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MSR Habitude6 【MSRの6人用テント】


購入背景

現状の登山


社会人になって登山をする機会は増えた。
テント泊をする機会は減った。

何が違うのか。

圧倒的に時間が足りない。

山に費やせる時間も長さも圧倒的に短い。
しかし、財力だけは増えた。ある者は車を持ち、小屋泊を好むという。確実に時代は変わった。ワンゲルは時間と若さはあるが金はない。

ここ2年ソロやグループなど様々な登山をしたが、ワンゲルとは似て非なるものだ。何がその根底にあるのかを考えたが、ワンゲルは集団行動であり、計画的に動く。集団で移動し、料理して、眠る。そして、出発する。入山から下山までを計画し、その余白や景色を楽しむ。

一方、社会人は、団体ではなく、個人。
テントもそれぞれ、料理も簡単に食べられるものを各自で行うことが多い。

驚いたことに集団で登山しても道中や小屋は
共にするが、ご飯やテントは別ということが
よくある。自分の事は自分でするスタイルだ。

せっかくならみんなでワイワイとしたスタイルがなんだか恋しかった。

そんなことから当時のメンバーに声をかけて山に誘った。(唐松岳に行こうぜ!)

ワンゲル装備


ワンゲルで使用していたテントはこれ
ダンロップV6テントに4人で就寝を行う。

偶然、同じ物を上高地で見つけた


合宿のように成功させるために登るという義務感もないことから登りたい山を登りたいように登ればいい。

テントもご飯も行程も自由だ。ワンゲルver2.0
というわけで、オーバースペックの6シーズンテントが候補に挙がる。これだけあれば、
今後ステップアップしてもいいぜ。って感じ。

予算切り詰めた妥協とかの選択肢よりも余裕を持ったスペックならどんな環境でも楽しめるはずだ。

サイズ感

山岳用テントのサイズ感は提示されている
サイズ−1人のサイズが丁度いいようである。
2人用テントと書かれているなら。
1人が快適に過ごせる居住空間だ。

この度、ワンゲルの先輩、後輩を集めて
購入することにしたMSR Habittudeは
6人用のテントであり、男が5人で使うには
丁度いいはずだ。


6kgを超えている


とてつもなく重いが、これで、5人と考えると
1人分はそこまで重たくない。分担可能。

ここから実使用レビュー

大きさ、居住性は申し分なく最高だ。

①大の大人5人が十分に横になって荷物を置いてもまだ余裕がある。

②6シーズンテントのため、外が爆風の嵐であっても中は快適。

③山では少し背が高く、風の影響を受けやすい。

④場所が確保しずらい。

一つずつ解説します。

①大の大人5人が横になって荷物を置いてもまだ余裕がある。

居住空間がとにかく広い。3m x3mのギンギンマットを敷き詰める時に実感したが、
とにかく広い。寝ていて体がぶつかることや
匂いが気になることはない。最高の秘密基地空間。(登山ではない😂)

②6シーズンテントのため、外が爆風の嵐であっても中は快適。
安心感がもはや室内だ。テントではない。
ポール数は多く、3つからなる。
1つ目にY字のメインポールがあり、
他2本の逆Y字のサブポールで補強する。

③標高が高くなってテント場が悪いと
風が叩きつけるようにテントに当たる。
実際、朝起きて撤収時に確認すると
ポールは曲がってしまった。(メインは耐えたがサイドそれぞれ2箇所)
爆風の為、音は凄かったが、雨風にさらされることなく朝を迎えられた。

④通常のテントよりも大きいのでテント設置場所の確保が難しいテント場ではハビチュードにとって理不尽な場所を案内される可能性がある。

案内されたのは登山道の隣


結論


登山でなければ、最高のテント。

少なくとも、日本の山用ではない。


元ワンゲルのみんなでワクワクしながら
計画を立てて、行った今回の唐松岳で使用してみたが、製品は登山用と提示していたが、
おそらく日本の山での使用には適していないと結論づけた。あくまでキャンプ用であるのだ。
これは使ってみるまでわからないものではあったが、少なくとも、今回の山行での使用は
適しているとは言い難い。
もちろん、我々の経験不足、更に経験を積んでどんな環境下でも扱えるようにするべきというのもあると思うが、近道は確実に山岳用の
テントを買うべきであるという事だ。

登山と明記されている

実際に使用してみないとわからないものはあると思うが、Amazonサイトやモチヅキさんの
公式動画などでは山岳用で紹介されていた。

爆風地帯でない場合は使用可能。

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