5番目の
これまでは、アイドルについて書いたりするなどと言っておきながらほぼアイドルについて触れてこなかった
ちゃんと書いたのは星野みなみについて言及した回だけであろう
しかし、5期生が1人ずつ発表されている今これに触れないわけにはいかないと思い、善は急げと書き始めた
誰にも言えていない、夢がある?
あの人のどこに、憧れている?
本気で、泣いて笑って、青春してる?
背中を押してくれる何かを、待ってる?
たった一度の夏、
たった一度の、きみへ。
乃木坂46新メンバー募集開始
この世界の、未完成は美しい。
これは5期生募集の際のスローガンである
このスローガンの文末にある未完成は美しいという部分について、SNS上で散見される「未完成とは?」という疑問のためにアイドルにおける未完成さについて定義づけをしたいと思う
未完成さには以下の3つの要素があるように思える
・外見
・精神
・スキル
1つずつ見ていこう
まずは外見的な未完成さだ
1人目の井上和(いのうえなぎ)は外見的にある程度完成されていたように筆者を含め多くのオタクが受け取ったと思う
そのため、未完成とは?などと言われていた
しかし、外見的な完成にも2つ種類がある
いわゆる成長期(二次性徴)の終了という意味での完成と矯正の終了という完成である
前者の例を挙げると齋藤飛鳥などがそうであろう
中学1年で加入した当時は当然二次性徴が終了しておらず、幼児体形であった。これが時間経過とともに成長し成人女性として完成する。多くのアイドルが中学~高校のうちにデビューするため、容姿がデビュー時と現在では大きく異なる。これには自己プロデュースの軸を定めるというものも含まれるため、基本的に複数年掛かると想定される。
後者の例を挙げると直近では矢久保美緒がそうであろう
デビュー当時から歯列矯正をしており、先日ついに終了した
成長の終了(完成)に遅れて矯正の終了がやってきた
矯正の終了と共に矢久保美緒にようやく外見的な完成が訪れたのだ
2つ目の要素は精神的な未完成さだ
これは外見的な完成のような並列構造ではなく2段階の階層構造になっていると思う
1段階目は自分以外の誰かを理想とし、それを目指す状態である。歌や踊りやバラエティや持ち回りブログなど初めてが溢れている中で、それらをこなすために誰かを手本とし、それに近づけるように努力を重ねる
2段階目は唯一無二の理想像を目指す状態である。一通りのことはそれに必死にならなくてもできるようになる(精神的な成長)と精神的にゆとりを持てるようになり、自身を俯瞰できるようになる。これにより、他者を憧れの対象もしくは規範としていたものから、自身の中での理想像を追うようになる。途中から路線変更するアイドルが見受けられるのもこれによるものだと考えられる。齋藤飛鳥もデビュー時はいちごミルクがうんぬんといっていたように、誰かを手本としたようなアイドル像を理想としていたが、精神的な成長を遂げ、自分らしくいるための借り物ではない理想像をいつしか追うようになった
3つ目の要素はスキルの未完成さだ
二次性徴的な完成と異なり、これは永遠に完成するようなものではない
歌手やダンサーが自分のスキルは完成されていますなんて言っていたら多分引く、ずっと高みを目指してくれよと思うからだ
そのため、ここでの完成とは乃木坂46内での平均値とする
プリンシパルや最初に与えられる期生曲では拙かったメンバーが、ライブや舞台を重ねる中で、外見的・精神的な成長も相まりスキルの完成へと近づいていく。とはいえ、拙さもウリとしている節があるのでこれに関しては一律の成長はあまり望めない、秋元真夏の歌唱スキルとか、、、
ここまでが俺の考えるアイドルにおける未完成さの定義である
これら3つを立項したことで明白になったと思うが、運営が意図していた「未完成さ」とは精神的なものである
乃木坂46に加入し、日々プレッシャーや期待、自身の理想というものを砥石代わりに自身を磨き上げ完成に近づける
その過程を美しいと形容し、外見やスキルは副次的なものに過ぎないと主張したかったのではないか
少なくとも俺はそう思う
そもそもデビュー時に外見的にある程度完成されてないとあんまりファンが付かないと思う、鈴木絢音とか中村麗乃とか矢久保美緒とか
補足:未完成とは?と言うもののもちろんそれが精神的な未完成さであることを理解しているオタクが多数を占めていることはもちろん理解している。そのうえで、改めて未完成さを明文化したいと思いこれを書いた。
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