毎日です。
「悩み事がなさそうでいいね!」「毎日楽しそう!」
なんて言われることがしょっちゅう。
この世の中において『自分』なんてものはもとより無い。
僕の勝手な想像と妄想の世界へようこそ。
「生きてる(生かされてる)」時点で、何かに合わせなければいけないから。
呼吸をするために酸素を取り入れられる身体にしなければいけない。
食べるためにはお金がなければいけない(自産自消は別)。
お金を得るためには働かなければいけない。
働くためにはフリーにしろどこかのコミュニティに属すにしろ、社会の螺旋の一部とならなければならない。(働くことが嫌いなわけでは決してない)
この回転の中で自分というのを見つけるのはあまりにも狭すぎる。
だから、自分らしさなんてものは、元々この世界には存在しないんだ。
みんな元々ロボットなんだ
なんて言ったら怒るだろうか?
悪く捉えないで欲しい。僕も含めてロボットなんだから。
本当の自由も、本当の自分もここでは見つかりっこない。
ただ、それを探す意味はある。
探してるその過程こそが僕たちが生まれた「意味」だ。
考える知能を持てる人間なのだから。
もし地球が後世に続くなら、伝え続けなければいけないからね。
じゃあ、本当の自分はどこにいるのか?
今呼吸をして携帯を見てる自分か?違う。
仲のいい友達と話してる時の自分か?違う。
無邪気に将来のことなど考えず遊んでたあの頃の自分か?違う。
この世に自分なんていない。(だからって死なないでね)
どこにいるのかは誰にもわからない。
死後、酸素も食物も必要じゃなくなった時が「本当の自分」だ。
そこにいる本当の自分に会うまでに何をするか?
退屈なこの世界で何をするか?
それはそれぞれの考えですればいい。
僕は死、老いを忌避する人たちの1人でも多くにそうではない事を伝えたい。
お酒を飲みたい、タバコを吸いたい、ベットで快感を得たい。
大切な人と出会い、結婚して新しい遺伝子を残して精一杯楽しんでほしい。
地球がなくなる瞬間を見たい。
社会の枠組みを取っ払った時に「これをしてたい」と思うものが、死後自分がやってることに近づくかもしれない。僕の死生観は死後=夢の中だから。
だからこそ、自分探しなんかで悩まないで欲しい。
会社勤務、いいじゃないか。毎日好きなことだけして生きてるより週末の楽しさが倍増する。
バイト生活、いいじゃないか。めんどくさい会社の責任を受けず、足が軽い。
フリーランス、いいじゃないか。毎日好きなことして自分を求めてくれる人がいる。(経営者、実業家も含む)
物事には必ず裏と表がある。コインだ。人生はコインだ。
死んでからこそ本当の自分としての人生が始まるんだ。
だから、自分を探すのはもうやめよう。
やりたいことをやってる自分も、やりたくないことをやってる自分も
本当の自分ではないのだから。
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大学休学中。海外飛び回って今はポルトガルにいます。 世界中の人と死生観を語りながらバイトでアイスクリーム作ってます。