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途切れつつも(2024/10/07〜10/13)

10月7日(月)

 パート休みだったので毛を刺す。ほんとに10月????とだれもいない部屋で問いかけ&応答を待つほどの暑さ。身体に細かい毛がへばりつく、つらい、暑いうえに日差しは秋なので太陽の射角は低く、部屋の隅にいても炙られる。もうやだ。

10月8日(火)

 涼しくなると聞いたのに昨晩はずっと暑く、窓開けても暑く、2時に3時に4時に5時に起きる。5時のカラスが近くのゆるいゴミ捨て場でいいものでもみつけたのかずっと喋ってて楽しそうだった。アーアーアーアー、アッ、アーーー。混じりたい。
 6時にいやいや起床、そのまま非情のパート開始。最初は在宅で、オフィスが物理的に開門してから移動して、途中から物理出社。不思議と眠たくならず夕方まで勤務できた。しかし出社すると毎度なんとなく落ち込むのはなんでだろう。(社会性が足りないから。周囲も見ず、衝動的な、動きをするから。それを思い返す反復作業するから)
 子が風邪っぽく寒さにやられたのか鍋にしたいとのリクエスト。しゃぶしゃぶにする。豚バラ薄切り肉、水菜、エリンギ(薄切り)、人参(ピーラーでごく薄く削ったやつ)、豆腐、大根おろし。

10月9日(水)

 早朝からパート勤務で夕方退勤。そのままダッシュして後楽園へ。アマゾネスたち(女たちのコミューンつくりてえな〜〜と毎回気を吐く愉快な一味)と待ち合わせて出店にて各種アルコールを調達し、ゆうえんち内で乾杯。日が落ちる薄闇のなか、きらきらと光るメリーゴーランド、肌寒く、もう誰も乗ってないのにひたすら落ち続け、定期的に轟音と飛沫撒き散らす無のウォータースライダー。夏は完全に制圧された。秋のかなしみがきた。ビールうまい。

なにかが道をやってくる。文京区に。

 そのあとゾネス達(女たちのコミューンつくりてえな〜〜と毎回気を吐いては毎度思想が先鋭化しすぎて、構想開始ものの10分で村が瓦解するトーク繰り返す愉快な一味)は移動し、ずっと行ってみたかった水道橋の「ムンド不二」へ。 めちゃくちゃおいしい、ワインもおいしい。話もたのしい。特にジョージア風の牛肉の白ワイン煮込みがよかった。牛肉煮込み系は赤ワインだったりなんなら甘いポートワインだったりドミグラスソース入ったりして濃厚なこと多く、個人的にはもったり重たくきついのだけどこれはすっきりはっきりとした味でとてもすてきだった。

果汁しぼって鮮烈な印象あたえる煮込みのよさ。

 いろいろおいしすぎて胃弱なのにめずらしく全てするする入ってしまい、途中で記憶無くす。お金払った記憶がまったくない。無事帰宅したらしい。

 楽しかった!の感情の手触りしか残らない飲み会、なに?

カメラロールに残ってた帰宅。なに。どこ。

10月11日(木)

 昨日の記憶がない。電車乗った記憶がない。シャワーも歯磨きもない(物的証拠から類推するに、一応してた)。トイレの床に臥したのはちょっとおぼえている。寝巻きは裏返しだった。
 おそるおそるLINEする。すると他からも記憶ないとのメッセージが集合する。1人だけ記憶残っていたメンバーが払っていたとおしえてくれる。50すぎて人生はじめてぽっかり記憶なくしたマジか。たのしかった手触りだけが確かに残る。
 休みだったので展示など観にいく予定だったが胃がもんどりうってるので昼まで大人しくする。午後、ようやく外に出て、踏んでしまって歪んだメガネを直して貰い、数ヶ月ぶりに髪を切る。帰りに寿司を買う。喜ばれる。

10月11日(金)

 今週ずっと風邪っぽいと言っていた子(a)が、よせばいいのにやたら絡んできて結果、子(b)も風邪をひいた。
 子(a)、そういえばなにかに感染するとその初期に、やたらハイテンション(=他者と接触)になるのが幼少時からみられていて人類は所詮、完全に遺伝子の乗り物というかウイルスの媒介者というかまんまとそこをハックされるにしがない存在…と思う。
 夜は鱈いり湯豆腐と豚キムチ。炎症を制圧するべく湯豆腐用にたくさん生姜をおろした。
 そのあと感染したと言ってきた子(b)が花粉かもしれんと抗アレルギー剤を服用し。持ち直した。結果、子(a)あらぬ虚偽をかけてしまった1日。

10月12日(土)

 パート終了後、高円寺「本屋の実験室」にて堀越英美×野中モモさん「恐ろしいときこそ、親切になって」トークイベントを聞きにいく。
 英美さんが学生時代から体験してきたあげつらいの排除(結社入社儀式じみた、誰が好き/嫌い?の問いかけ)で結びつく90年代冷笑文化のひりつき。モモさんが続けているどなたもどうぞ、のゆるい場の提供(夜のピクニック)など、同年代でも2人のふるまいは対称的で、でも気が合ってて、とても面白かった。
 自分は堀越英美さんと同時期に上京したけれど、大学とか文化に参加していなかった。多分、英美さんと生息していた地区も同じで、そういう文化に参加したければ近隣大学のサークルに入るのが常套だったのだろうけど、そんなルートを当時は知らなくてただただ息をして、過ごしてただけだった。(ていうか思い返すに女子は他校のサークルに入る、て不文律、なんだあれ)
 自意識は持て余してもいたので当時だったらその界隈はすごく羨ましかったろう。でも今ならそこに混じりたいあまりにどこまでやらかしただろうか想像するだにこわい。ひゃーSNSと同じで当時やってなくてよかった剣呑剣呑。
 面白かったなーーーーこういうの終わった後に人と飲んだらたのしいだろなーーーと思いながら帰りがけにうどんすすってバスで帰る。

路上のうろん。

 ケアの話をしたいのにSNSだとすぐに変な流れにされてしまう、分断されてしまう、みたいな箇所あって、最近、なにかをちゃんと言いたい人がそれらを忌避して一旦ネット/SNSから退避してるかんじがする。
 大事な話は、ちゃんと聞いてくれる人がいる場に限定されてしまう、いかんともしがたいかんじがある。

10月13日(日)

 午前、ちょっとだけパート勤務して、昼には前日の余りの、味噌煮込みおでんのつゆをベースにカレーうどんつくってたべて、午後は来週参加するイベントの用意をした。えらい。


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