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美術館に行ってきました
夫と娘と休みが合ったので、美術館にお出かけしてきました。
メインで見たのは、こちら。
いわゆる「アール・ブリュット」、障害者アートです。
カラフルで元気がいい作品が多く、すごくいきいきしていました。作品が生きている、という感じで。自分も何か表現してみたくなりました。
同時開催していた、施設の作品展示も素晴らしかったです。ある作家さんの作品のあまりの緻密さに、すっかり見入ってしまいました。ご紹介しておきますね。(手ぬぐいとかにして、販売してくださらないかしら・・・)
そして、美術館ではこちらの展覧会が最終日ということで、たくさんの方が熱心に見学していました。
浅井忠さん、名前は知っていましたが、まとまった数の作品を一気に見たことがなくて、今回じっくり見ました。
戦時中は「従軍画家」として軍に帯同していたそうで、その時に描いた作品もありました。それを見て、私は、「絵ってすごいな」と改めて思ったんです。
絵は、文字(言葉)が伝えられない、その場の雰囲気とか、人の感情とかを、一気に表現することができる。画家が、どこから眺め、何を思って絵筆を握ったのかで、伝わる情報も違うし、絵のタッチも変わるだろう。記録写真もいいが、絵もまたいいなあ。
浅井忠さんが描いた絵を見ながら、私は「戦争の場で絵を描いている浅井忠さん」の後ろ姿を想像しました。
どんなに絵が好きでも、これらの絵は楽しい気持ちでは描いてなかっただろうな、と。
個々人のライフイベントだけでなく、戦争とか自然災害とかの出来事が、人生にかなりの影響を与えます。もちろん、良くも悪くも。浅井忠さんの絵も、いろいろな出来事に影響されながら出来上がっていったんだな、と思いました。
アートに触れ、いい時間を過ごすことができました。
私も、何が起きても自分の糧にして、楽しく生きていきたいと思います。
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