トイピアノについて
1980年代、新聞に、井上楽器の48鍵盤くらいのトイピアノの広告が載っていた。ミニキーボードや、ポータブルキーボードが発売されるようになって、見なくなってしまった。
大映テレビドラマ「乳姉妹」で、若山牧師の教会に、25鍵盤くらいのトイピアノが置いてあった。「乳姉妹」は動画で無料で視聴できる。キーワードは 乳姉妹 動画 で検索すればヒットする。
現在は、カワイだけが、ミニピアノという名称で、25鍵盤と32鍵盤、最近は44鍵盤のトイピアノを製造販売している。
蚤の市に出かけてみたところ、黒鍵は塗りつぶしただけの、グランドピアノと書かれた13鍵盤の白い鍵盤だけが音が出るトイピアノが2800円で売られていた。すごくよい音が出た。他の蚤の市では、10音のうち1音しか、わずかにしか音が鳴らないトイピアノが1000円で売られていた。
『ようこそトイピアノの世界へ』で、紹介されているトイピアノ以外で、ネット検索すると、36鍵盤の半音つきのトイピアノも出品されている。ニチガンのトイピアノは36鍵盤だ。また、井上楽器でも、虹色の鍵盤で、ロンドとかいう名前の35鍵盤くらいの半音つきのトイピアノがみつかった。演奏動画を見ると、良い音がする。キーボードでは味わえない音だ。
トイピアノだと入手するなら、36鍵盤は欲しいと思う。音が正確でないとか、劣化しているとか、そんな時は、調律師に頼めば修理してもらえるのだろうか。
漫画『ピアノの森』でも、カイが、バイト先のマスターからトイピアノを借りて、森で彼女に演奏するコマがあった。
音旅舎の動画で紹介されている倉俣楽器の61鍵盤のMUSEというトイピアノも、いいなと思う。今頃は折り畳みの電子ピアノも開発されているが、トイピアノで61鍵盤が発売されるなら、私は迷わずトイピアノを選ぶと思う。