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「仕切ることでつながろう展」へ行ってきた

東大阪の共和鋼業さんはひし形金網の製造をしている。

普段の生活でひし形金網は必ず目にするのだが、多くの人は全く意識をしていない。
「ほら、公園の緑の…」といえば、ようやくピンと来る人も多いだろう。

そんな私が、今や
「誰よりもひし形金網を身につけるおんな」となったのは、2022年の東大阪市で開催された「こーばへ行こう!」のワークショップで共和鋼業さんへ伺ってから。
社長自ら
「誰よりもひし形金網を愛する男、ヒシオ」と名乗り
ブレスレットや指輪、バックまでひし形金網で決めている。

こちらがそのカバン。なんておしゃれなんだろ!

ひし形金網は網であるのに編み込んでいないので伸縮性があり反物のようにくるくる巻いてコンパクトに運ぶことができる。
フェンスの他にも落石防止にも使われていたり、危険防止の役割も担っている。
「すごいな、ひし形金網!」
ということで、私もいつしかひし形金網に惹かれるようになった。

金網のドレスを作り
ついには金網の帯まで締めた

前置きが長いが
そんな「ひし形金網好き」の私が気になる展示があり
先日行ってきた

「仕切ることでつながろう」展
DNP プラザにて7月27日まで開催。
大日本印刷 
近畿大学
共和鋼業の3社が
未来社会のインターフェイスをひし形金網で表現するというもの。

未来社会のインターフェイスはインターフェンス®️?


フェンスの使い方といえば「仕切ること」
いわば気配を隠すこと。
しかし、こちらの展示では
気配を隠す気配りと仕切りでつながりを感じるフェンスの使い方を体感できる。

こちらの金網には、ひし形のプラスチック板が嵌め込まれ角度により見え方が変わるというもの。

顔の表情まだわかる
こっちは人の気配も感じない
このように角度で見える範囲も変わる

恥ずかしながら
印刷とは紙に刷るものしか思い浮かばず
身近な壁紙、家具や外壁、建築物にも印刷の技術は使われている。
仕切りや目隠しに使う色は
濃いめより淡い白の方が光の加減で目隠し効果が上がることに気づく。
大日本印刷さんの色の実績
作れないひし形金網はない共和鋼業の技術力
近畿大学の知が加わり
訪れる人それぞれの感性で完成する
「インターフェンス®️」が見つかる。

こちらの
市ヶ谷DNP プラザでは展示のほかに
ふらっと使えるカフェと書籍も充実している。
地域の人々の集うコミュニティスペースとして活用されている。

奥にカフェがある
カフェ

誰かいるけど心理的にパーソナルスペースは確保されているのは
パーテーションの色使いに工夫がされているから。
暗い色より白っぽい方が光の加減で見えにくくなるんだと説明していただいた。
そんな色使いも
「仕切ることでつながる」手法のひとつだ。

色鮮やかな金網ピースの前で
ひしピース
ひし形金網を2枚使いのフェンス
塗料を変えるだけで印象も変わる
もう編み物の世界である
金網の目にスポンジポールを入れただけだが
いろいろ遊べそう
外を歩く人を金網の色で見え方の違いを実験

期間中は
「誰よりもひし形金網で遊ぶ時間」を満喫してほしい。

大日本印刷生活空間事業部
永井さま 吉倉さま
お忙しいなか
アテンドいただきありがとうございました。



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