西洋占星術をベースにした 魔術 2
女性は「性の錬金術」の竃(かまど アタノール)である
人間はエデンの扉を通って楽園を追放された
エデンとは、まさしく性を意味している
エデンの楽園の扉とは性のことである
エデンの園に入場したい者は、その扉を探さなければならない、女性こそが、その扉である。東洋の神秘学徒はクンダリニーの覚醒について語っている
クンダリニーとは聖霊の神聖な火である。クンダリニーはペンテコステ(聖霊降誕祭)の火である。クンダリニーは、魔力を持った火の蛇である。クンダリニーは、巨大な力を有する火そのものである。
その強大な火は、ムーラダーラ・チャクラの中で眠っている。ムーラダーラ・チャクラは尾骨にある教会である。ムーラダーラ・チャクラは尾骨に存在する。ムーラダーラ・チャクラには、四つの花弁が十字を形つくっている
これが炎の剣である。(旧約聖書:エデンの園の生命の木への道を守るため、エデンの東にはケルビムと回転する炎の剣が置かれた。)この炎の剣によって、ノーシスの弟子はすべての力を目めさせ、地、水、火、風を支配する力を目覚めさせることができ、宇宙の司祭、宇宙の王になることができる
一本の管が脊髄に沿って存在しており、東洋の神秘学ではスシュムナー管と呼ばれている。この脊髄内のあるスシュムナー管には、細い神経経路が存在し、この管の中をクンダリニーは上昇する。クンダリニーがこの神経経路を上昇するにつれて、全ての神秘的な力が目覚めていく
クンダリニーの覚醒の秘密は次の行為に要約できる。男根を女陰の中に挿入して、精液を射出(射精)せずに離れることである。性欲を抑制することにより、精液(性エネルギー)は頭部まで上昇するだろう。このようにして、クンダリニーは覚醒する。このようにしてノーシスの弟子たちは神々になることができる。この性行為をゆっくりと時間をかけて行うのである。
この性魔術の交わりの間、マントラ「ディス、ダス、ドス(DIS DAS DOS)」を発声する。このマントラは、一節ずつを長く伸ばして唱える。ディースー、ダースー、ドースー
この性魔術を実践中に、アストラル界には両性具有者であるケルビムが誕生する。このケルビムは全てのチャクラを開発し、我々を神々に変える力を持っている
そのケルビムは男性のようであり、また女性のようでもある。紫色のチュニックは足元まで覆っている。この存在は完全なる両性具有者である。何故ならば男性器と女性器を有するからである。ケルビムは、二人が性的に結ばれた瞬間に誕生する。性の秘儀のエクスタシー(恍惚)の間に産まれるのである。
ケルビムはエデンの園に秘められた力を所有している、男と女は原罪を犯し、楽園を追放されたが、追放以前に持っていたパワーをケルビムは所有している。ケルビムはエデンの園の扉の鍵を持っている。性の秘儀のために性的に結ばれた男と女は、クンダリニーを目覚めさせて、全てのチャクラを開くように、心合わせてケルビムに命じなければならない。男と女が命じるならば、ケルビムは命令に従って、あらゆる魔術的な力を解放するであろう。神々の一人になりたいのであれば、一生の間、精液を一滴ですら漏らしてはならない。一回の射精であっても、この「マグヌム・オプス」大いなる業を水泡に帰するのに十分である。この性の秘儀は、法的に結ばれた夫婦の間でのみ行うことができる。