さよーならまたいつか!(22)[バンコク編]
バスに揺られること約12時間、タイ北部の街チェンライからバンコクへと辿り着いた。
朝5時に着いたバスを降りると、もうすでにバスターミナル内は人で混雑していた。モーチットバスターミナル。チェンライの寂しさを忘れさせる人の数だった。
バンコクへ着いた。ハノイの熱狂が忘れられず、ある程度の喧騒を求めていたため、人の多さと騒音に少し嬉しくなる自分がいた。
まずはカオサン通りを目指す。宿がここから少し離れたところにあるため、バズで向かうには丁度良い目的地だった。
バスターミナルを出て、路線バス乗り場へ。カオサンロードと伝えると、すぐに理解してくれた。指示されたバスに乗り込みカオサンロードと伝え、ジャラジャラと集金用の筒を鳴らすおばちゃん(タイの路線バスには必ずいる集金係)に代金を支払った。
約8年ぶりのカオサンロード。バックパッカーの聖地に舞い戻ってきた。近くのトゥクトゥクのお兄さんに頼み、バックパック姿の自分とカオサンロードの写真を撮ってもらった。嬉しい。
とりあえず宿に行き、チェックインを済ませる。今回はMr.ハノイさんがおすすめしてくれた宿を選んだ。
リビングのような共有スペースとネパール人のオバチャンが焼いてくれるバナナクッキー(毎日)(大きくて食べ応え満点)が心もお腹も満たしてくれる良い宿だった。
とりあえず何か食べなければと思い、街へ出たが想像以上の暑さに疲弊してしまった。近くにある冷房のある店、、、。
歩いているとバーガーキングが目の前に。特に考えもせず、吸い込まれるように店内へ。「バンコク1食目がこれか」と一瞬よぎったが、今はそんなことはどうでも良い。貪るようにバーガーを胃の中へ流し込んだ。
美味いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!アァ美味い。
久しぶりに食べるチェーン店の味。人は疲れた時にこそ馴染みの味を欲するものなのだ(言い聞かせる)
暑さにやられ宿に戻る。何はともあれバンコクでの滞在がスタートした。