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「勝ち切る覚悟」

2024.12.30。横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品『勝ち切る覚悟 日本一までの79日』行ってきました。長くなりますし全然ネタバレあるので今後観に行く予定ある方、大して野球興味ない方、他球団ファンの方特にソフトバンクファンの方はお気をつけください。それでは以下感想です。


レギュラーシーズン〜CSファイナルまで

レギュラーシーズン


9月15日、山本祐大骨折
序盤だがこの時点で無理だった。涙腺敗北(雑魚)。インタビューパートで「もう今シーズン終わった」みたいな口ぶりで話してたところをインタビュアーの方が「まだ終わってないよ」って言ってたあたり、ほんまにシーズン中にインタビューしたんやなぁと。

16日、広島戦(東-伊藤光)
決勝点(伊藤)が祐大のバットで打ったんやばい。主人公ムーブ。祐大のおかげ。ゲームセット後の挨拶で祐大ユニ掲げる粋な計らい。祐大が離脱するのは致命傷やったけどここでチームがまたひとつになれたように感じた。

 このあたりで負けが増えてきてたところでヤスアキ森唯斗発案の中継ぎ投手陣が試合前ベンチに入るやつ。当時メディアなんかでも取り上げられてたのは記憶してたが選手発案なのは知らなかった。ここでスタメンと控え、ベンチとブルペンの温度差がなくなって一体感生まれたのはいうまでもない。

CSファーストステージ


どういうわけかサクッと終わった(皮肉)。映画内でも他のとこより掘り下げ薄かった。東が肉離れしたときは流石にCSファイナルまでいける気せえへんかった。プニキが足攣ったのも本当に怖かった。そらどの球団よりも長く戦ってるから皆満身創痍やろうに。こういうとこで選手心配せず戦力のことしか頭にない人間にはなりたくないなと思ったね。自分の贔屓が勝つことしか考えてない。ひとつの視点でしか考えられない人間。浅はか(哲学)。ともかくジャクソンナイスピッチ。戸柱ナイバッチ。

CSファイナルステージ


ツッツがここでも旧キャプテンとしての仕事。牧に良い声かけ。そこから1戦落とすも6戦目9回ウラに牧の逆転タイムリー。激アツ。伊藤光が途中肉離れで離脱したけどそういう時の戸柱。正捕手じゃなくても1年間チームのために尽くしてくれた男が祐大と伊藤光に代わって大活躍からのCSMVP。裏主人公。

日本シリーズ


ソフトバンク、特に1戦目の有原が大悪役に見えた。ツッツが有原甲斐の配球みて「遊ばれてる」「ナメられてる」って言ったところまじご立腹(牧:内のフォーシーム4球→フォーク、TA:4球フォーク)※うろ覚えです。
 蒼彗天の自打球の裏側はずっと鳥肌立ちっぱなし。「スパイク一回脱いだらもう履けなくなるから脱がずにいきます」???バケモノ。福岡行ってからもトレーナーは「代打で1打席くらいが限界」って言ってたのに「DHかファーストで出してくれ。ここで負けたらもう後がない」とか言うてた。4番すぎる。かっこええ。好き。愛。
〜※助っ人外国人大好き芸人()の暴走〜
 福岡行ってからの話でいうと、選手だけでミーティング開かれたときの17年に日本シリーズ経験した選手からの言葉の重み。口を開き始めた時はツッツがまた泣かせにくると思ってた。ところがどっこい自分には柴田の言葉が効いた。重い。重すぎる。
 前キャプテンの筒香佐野の存在が牧にとって本当に大きかったように感じた。佐野が「牧はなんでも背負いすぎるところがある」って話してたが、シーズン序盤から考えればプロ入り4年目の26歳、キャプテン1年目、開幕4番、素人の自分には想像もできない重圧がかかっていただろう。そこをアメリカ帰りのツッツと前キャプテン佐野が支え、打順も4番を蒼彗天が打つようになった。(あくまで蒼彗天に譲ったのであって4番から陥落した訳ではない。ベイには4番候補なんていくらでもおる。)プロの重圧は重い。それでも打って欲しいところで打てる牧。無神論者も流石に神の存在に半信半疑になる。

 大原コーチ熱かった。ブルペン陣に向けて「メディアはこう言ってた。『横浜は打ち勝つ"しか"ない』。ふざけんな!守り勝つぞ!」好き(小並感)。確かにプレーオフ入ってから中継ぎの集中力の上がり方が尋常じゃなかった感覚はある。
 横浜帰ってきてからの第6戦、映画見るまでは有原式FA(悪)vs筒香式FA(大正義)って構図で正義は勝つみたいな感じに見てたが、第1戦で有原の打席立ってないツッツがシンプルにナメられたことに対する怒りを晴らしたように見えた。筒香怒りのホームラン(亀井か)。何回見ても泣く。他球団ファンからすれば「1回見たホームランでそんなに感動できるか?」と思うかもしれないが、何を隠そう26年ぶりの日本一。あと20年は味を占める(ドヤ顔)。
 あとの展開に関しては試合をなぞる形で進んでたが全然泣いた。何を隠そう26年ぶりの(以下略)。
 ばんてふが最後現役から振り返って優勝を噛み締めるインタビュー。本当に嬉しそうでファン一同嬉しい。「ただ!リーグ優勝はできてないから…」という言葉。日本一なっても浮き足立たず次の目標が見えているのを物語ってる。この目標に対してチーム全員が同じ方向を向いて戦っていければ来年も優勝争いできると確信した。ベイスターズはそれができる。79日間の集中力が仮に25年シーズンも実現できれば…

全体を通して


 インタビューパートとドキュメンタリーパートのバランスがちょうど良かった。ばんてふに始まりばんてふに終わる。誰よりも横浜が似合う男だよあんたは(?)。個人的にはばんてふが髪ノーセットってところが良い。リアル。ばんてふは顔がいいのにそれ以上に強い装備(リーゼント)のせいで霞む。皆さんにも届け、ばんてふの顔面偏差値。(?)
 ナレーションが全くないのも良かった。ファンが見たいものを見せるというより、見たくなかったり見せたくなかったりするところも含めた本当の裏側を伝えているように感じた。
 最後のクレジット出てくるところ…「勇者の遺伝子かなぁ」って予想してたところに「勝利の輝き」の原曲。泣きますやん。そんなん。「傷ついた翼を休めた昨日」ここの歌詞がブッ刺さる。しかしながら映像はビールかけの映像使うところ、この点に私は横浜の象徴を見た。
 この時私がちょっとプロ野球から離れてベイファンに戻ってきた時のこと思い出した。暗くて長い暗黒横浜を抜けた先の、底抜けに明るい、見ていて楽しくなる球団。一生推す。推せる。絶対他所の企業に委託すなよ。南場オーナーから離れるなよ。(???)
 長くなりましたが以上で「横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品 『勝ち切る覚悟 日本一までの79日』」の感想とさせていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。お腹いっぱいです。

〈マジでどうでもいい感想未満の感想〉
・広島戦、戸柱が緊急で交代する時のバトルフェイス京田、気配りの男。
・CSファースト、フォードがホームラン打った時のJBのリアクションめっちゃ好き。
・有原は悪党に見えても近藤山川は何故か悪党に見えない。何故か。(大事なことなので2回)
・クレジットにマスコットたちとdiana入ってんの最高やなぁって。
・今年で退団する選手出てきたとこちょっと悲しくなった(上茶谷濱口JB…)

表記について
ベイファンの皆様には伝わる書き方をしているつもりです。不明な点があれば私までご一報ください。

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