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「大人の流儀 12 またどこかで」(読了)
シリーズ12作目。これが最終巻。
読んだ記憶がある話もあったが、筆者の文章の上手さにそんなことはどうでもよくなった。
シリーズ全冊をほぼリアルタイムで拝読したが、生きて行く上で心がけていなくてはいけないことがどの本にも必ずあった。背筋をシャンとしてくれるシリーズだった。
40代以上の人は、シリーズのどの巻でもいいので、一冊は読んで欲しい。
僕にとって伊集院静先生は目の前に立つと緊張する大人のおひとりだった。もうお目にかかれないのは本当に辛い。
以下9年前にシリーズ5作目が出たときのお話。自分の当時のFacebookより。
このシリーズの新作が出ました昨日は仕事終わりで師匠(伊集院静先生)のサイン会へ。本を購入しても整理券がないとサイン会へは参加出来ません。今回は過去にないほどあっという間に配布終了で入手出来ず。整理券を持っている一番最後の方がサインを貰い終わるのを見計らい師匠本人に「ご無沙汰しております。整理券ないんですけどよろしいですか?」と師匠を取り囲んでいる出版各社の編集者と思われる人たちの視線など全く気にすることなく直訴。すると師匠は「おー、久し振り。いいよ、いいよ。」と気持よくサインをいただきました。いま読んでいる本を読み終えたらこの本を読みます。
改めて合掌。
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