「統計学×心理学」で成功を科学|誰もが明日ビジネスで成功する"科学の必殺技"
本記事では「数学の確率や統計的な思考法」と「人間の傾向に関する心理学の知識」を組み合わて導く"成功のための考え方"を紹介します。
今日伝えたい要点は3つ。
成功したいなら「そもそも成功が何者か」知っときましょう。
サンプル数が少ない"成功"ではなく、豊富な"失敗"から学びましょう。
特別でもない、地味で期待感の低いコトに目を向けましょう。
「成功って何者?」から思考はスタートするよ
質問です。そもそも成功って何だと思いますか?
☐ 1位といった凄い結果を出す
☐ 大金を稼ぐ
☐ 偉くなる、有名になる
どれも正解。社会や環境、メディアの影響で、幼少期より成功は上記のイメージで育ちました。ただ僕はあるとき、成功の正体を疑い、以下のように捉え直しました。
「社会で相対的に優位(超少数派)で、有益性が高いモノ・コト」
例を挙げましょう
☐ お金持ちは社会では超少数でだし、生活に余裕がある
☐ スポーツの好成績は出場選手の中で希少で、評価・注目される
つまり冷静に考えれば、特定の分野において優位で有益な結果を得ると成功(成功者)と呼ぶのだと。
大事なのは統計|成功の裏の"多数の失敗者"に注目
☐ 1位が存在するなら、その他大勢の敗者がいる
☐ 一部の高収入の人がいるなら、それ以外の大多数の低収入の人がいる
☐ 起業して当てた一握りの成功者がいるなら、倒産した無数の失敗者もいる
このように、一般的に成功と呼ばれるものは「必ず相対的」です。僕はこの"相対性"に注目しました。
「どういうこと?」
つまりこう考えるのです。
成功したいと思った時、ついその分野の成功者に目を向けちゃう
でも成功者って実は希少で数が少ない
一方、裏側には大量の失敗者・敗者がいる
統計的に考えれば、サンプル数が多い方と少ない方、まずはどっちの情報を信頼する?
ということで、サンプル数が豊富な失敗からの方が確かな情報を得られる。しかも、失敗の共通点を避ければ「失敗しない=結果的に成功する」という訳だ。
※実際に、僕は経営のベースはこのように行った。とにかく同じ事業や成長企業で失敗した人達の共通点を見つけ、そこだけ徹底して対策した。大成功を狙うときに初めて、成功者の分析も行う。
「なぜ人は成功に目が行き、失敗に目がいかないのか」|心理学や認知科学で解説
・成功ばかりに目が向く理由
これは"期待感"が持てる方に人は行動が積極的になりやすい性質によるもの。話を聞くなら「失敗した人より成功者の期待が持てる成功ストーリー」の方が好きでしょ?
・「失敗しない=成功」と考えられない理由
単純にこの考え方が、成功と直結していない間接的な関係で、頭を使う考え方だからです。認知的負荷が高いのです。
直感的にも「失敗を避け続ければ、成功できる」って考え方はワクワクしないでしょ?
それより「これをすれば成功する!」の方が好きでしょ?だから、皆こちらを好みます。
・単純かつ地味な内容は脳が嫌う
僕らの脳は「楽で安全にすぐ結果が得られるもの」を常に望んでいます。ところが失敗の共通点は本当に凄い地味。
失敗者の地味な共通点例
継続できない
挑戦しない
目標が曖昧
自分の頭で考えない
受け身、他責
「こんなの聞いても興奮しないでしょ?どうせ聞き流すでしょ?」
「もっと一発でなんとかなる必殺技が欲しいでしょ?」
良いですね。それがTHE人間です。
※ちなみに多分野での成功者の共通点はこの裏返し。なので、結局は凄い地味な内容です。
誰でもスグにビジネスで成功する"必殺の科学"
要点をおさらいしましょう。
成功は相対的なもの。優位で有益な結果のこと。
サンプル数が豊富な"失敗"から学び、失敗を避ければ成功する。
楽する脳に抗い、地味で期待感の無いことに目を向け、実行しよう。
これが科学で導ける必殺な考え方です。
最後に僕が大好きな教訓に「大衆は常に間違う」という言葉があります。
"大勢の人がやりがちな事"で上手くいくのなら、世の中こんなに皆苦労してる訳ありません。
だから、僕は何事もまずは「大衆的な発想」を考えます。
・腰痛が苦しいから整骨院行ったら治るだろう→それぐらいで治ってたら、腰痛がこんなに現代病になってる訳ない。
・組織の雰囲気悪い。解決策として皆の意見を聞こう!→それで解決するんなら、世の中これだけ多くの組織が悩むことは無い。マネジメントの本も売れる訳ない。
そして「大衆の逆をやるか、大衆がやらないレベルで突き詰めるか」を選びます。
例えば、多くの人が本を読まない多数派なら本を読みます
→これだけでそこそこ成功する。
そこそこ優秀なビジネスマンは本を週に1本読む
→それなら、俺は毎日3冊読もう
これは5年前のビジネスの世界に入る前に本当に実行したことです。これが人間ヲタク流。
大衆を知るコツは、
様々な統計データに目を向けておくこと。
心理学や脳科学の基本的な知識を入れておくこと。
それだけで「大衆はこう考えるだろうな~」が簡単に浮かびます。あとはその逆か突き詰めるかをやりましょう。
nosuke