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今後のオンラインビジネスはLINEを無視出来るのか

今僕はLINE上でコーヒー豆が注文から決済まで全てが完結できるシステムを作っている。

2020年に入ってから様々なオンラインサービスがLINEに進出している、コンビニやパチンコ屋、ドラッグストアーに飲食店、そして様々なEC店舗だ。

ECもすっかり日本に定着して、amazonや楽天無しで生活出来ない人も多数いると思うが(かくいう私もamazon無しでは読みたい本すらまともに手に入れられないと思う)、まだまだECが苦手な人、もっと言うと「インターネットを信用していない人」と言う層がかなりいると感じている。

今はオフラインビジネスの現場からは離れて毎日オンラインでコーヒー豆を売るにはどうしたら良いのかを考え、LINEに辿り着いたのだが、今現在僕のコーヒーを定期的に買ってくれているお客さんのほとんどがこの「インターネットを信用していない人」である。

分かりやすく言うと一通りSNSアカウントは持っていても、LINEの友達登録の方法が分からなかったり、Instagramのタグ付けって何?とか、電子マネーに抵抗感があるタイプの人達だ。

Newspics等の意識高い系のメディアを見れば、デジタルトランスフォーメーションやテレワーク、withコロナなど様々なバズワードが飛び交っているが少なくとも三重県いなべ市ではその影響は少なく、今日も軽トラで現金を握り締めて銀行に向かう人々がほとんどである。

そんな人達でも必ず利用しているのがLINEだ、何せ利用者数は8400万人(2020年7月時点)という驚きの利用率と、何よりSNSというより「コミュニケーションツール」として使われている点が他のインターネットサービスとの大きな違いである。

例えば昨今のポピュリズムとネトウヨの巣窟であるTwitterはいわば現代の2chだ。常に新しいトレンドを探して、大喜利の様にうまいこと言った人が一夜にしてフォロワーを稼ぐ。この世界は主に夜のお仕事や、友達未満他人以上の人とつながる時にはとても役に立つが、真面目に商売をしようと思うとちょっと使い勝手が悪い様に思える。

Facebookは日常の一コマを共有するだけのものなので、気合を入れた投稿も誰かのお弁当の写真や、旅行の思い出の中に埋没してしまう。

Instagramはマーケティングツールとしては今のところ最も優秀だと思うがどうしても発信が一方通行になりがちであり、文章での豊かなコミュニケーションを伝えるまでには至らない。

SNSと一括りにしても、これだけ差がある中でLINEの持つ相互コミュニケーション性は商売をする上では非常に有効なアドバンテージを持つ。

しかも僕が主に扱う商品は「コーヒー」という少し厄介な代物であり、実際に購入したとしても簡単に美味しく飲めるとは限らない。

分量や抽出器具、抽出温度などの様々な抽出条件によって味は変わるし、保存状態が悪くてもすぐに劣化してしまう。だからこそコーヒーは「買った後」が本当に大切で、そこにどれだけ寄り添えるかがとても大事だと考えている。

まだ誰もやった事のない領域なので、お手本も無く、誰かに聞くことも出来ないビジネスだけど、だからこそ自分が開拓する意義を感じる上に、日本のコーヒー市場において自分が一番したい問題である「コーヒーにまつわるめんどくささ」を解消するのにこれ以上に有効なツールは無いと思う。

2020年12月から正式にリリース予定なので、今既にコーヒーを買ってくれている人も、そうじゃ無い人も、より簡単に美味しいコーヒーライフを楽しんでもらえたら嬉しいなー。

まだ建設途中で注文は出来ませんが興味がある方は友達登録してみてね

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