「不良が好きで詩が好きで」(再読了)
何度も再読しているエッセイ。かつてあの週刊文春に100回に渡って連載されていたエッセイ。
この本は都合4冊の単行本になった中の一冊。百瀬さんのエッセイで知る古き良き時代の東京のお話はいつ読んでも面白い。モノクロの時代のお話でもカラーで浮かび上がってくるから不思議。
自分でも文章を書くようになって改めて拝読すると、物凄い時間と資料を毎回費やしてらしたのが想像に難くない。
合わせて長年の莫大な読書量。かなりの読書量がないとあれだけ的確な例えや引用は出で来ない。
生前大変お世話になった百瀬さんはもういらっしゃらないし、この本で知って訪れてみたいと思ったお店も代替わりやコロナでほとんどないだろう…。「ない」と分かったときのガッカリといったらない。
本書は絶版。興味を持った方はネットで探すか中目黒のCOW BOOKSさんにあたってみるのがいいでしょう。
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