eスポーツスタートアップが事業に失敗して資金ショートしたらどうなった? その4 最終回
その3でお話しした両足型事業。確実な事業成長を実行、などと書きましたが、実際はお金がないのでやれることが限られていただけですね。やりたいことは全部置いといて、やれることだけを必死にやってました。無報酬状態が半年以上続き、正直僕ら役員二人はかなり限界まで来ていました。二人とも家族持ちで子供もいますからね。生活にもお金はかかります。恥ずかしながらクレジットのキャッシング額も膨らんで行き満額になっていったのです。そんなギリギリから反転するところが今日の話です。
あ、無報酬の話は家族には隠してたわ。これでバレちゃうか、、、ま、しゃあないな。笑
コロナ禍の事業構築、そしてついにeスポーツジム開業
eスポーツジム事業でのパートナーが決まってもコロナは止まらないわけで、コロナ禍のさなかに新たなオフライン事業を構築していくという超難解な事業構築になりました。
それでも勝ち筋を描き実現まで至らせる事ができたのは、僕らも東京メトロさんも同じ想いだったからだと思います。
いつでも誰でもeスポーツを真剣に楽しむ世界を作りたい。そして東京を世界一のeスポーツ都市にしたい。
そして、それが実現できたら、きっとeスポーツを通してたくさんの人が成長し、結果としてそれぞれの人生の可能性を広げていくだろうと。
そしてついに、2021年6月28日、日本初のeスポーツ専門トレーニング施設「eスポーツジム」が開業したのです。僕たちが事業に失敗して資金ショートしてから実に1年4ヶ月後のことでした。
1年4ヶ月前にはまさかこんなことになるとは、露ほども思ってないです。まさかまさかです。でも、逆にいうと資金ショートしなかったらこうはならなかったわけで、今から振り返ると資金ショートが事業構築の重要なファクターだったわけです。皮肉なものですが、実に人生らしい。
やっと未来の話
すみません。その2くらいで未来の話書くと言ってたのに、、結局その4まで来てしまったです。
さて、eスポーツジム事業とeスポーツ英会話事業、これをピボットならぬ両足型事業と書きましたが、実は2つの異なる事業とは全く思っていません。
僕の中では明確にみえています、この2つの事業の未来の姿が。だってどちらも、eスポーツを通して人の可能性を広げている事業ですから。
この辺の詳しいところは、ゲシピにジョインしてくれた方だけにしっかりとお伝えしていきます。なのでnoteではこれくらいで。
ただ、一つ確信してることを書こうと思うのですが、その昔僕が小さな頃は、野球なんて球遊びだと言われてた。そんなのやるなら、習字や算盤、ピアノなんかをやれと言われていた。
それが今では、野球は立派な職業どころか、例えば小学生から12年間野球一筋男子でした、なんて聞いたら、それはさぞかし精神的にも肉体的にも育った好青年であろう、と思われるのではないでしょうか。
まーーーったく同じ事がeスポーツでも起きると思っている。たかがゲームだ、遊びだ、と軽視されがちだけど、野球のように真剣にプレイする人たちが評価される時代が必ずくると思っている。そこに僕のみえてる事業の本質があるのです。
そんなゲシピでは仲間を求めています
ゲシピのビジョンは、「eスポーツを通して人の可能性を広げる」
その世界感を一緒に実現してくれる仲間を求めています。10年後には、世の中で活躍してる人たちの多くがゲシピのサービス出身で、そしてeスポーツを真剣にやってる人が社会的にも評価される、そんな世界を作りたい。
COOやCFOを中心にCxOはもちろん、エンジニア、デザイナー、人事採用、そして学生インターンまで幅広く求めています。
eスポーツ市場はまさに今生まれたばかり、その中でもeスポーツ教育事業は僕たちが先頭となって作り上げています。eスポーツ業界に先頭で入りたいなら今しかないです。Mよ。この後入ってくる人たちは全部後発になっちゃいます。そんなの少しも面白くない!
eスポーツへのアツい想いがあり、ゲームへの感謝の気持ちがあり、人の成長に寄与する事がたまらなく幸せな方、そしてそれが自分目の前で人の笑顔という形でビリビリ成果を感じたい方、ぜひぜひぜひぜひご連絡ください。
僕たちと一緒に、日本のそして日本発世界へのeスポーツ教育事業を作っていきましょう!
eスポーツを通して人の可能性を広げていきましょう!
ご応募はこちら!
ジョインご希望の方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
1. eスポーツを通して何を実現したいか
2. ゲシピで何がしたいか、何ができるのか。希望職種も。
3. あなたにとってゲームとはどんな存在か。(そう思うに至った実体験あればそれも)
4. 希望の雇用形態
を書いてもらって、履歴書や職務経歴書もお願いします。
最後に面談に進む方にのみ返信させていただくことご容赦くださいませ。
宛先: join-gecipe@gecipe.co.jp
ゲシピジョイン担当宛へ。
さいごに
まだ何も成功してないのに、こんな赤裸々なこと振り返ってしまって、と自分でも思います。今回話したことはこの1年半にお付き合いやお取引した人のほとんどの人が知らないです。役員とごくごく一部の人だけが知ってただけです。
何も成功してないのにじゃあ何故今書いたのか。成功してから書いてたらそれは単なる美談。成功した後から振り返るハードシングスなんてオチがわかってるから面白くないですよね。この後どうなるかわからない、そんなまだまだ弱いスタートアップが書くからこそ、意味あるのかなと思ったんです。
これが最終的に美談になるか失敗談となるかは僕たち自分たち次第だし、これからジョインいただく方たち次第なのです。だからスタートアップは面白い。
ひとつだけ確実に言えるのは、また失敗したとしても、きっと僕たちは辞めないです。辞めずにまた這い上がろうとすると思います。
さて、今日もこんな時間になってしまいました。
明日もeスポーツジムで接客しなきゃならないので、もう寝ます。接客という名の目の前でのユーザーインタビューは最高に学びの宝庫ですからね。
そして、生き延びるためには寝るのは大切なので。ではではみなさまおやすみなさい。