西洋占星術をベースにした 魔術 5


人間の頭部というものは黄道帯にある12星座の眩い光が巡っている世界である。王冠のチャクラ、サハスラーラ(sahasrāra)は「千の花弁を持つ蓮の花」でありダイヤモンド(宝珠)の目である。王冠のチャクラはブラフマー梵天)の目であり、ダンマの目である。

このサハスラーラによって、自然界のアカシックレコードを研究することができる。またエクスタシー(恍惚)すなわちサマーディを通して、私たちを神々の世界へと誘う。.このチャクラは夫と妻による性魔術を熱心に行うことによって目覚める。松果体を目覚めさせる者は、誰でもおそるべき力を持った魔術師になる。

このダイヤモンドの目を開く者は、誰であろうとガリラヤの聖なるラビ(イエス・キリスト)が布教の道すがらに行ったような不思議で驚くべき業を行うであろう。このサハスラーラ・チャクラの花弁は千枚である。人がクンダリニーを目覚めさせて頭部にまで上昇させた時、王冠のチャクラは花開く。このチャクラは“ヨハネの黙示録”の第七の封印である。

クンダリニーを目覚めさせて頭部にまで上昇した者は、インティモと一つになり、おそるべき力強い一柱の神に変身する。霊魂がインティモと一つになる時、人は一位(いちみ)の天使に変わる。全てのチャクラは脊柱管とつながっている。7つのセンター(エネルギーの中枢)が脊柱管に存在する。これら一つ一つのセンターが相応する7つのチャクラ一つ一つに関係する。7つのセンターこそ黙示録で語られている7つの教会のことである。それらは子羊が炎の剣によって開いていく7つの封印のことである。それらは私たちを神々に変身させるために、クンダリニーが開いていく7つの封印のことである。

わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、

巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、

七つの封印で封じてあった
ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか」と呼ばわっているのを見た

小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。

すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた

また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」

小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた

そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた

小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た

彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか

すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された

小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり、月は全面、血のようになり、天の星は、いちじくのまだ青い実が、大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた

天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした

そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ

御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか

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