【レシピ】フープロも裏ごしもしない、鍋一つで作る「いもようかん」
大掃除の季節。キッチンの食品庫を全部出して掃除していたら、粉寒天が出てきました。夏に食が細くなった母に、牛乳寒天や果物ゼリーをよく作っていた、その余りです。
「寒天かぁ・・・食物繊維が豊富とはいえ、この寒い季節に果物のゼリーや牛乳寒天を持っていっても、ばあちゃん食べないだろうしなぁ・・・」
温かい緑茶と一緒に食べたい、和のおやつでも作ろうかなぁ。
そんなことを考えていたら、野菜かごから声がした(ような気がした)。
「呼びましたか?」
ああ、その手があったか!
というわけで、これ以上簡単にはできないぐらい簡単で、なおかつ食べ応えもある芋羊羹を作ります。
ちなみにうちにはフードプロセッサーもないし、裏ごし器はありますが、使い終わった後で洗うのが面倒だから使いません。
鍋一つで作ってみます!
【材料】
さつまいも 400gぐらい(多少の増減は大丈夫)
砂糖 大さじ2から3(いもの甘さで加減してください)
塩 小さじ1/2ぐらい(ほんの気持ちで)
粉寒天 4g ※さつまいも100gに粉寒天1gの計算をしました。ちなみに、粉寒天は小さじ1が4gだそうです。量りやすさを考えると、さつまいもは400gがベストかと思います。
【作り方】
①事前にさつまいもは洗って、乾かしておく。
②皮を厚めにむく。(皮は別の料理になります。)
③いもの重さをはかる。
④いもを1cmぐらいの厚さで切って、水にさらす。
⑤鍋にいもを入れ、ひたひたの水を入れて、火にかける。水が多すぎるとあとで捨てることになるので、ひたひたでOK。
⑥煮ている間に流す型の準備。適当なタッパーにラップを敷いておく。
⑦ぐつぐつ。いもの味見をして、砂糖と塩を入れて、さらに形がなくなるまでぐつぐつ。ちなみに今回のいもは、あまり甘みがなかったので、大さじ3ぐらい砂糖を入れました。
⑧柔らかくなったら、火を弱めて、マッシャーか何かでつぶす。
⑨ここからが2分は時間との戦い。粉寒天を入れて、極弱火でふつふつ沸騰させながら、おたまとか木じゃくしとかで、ひたすらぐるぐる混ぜる。混ぜてないと突沸して、いもの攻撃を食らったり、鍋が焦げたりするので、とにかく集中。
⑩型に流し込む。
⑪冷やして切り分ける。私は一晩冷やしちゃいました。2時間ぐらいでいけるんじゃないかと思います。
⑫完成!
では、実食!
ほのかな甘みで、いもの食感も繊維も残って、「さつまいも食べてる!」感があります。寒天で固めてあるので、つるっと食べられて、うちの母もあっという間に1切れ食べちゃいました。
温かい緑茶にぴったりでした。
お店で売っているような滑らかさはないですが、いかにも家庭の味、鍋1つでできる簡単いもようかん、是非試してみてくださいね!