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ここ1年くらいで読んだ本の感想を軽く

通勤電車が10分くらいになってから本を読む機会がほぼなくなったので、月1冊くらいは本を読もうと去年くらいからいろいろ読んでいます。
好きだった本の続編が出るのでnoteに書きたいなと思って、おもしろかったものを5つ選んでみた。
なかなか読み進まない本は、途中でもいったん置いて、ほかに興味が出た本を読むようにしています。どうしても無理なものは読まないこともある。合わないもんはしょうがない。
なんか読むものないかな、というときの参考になれば。


おもしろかった5選

爆弾/呉勝浩

ここ1年で一番おもしろかった。対話の中の駆け引きにどんどん引き込まれて、やめどころが難しいほど。続編が出るんだっていうもんだからすぐ予約しました。めちゃくちゃ楽しみ。

砂の王国/萩原浩

「どこか雰囲気のある浮浪者」を「カルト集団のカリスマ指導者」に仕立て上げようとする人の話。カルトがどうやって形成され、どうやって「信者」の心を支配していくか、無理やりっぽいところもあるけど、実際も多分こんな感じなんだろうなと思う。恋は盲目というけど、信心も盲目にさせる力がある。

イン・ザ・プール/奥田英郎

「ドクター伊良部」シリーズの1作目。2作目「空中ブランコ」は直木賞作品。伊良部のキャラクターが抜群で、看護師さんも最高。シリーズ全部おもしろいのもすごい。読んでいて元気になれるので、夏バテ気味の人にもおすすめ。

鵺の碑/京極夏彦

ついに出た! 待ってたシリーズ最新作。京極堂の出番は少ないながら、初期作品に「これでもか!」というほどあった「妖怪うんちく」がしつこくない程度に抑えられていてものすごく読みやすくなった。一度シリーズから離れてしまった人にもおすすめ。

笑うマトリョーシカ/早速和真

ドラマがおもしろかったので、原作が気になって読んでみたら、しっかりおもしろくて良かった。ドラマは主人公の年齢設定や家庭環境などけっこう変えられているんだけど、原作の要素を少しずつきちんと消化していってるので、どういう展開になるのか楽しみ。ドラマが気に入った人にはものすごくおすすめ。

本読むのが苦手な人、中山七里作品はいかがですか

難解な言葉や表現がほとんどなくて、会話で進んでいく展開も多いので、読書あんまりなあという人にも読みやすいと思う。映像化も多くされているので、好きな作品の原作を読んでみる、という手もあり。
「護られなかった者たちへ」「テミスの剣」とかおすすめです。


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