ウイスキーの味の分類 〜初期タイプから、ブラインドテイスティングを経験して〜
2019年からウイスキーに興味を持ち始めて、2020年からは、ウイスキー専用のTwitterアカウントなど作り、かれこれ5年弱、趣味としてウイスキーを楽しんでるのですが、、、最近、改めて、分からないことが多すぎるよな、と感じてます😇
当初は、分かりやすいウイスキーの味の違いとして、
1)樽のタイプ(シェリーカスクorバーボンカスク、その中間※シングルモルトやブレンデッド)
2)ピートの有無
3)度数の強さ(加水40-46%or50%以上のカスクストレングス)
4)地域、蒸留所の個性
この辺を基準にして、味を分類して記憶していってたのですが、、、
持ち寄り会イベントなどでブラインドテイスティングをやってみて、“味の分類・枠”として、不十分すぎるなと痛感してます。
そのため、改めて自分の中で、“味を分類する枠”を言語化して、把握してみたいなと思ってます。
(※その辺、グダグダ書きたいなと思ってたのが、Note始めたきっかけでもあります。)
まず当初考えていた枠組みの見直しですが、、、
1)樽のタイプ(シェリーカスクorバーボンカスク、その中間※シングルモルトやブレンデッド)
ア、ファーストフィル、セカンドフィルなど、何度目の利用かによって影響度が違う
イ、オクタブ、ホグスヘッドなど、樽の大きさによって影響具合が異なる
この辺は最低限意識しないといけないなと感じてます。
→経験談としては、kyotofineさんの“Arran 1997 25 Years Old Sherry Puncheon”を、「これって、バーボン樽じゃないんですか?」と、質問したのが、非常に鮮明に記憶に残ってます(※某新橋barにて)。
“パンチョンのように容量大きい樽だと、樽の影響少なくなるので、そういう感じ方もしますよ”という会話をした記憶がありますが、樽の容量も大きく影響するんだなという実体験です。
→逆に、影響与える方だと、rudderさんの“オクタブフィニッシュのダルユーイン”を買う際に、「若干、特徴のないカスクだったんで、オクタブフィニッシュで色加えたんですよね。」的な会話を聞いたのが、印象に残ってます。
他にも、モーレンジのウッドフィニッシュシリーズなどもありますしね。
2)ピートの有無
これも、有り無しだけでは、分類できない奥深さを感じてます。
ア、まずはピートの影響の濃淡
わかりやすいのが、スプリングバンクとロングロウですよね。確か、20ppmと50ppmだったか。
イ、次に、ピートと原酒の混ざり具合と言いますか、ピートの柔らかさに、近年のピート系ウイスキーと、オールドボトルのピートの影響に違いを感じます。
オールド系のピートを、個人的には勝手に“溶けたピート”と表現してるのですが、オールドボトルだと原酒との馴染みが進んでそう感じるようになるのか、昔のピートの方が柔らかく感じるものなのか、原因はよくわかってないです。
一番最初に、この“溶けたピート”を感じたのは、近年リリースの“ハイランドパーク 1995 26年 54.1% リフィル・アメリカンホグスヘッド / GM for モルトヤマ9周年”だったのですが、最初は、「長熟だから、こういう感じ方になるのかな?」と思っていました。
ただ、自宅で開けた、馬車ラベルのホワイトホース(1970年代初頭流通)や、タリスカーのマップラベルなどでも、同じようなピートのニュアンスを感じたので、“長熟ないし長期の瓶内変化”ででやすい特徴と、いったん仮に整理してます。
★最後に、最近、オールドボトルで、ピートのあるなしをすごい迷います。
多分、シェリーカスク由来の“土っぽさ”とピートの影響に共通のニュアンスを感じてしまってるのだと思います。この辺は、もう少し意識的に飲んでみて、整理つくのかどうか考えてみたいと思ってます。
3)度数の強さ(加水40-46%or50%以上のカスクストレングス)
これもほんと分からないです😇
ア、まず、開封後、どれぐらいの期間経過したかは聞いておかないと、カスクストレングスでも、開封後時間をおけば、かなり丸くなって度数低く感じることが多いです。
イ、★加水ボトルなのか、長熟ボトルで度数落ちなのか、この辺は分かる人には分かる要素っぽいのですが、自分では整理できてないので、意識して、自覚できるかどうかやっていきたいです。
4)地域、蒸留所の個性
これは、大まかにでもわかってることの方が少ないなとも思いました。
ア、地域という意味では、スペイサイドとアイラ、アイリッシュあたりの特徴は分かると言いたいところですが、ハイランドモルトの特徴と言われると、さっぱりです😇
アイランズの個性も分からないし、そもそも、“アイラ系ピートと内陸系ピート”の違いもわかる方には分かるようなのですが、自分にはまださっぱりです😇
ベンロマックやアードモアの経験値が必要なのかもしれません。また、タリスカー、レダイグといったアイランズと、アイラの違いも、まだまださっぱりで、分からないことだらけです。
イ、蒸留所の個性といっても、、、
「アイラの飲みわけができてるのか?」と言われると全く自信がなく、最近、意識的に飲んでます。
何となくレベルで言うと、“ボウモア、ラフロイグ、アードベック(特に近年現行)”については、少しずつ思い浮かぶ要素がでてきたものの、
ラガヴーリンや、カリラ、ブナハーブンなど、特にラガは何本かボトル飲んでるのですが、未だ暗中模索です😇
他にも蒸留所の個性と言っても、インチガワー、ブレアアソールなどのやや独特な蒸溜所や、エルギン、キースなどでイメージできる要素が少しあるかな程度で、分からないことばかりです😇
やっぱり、文章にしてみると、“わからないことが多すぎること”が分かって、良いですね。
まずは、アイラ等の蒸留所のオフィシャル定番ボトルを飲み分けられるところを目指したいと思います✨
4-5年飲んでても、こんなにわからないことだらけなので、まだまだ長年ウイスキーで楽しめそうな気がします!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?