「新ゴーゴー・インド」(読了)
旅行作家・蔵前仁一さんの代表作「ゴーゴー・インド」の増補改訂版。
インドといえば蔵前さん。この本が最初に「ゴーゴー・インド」として世に出たのは1986年。僕は大学一年生で初めてヨーロッパへ行った年でした。
「新」となったのは奥付けによると2001年9月26日。その2週間後に僕はあの「9.11」の影響で大学卒業以来勤めていた航空会社を失業。
この本が出た当時の自分はどうしていただろということを照らし合わせて読み進めた。
僕はインド料理は好きだがインドを訪れるのは無理。一生訪れることはないと思う。
この本を楽しんで拝読したが、やはり僕にはインドは無理と確信。
インドは日々仕事に追われている身でやっと長めの休暇が取れてのんびりしに行く旅先にはならない…僕には。
インドを頻繁に訪れる方々とは旅や旅行に対する意識が僕とは異なるのだと思う。
街歩きに買いもの…全てに緊張感が必要。更に衛生的なことも…。
行く前よりかなりの疲労を蓄積して帰国すること必須。ただし、そう思えたのも蔵前さんがインドを隅々まで歩き、ご自身でお描きになったイラスト付きの読みものにしてくださって情報を得られたからだと思う。
インドマニアはもちろん、僕のように「インド料理は好きだけれど…」という旅行記好きには楽しめる一冊。