BO9の考え方について 〜実戦を振り返りながら〜
おはようございます。Nosuです。
シャドウバースの競技シーンといえば、BO3が一般的ですが、最近ではDSALやSAリーグなど、BO9で行われる競技シーンも増えてきました。私自身も、麗一揆というチームでDSALに参加させていただいています。私は選手として出場する時もありますが、主に投げ順選択を任せてもらっています。今回は、BO9の考え方について、私自身が考えていることや、意識していることをまとめてみました。
今期のBO9について
プロリーグを見てもそうですが、今期は5リーダーと3リーダーの差が激しく、BO9はE W D Nc B でほぼ固定されています。その中でも立ち位置上、BとD(特にB)が抜けにくい、あるいは後半まで残りやすい傾向にあるように思います。この2リーダーをどう扱うかがBO9の勝敗に直結すると考えています。
実戦を通した投げ順選択の例
今回は 2月13日に行われたDSAL season1 Division1 round9 麗一揆 vs Cord様 の試合を例に挙げ、実際の試合中の思考について、可能な限り言語化してみようと思います。
DSALでは、デッキ公開性で対戦が行われます。デッキが公開されたら、出場するメンバーの意見なども聞きながら、簡単な相性表を作るようにしています。
今回のお互いの持ち込みは、以下の通りでした。
麗一揆 ロキサスE リンクルキャルW 庭園D アグロNc 清浄B
お相手 ロキサスE 式神W ライドD ブリンガーNc 清浄B
投げ順は毎回このような表を作成し、それを元にして決めています。今回は、1戦ごとに振り返りながら、思考を解説していきます。
1試合目 庭園D vs ブリンガーNc ●
お相手のブリンガーネクロの立ち位置が良く、庭園対面の相性を把握しきれてない可能性もあり、初手で投げてくると予想しました。こちらは庭園を投げました。結果は負けてしまいましたが、投げ方は読み通りでした。
2試合目 ロキサスE vs ロキサスE ●
相手目線で何を投げてくるか考えた場合に、①立ち位置の良いライドD ②ライドDを見たこちらのアグロNcを読んだ清浄 のどちらかだと考えました。
アグロネクロは清浄以外ならどこにでもやれるため立ち位置が良さげですが、読まれやすいこと、早い段階で清浄に抜けられた場合にBO9単位での負けに直結してしまうことから、攻めすぎだと判断しました。ドラゴンを当てられたら連投前提で、清浄に強いロキサスEを投げました。ミラーは想定していなかったので意外でした。
3試合目 アグロNc vs ライドD ○
相手目線でこちらのロキサスE投げがどうしても1勝を取りたいと見えた場合、まず連投を視野に入れてくるはずだと考えました。そしてその場合、ロキサスEに対して不利である清浄は相手目線投げにくいだろうと考えました。そのため、ライドD予想でアグロネクロを選択しました。
4試合目 清浄B vs 式神W ●
ライドラ連投の場合残ったデッキが非常に投げづらく、清浄を投げましたが、ここは完全に当て負けだったと思います。反省点①
5試合目 リンクルキャルW vs ライドD ○
現時点で1-3、お相手の残りデッキがD Bと2クラスだけになってしまいました。この辺りからは考えることが少なくなってきます。庭園の立ち位置が悪そうですが、とりあえず1勝取って少しでも追いつきたいので、どちらにもそこそこやれるリンクルキャルWを投げました。
6試合目 清浄B vs 清浄B ○
こちら残り ロキサスE 庭園D 清浄B
お相手残り ライドD 清浄B
ライドDが闘技場型になってから清浄に以前よりやれるようになっているため、こちらのどの対面でも戦えることから、お相手側はわざわざここで清浄を投げる理由がないと感じたため、ライドDに1番やれる清浄を投げました。勝利数でも残りデッキの相性差でも負けているので、ミラーは気合いで抜けてもらう前提です。流石にロキサスを投げる勇気は無かったです。ここ勝ってくれたのが本当にありがたかったです。
7試合目 ロキサスE vs ライドD ○
こちら残り ロキサスE 庭園D
お相手残り ライドD 清浄B
DSALのルールでは、5-3と5-4のスコアでは勝ち点が変わります。相性表上庭園を先に投げる理由はないため、ロキサスEを投げました。
8試合目 庭園D vs 清浄B ○
結果は5-3で勝利でした。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
こういった言語化の試みは初めてだったため、稚拙な文章だったかもしれませんが、たまにはこういうちゃんとしたものも書いていけたらなと思います。
最後に宣伝になりますが、麗一揆は現在自薦を行なっております。興味がある方は是非麗一揆のツイッターアカウント(@uraraikki_)までお願いします!
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